最近、微妙に流行りつつあるローストビーフ丼ですが、筆者(YELLOW)的にはさして欲していない感は否めません。
まず、ローストビーフはパンには合うけど米には合わない気がするのと、牛肉は高いので丼としてはボリュームに欠けてしまう等、他の丼に比べて微妙な気がするからです。
いつの間にか牛肉専門店が出来ていた件
そして、いつもように秋葉原をクルージングしていると、いつの間にか牛肉専門店的な何かが出来ている事に気が付きました。
しかも“牛カツ”と“ローストビーフ丼”的な何かがあります。
店の名前は『ミートマニア』で御座います。
なお、神のイタズラで風に揺れて暖簾の文字が“ニートマニア”になってしまった件は気にしないで下さい。
『ローストビーフ丼』(880円)を所望する!
とりあえずクッソ暑いので店内に入ってみましょう。
店のドアが開放されているので、冷房無しかと思ったら普通にエアコンが効いていて快適でした。
メニュー的には牛カツ的な何かも気になるのですが、予算の都合で『ローストビーフ丼』一択で御座います。
店内は食堂と言うよりはイベントスペースっぽい雰囲気ですが、どうやら牛肉メニューを提供するのはランチタイムだけであり、その後はエンターテイメントカフェで夜はバーみたいな驚異の“三毛作”の営業形態な模様です。
カウンターで注文し番号札を受け取って待つスタイルですが、初見の人には一瞬戸惑う要素があるかもしれません。
『ローストビーフ丼』を食す!
整いました。
ほぼほぼメニュー写真と同じビジュアルでして、ボリューム的にも予想通りではないでしょうか?
ビジュアル的には『ローストビーフ丼』っぽい感じで、なかなか食欲をそそられる気がします。
卵を崩して食べるべし!
そして、コッチ系の丼ではお約束っぽい卵の黄身を崩して頂きます。
ここら辺も想定の範囲内、特に盛り上がる要素はありませんがディスる要素もありません。
ダブルオニオンソースとは?
今回、筆者的に気になったというか“ダブルオニオンソース”ですが、ちょっとダブルな部分がピンと来ない感は否めないでしょうか? とは言え、ローストビーフの丼的な物は
「ソースが命!」
みたいな部分もあるのですが、このダブルオニオンソースはローストビーフにマッチングしている予感です。
強いて言うなら、筆者的には「ソースが甘いかな?」とも思うのですが、逆に甘い方が好きな人も居ると思うので、これはこれで正解かと存じます。
今回は普通盛りですが、御飯の量は丁度良い感じでしょうか?
流れ出た黄身とソースが合わさって、いい感じになっています。
『ミートマニア』 総評
若干、まだ“生まれたての仔牛”くらいの『ミートマニア』ですので、あまりシバキ倒すのは心が痛むのですが、逆に清く正しく美しく成長して欲しいので、あえて言おう!
「全体的に普通過ぎて逆に難しい予感!」
某ローストビーフ丼の店、某牛カツの店と比べても牛的には遜色ない『ミートマニア』ですが、逆にそれ以上の何かがあるのかと言われると難しい予感です。
それなり普通にまとまっていてディスる要素は無いのですが、普通過ぎて盛り上がる要素に欠けている感は否めません。
あと、ライス大盛り+100円とか味噌汁別売り50円だと、値段に敏感な人達には敬遠される可能性大でしょうか?
まあ、商売でやっているので採算性を考えた上での価格かと思いますが、恐らく味噌汁の需要は確実に少ない予感です。
他にもローストビーフなどに使う原材料の牛肉が高いから仕方ないのですが、肉増しで1280円、ダブルで1780円は高く感じてしまうので、ここら辺も一工夫欲しい所ですね。
せめて普通の奴と肉増し、ダブルを並べた写真でもあれば、イメージが沸くのでオーダーする人も居るかもですが、ボリュームも掴めないまま1780円を突っ込むギャンブラーは少ないと思います。
秋葉原的には“デカ盛り”でもブチかましておけば、それなりの需要はあるはずですが、原価の高い“牛肉縛り”にしてしまった結果、独りSMプレイになってしまった予感です。
一応、ドヤ的なメニューで『パクチー丼』(980円)もあるのですが、看板メニューとしてはチカラ不足ではないでしょうか?
都内には鬼盛りのパクチー丼があるので、話題性を狙うなら都内ナンバーワンの“パクチー盛り”にしないと意味がなく、現状では
「ちょっとパクチー食べたいかも?」
くらいの微妙なライトユーザー層にしか需要がない可能性は否めません。
まだ牛カツは食べていないので分かりませんが、ローストビーフに関しては某ローストビーフ丼の店の安い方(オージービーフ使用)と同レベルですので、並ばない分だけ選択肢として有りな気はするのですが、逆に話題性では負けているので何かしらのアピールポイントが欲しい所ではないでしょうか?
ローストビーフを使った丼として負けていないので、どうにか盛り上げたい筆者ですが、現状では“この店のココが凄い!”みたいな尖った部分が無いので難しいと思った次第です。
と、言う訳で値段的にも味的にも普通って評価になってしまった感じですが、並ばずに入店出来てエアコンも効いているので、みなさんも是非一度『ミートマニア』を試してみて下さい。
『ミートマニア』
住所:東京 千代田区外神田3-6-17 セブンスヘブン1F
営業時間 11:00~15:00
定休日:謎
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
コメント
コメントを書く