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KAKU-tail THE@TER 提出作品 「砂の舞う時」と参加に当たって徒然

2019/02/16 19:07 投稿

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どうもはじめましての方ははじめまして。お久しぶりの方はご無沙汰しております。
ケントゥリオPです。

実はこの度、KAKU-tail THE@TERに参加させていただきました。
まずは作品が載っている3-C枠をご覧ください。(ほかにも高クオリティの動画ばかりなのでよかったら別の枠もぜひ)



また単品でもうpっていますのでそちらもご覧ください。




〇 参加した際のあれこれ

さて、まずは今回の参加に当たって徒然と。
先年、あのニコマスの名企画「KAKU-tail party」がそれはもう久方ぶりに復活するという話を聞いた時、ウソm@sを主催企画運営した身としては大変喜ばしいことだなぁと思いました。
そして、応募が始まった当時、「恐らく選出されることはないだろうなぁ」と思いつつ、何となく記念的な意味も含めて申し込みだけしたところ。

なんと受かってしまったという。
えぇ、企画運営から選出メールが届いたときはそれはもうえらいびっくらしました。
本当?何かの間違いじゃないよね?等と思いつつ、与えられたお題を確認したところこちらは「砂」、担当アイドルは「高山紗代子」ということに。

お題の「砂」については、スパッとイメージと方向性は決まりました。
それはもう何かお題を見た瞬間に浮かびました。何かが降りていたんでしょう。
担当アイドルの紗代子さんもメイン担当というわけではなかったのですが前々から興味を惹かれていて、ある程度プロデュースしながらリサーチしていたアイドルだったのでこれも幸運でした。

問題はここから。
「KAKU-tail」という企画は、その与えられたお題と二分という尺からPV風動画やそれに類する作品が主流です。

で、私は一介の、凄い編集技術等もない精々中堅どころの架空戦記Pでしかないわけで……。
ゲーム画面をキャプチャして映画トレーラー風動画にしたり等はしていましたが、純粋なアイマスはほぼ経験がないものでした。
(もっとも最近はリアル多忙に加え、立ち絵製作や企画運営、架空戦記やノベマスを紹介する生放送等で動画はうpれていないのですが……)

「とはいえ、折角久しぶりのニコマス一大企画なのだから何か新しいことや架空戦記Pではない予想外のことに挑戦したい……」と考えたところ、これまでちょいちょいイラストを描いたり、近年は立ち絵改変をやって配布したりということをやっていたのでちょうどいい挑戦になるかもと手描きイラストMAD風にしました。

しかし、今度はリアル事情が厳しく12月初めから1月中はかなり忙しく海外出張も幾度も重なり(当時ほぼ世界一周半していた)、製作時間が全く取れないという事態に陥り、1月中には出張先のホテルでペンタブ握って描くということもあったりしました。
これについてKAKU-tail THE@TERの主催運営の皆様には相談に乗っていただき、対応して頂けたので何とか形にはなりましたが……。本当に助かりました。


〇 動画について
とりあえず作った人はこんな感じに考えてましたくらいのものです。

時の砂は、常に何かを行う度に(また何もしなくとも)消費され、流れ落ち続ける。
あなたはその砂が落ちきる前に、その中に埋もれずに、何者かに成れるだろうか。
何事かを成し遂げられるだろうか。


この作品を作るにあたって、念頭に置いたのは「高山紗代子を表現する」ということでした。
当たり前のことなのですが、やはり、担当を任されたからには彼女を下敷きにするのではなく、彼女を主軸に彼女自身を表現するような作品にしたかったのです。


高山紗代子さんは、765プロのオーディションに受かる前、ただひたすらにオーディションに挑み、落ち続けていたらしいことが公式やスピンオフで示唆されています。
端的に言うならば、今回の作品はその頃の紗代子を中心とした世界観で作りました。
また私は歴史系架空戦記Pですが、その看板から来る視聴者さんの予想を何とか裏切りたいという考えもありました。果たして上手く裏切れただろうか…。
あんまり事細やかに説明するのもアレかなぁとも思うのですが、以下に徒然と語っていこうかと思います。

動画構成と編集自体はシンプルです。
というか私の技術ではそんな凄いの無理でしたハイ。

曲はAlice・Chaterの「HourGlass」です。
タイトルがずばり「砂時計」であり、私の製作するイメージにぴったしだったのと歌詞や曲調、独特のPVも相まって元々好きな曲の一つでしたので即採用しました。


紗代子が廊下にあるドアを潜った先、それは砂時計の中、そして紗代子が踏み入れようとしているアイドルの世界です。
砂の地が広がる中、空に浮いているのは765の面々を始めとした"成れた""成し遂げた"アイドル達。最初の三枚だけ春香、美希、千早(何のカードか当ててみてね!)を描きましたが本来、以後背景にある浮いている枠の中には1枚1枚アイドルがうっすら描かれてるはずだったのですが製作時間の都合上、省略しました。(後々全体として見てみると淡白な色合いと描写によく合っていたのでこれはこれでいいかなと)






