ダイエットに何度も挫折しつつ「毎日デスクワークだから、運動不足で太っちゃうのは仕方ないのよ」――。そんな風に自分に言い訳していませんか?
最新の研究によれば、例え毎日8時間デスクワークしていようとも、そのことと肥満とはあまり関係がないということがわかったのだそうです。
この直視しがたい現実については、兄弟サイト「ライフハッカー[日本版]」で紹介されていました。
米誌『US News』によれば、カナダにあるオタワ大学の医学博士Yoni Freedhoff氏が、中国に住む男女約50万人を対象に「1日の運動量が体重に与える影響」を調査したとのこと。
「参加した被験者は1日の運動量を仕事、家事、移動、余暇といったカテゴリに分類して研究者に報告しました。データを集めたところ、予想外の結果となりました。大幅に運動量が増えても、体重の減少は確認されなかったのです」
この研究結果では「体重を4.5キロ減らすためには通常と比べて6倍の運動量が必要で、22キロ減らすためには30倍もの運動量が必要」とも述べられています。つまり肥満解消のためには、デスクワークのせいで運動不足であることを嘆くより、食生活を見直すことなどの方が優先度が遥かに高いということです。
「デスクワークだから仕方ないよね」と体重計の数字を仕事のせいにすることができなくなってしまった今、改めてダイエットの方向性を見直す必要がありそうですね......。
photo by Thinkstock/Getty Images
(文/編集部・吉川)