砂地の中にいる審査員達はアイマス世界において絶対の選定人です。
彼らのお眼鏡に適わない限り、挑戦者は何者にも成れず、何事も成し遂げられません。
コメント等でもありましたがここで繰り広げられるのは疑似的なオーディションです。


挑む紗代子の周囲に砂が舞うのは、彼女がその時間という資源を使っているからです。
私たちは何かを行うにしても、何もしないにしても常に時間という資源を消費しています。
特に彼女たちアイドルは若さと青春という実に貴重なものを使用しているのです。

(ここのイラストは今回で一番上手くできた一つでお気に入り)

そして、歌いだす彼女と周囲が砂が払われるようにライブ光景へと移ります。
ここでそれまでの淡白な色合いから急に色が付くのは、紗代子がそれまで何者でもない特徴もないただのオーディションに挑む女の子から一人のアイドルとしての力量、その片鱗を見せるからです。秘められた実力はあるわけです。

(お察しの通り、ここら辺のお絵描きが一番大変でした。サイリウムが死ぬかと思った。途中で上手く手抜きの方法思いついてよかった)(また砂が晴れるようなエフェクトの部分が超重くて編集が大変でした)

今までの紗代子が眼鏡のみで、この時のライブ風景の紗代子に眼が描かれていないのは様々な意味があります。
例えば今の彼女はアイドルを目指しつつもまだアイドルに成れていないということから達磨の眼が入っていない状態。
また紗代子は眼鏡を通して現実を見ているわけですが、この時の彼女はまだアイドルの世界を実際には見ていないし、まだ見えていない。彼女自身にも曖昧な、未知の世界です。
また同時に碌に物が見えていない中、愚直にひたすらに進み続けているという意味でもあります。
眼というのは、リアルでもイラストでも心情と意志を強く表現するものです。
しかし、この作品における紗代子はただがむしゃらと言っていいものであり、それに欠けている時期なので描きませんでした。欠点のような受け止められ方をされそうですが、魅力と欠点は表裏一体です。がむしゃらでも進み続けられるというのが紗代子の大きな才能であり、魅力でもあるのです。それは後程。


そのような状態ですからいくらアイドルとしての片鱗を見せたとしても、審査員達は冷徹です。勿論、落選します。(最初の方のドアのとこ見ていただければわかりますが滅茶苦茶力が入り過ぎている状態なのでそこら辺で厳しく言われてそう)




その後、紗代子が握っていて、足元にも増えていくのは落選のお知らせ用紙です。

(これ、どうにも分かりにくいのではないかと思い、赤色にでも塗ろうかともしたのですが唐突過ぎるとも感じるし、製作時間もないしでこのままにしました)

落選を重ねるにしたがって彼女の周囲に砂が溜まっていきます。

(このシーン、最後は彼女の足首も埋まってなければいけないんですがこれも製作時間の都合上以下略)
落選を重ねる中でもただ砂は落ち続けます。
時間を消費し、時間は流れ続け、砂は溜まり周囲は埋もれていく。
やがて、このままでは彼女"も"埋もれるでしょう。

そう、煌びやかな空に浮かぶアイドル達、その下の砂には数多くの成れなかった者、成し遂げられなかった者達が埋もれているのです。

(この一枚もお気に入り)


(これもお気に入り)
それでも紗代子はいつかあの浮かぶ者達の中に入るべく砂を舞わせ、砂の世界の中を歩き始めます。砂に埋もれる前に。埋もれないように常に挑み続け、歩き続けながら。

そうして、これから彼女は長い長い迷走と挑戦を繰り返し、砂時計の中の砂の世界をさまよい続けるのですね。




紗代子さんの初期の最大の魅力はド根性ともいえるバイタリティだと思います。
それは彼女自身の弱さを守る為の、時折、逃避とも思える愚直さでもありますが、それでも愚直でもがむしゃらでも挑み、進み続けられるというのは大きな才能であり、魅力であり、力だと思うのです。そうして、諦めずに挑み、歩き続けた結果、彼女は765という世界に入れたのですから。
砂時計の中の世界、いつしか彼女の煌びやかなカードがその空に浮かぶのです。


という感じの作品でございました。
勿論、ここにも語り切れない思いや狙い(最後の砂に埋もれてる眼鏡のとことか)もありますが、どうにも上手く文章にできないのでこんなところで。

この作品を作るに当たり、一から紗代子さんのコミュを見、彼女の今までをリサーチしてきましたがおかげで高山紗代子というキャラクターがますます好きになれたと思います。
また思い切って挑戦したおかげでイラストや動画構成についても大きな学びとなりました。
今後も精進したいと思います。

色々と大変でしたがやはり、KAKU-tail THE@TERに参加できてよかったです。



centurio_P:ケントゥリオP






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