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なんでも根拠なくNO! を突きつける「否定人間」の傾向と対策

2013/05/29 19:09 投稿

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他者からの否定、受け止めるのは難しいですよね。否定されて、自信を失うこともあれば、傷つくこともあります。今回は、なんでも根拠なしに否定する「否定人間」への対処法をご紹介したいと思います。


■否定人間に洗脳される必要はない!


私はかつて、お客様Aさんに将来について質問をされたことがあります。私は「ライターの仕事をしたいと思っています」と答えました。するとAさんは「それは無理だ。他の道を探した方がいいよ」と。彼は、何か根拠があって否定しているわけではありません。また、本当に心配して「他の道」と言ったわけでもありませんでした。Aさんは未来が見えるエスパーではないはずなのに、なぜ無理だとわかるのだろうと疑問に思ってしまいました。


無責任な否定を真正面から受け止めていたら、今の私はなかったわけですから、どうでもいいような否定によって可能性を摘まれるなんて、できる限り避けなければいけません。他者からの否定に感染して、できたかもしれないことまでできない状況に陥らないよう、否定人間とのコミュニケーションは最小限に抑えたいところです。


■否定人間は変化が怖い小心者!?


みなさんは、「否定人間とは、一体どういう人たちなのか?」考えたことがありますか? 彼らを観察していると「変化への恐怖」を感じている人たちのように見えます。


私を否定したAさんは、周囲は変われるのに、自分は変われないということへの「ジレンマ」と、変わらず今の場所に居続ける「恐怖」があったようです。あなた周りの否定人間も、変化を恐れる小心者の可能性が高い! 他者を否定することでしか自己を確立できない「かわいそう」な人と言えるかもしれません。


私は、根拠なく否定してくる相手に対しては、「自分の世界に閉じこもったかわいそうな人だ」と思うようにしています。こう思うだけで、相手に対しても、否定された事実も、ムキにならずにスルーできるから不思議です。バッサリ否定された時に、1度、試してみることをおすすめします!


■ 自分が否定する時は根拠を示して


では、自分が相手を否定しないといけない場合はどうするか。仕事などの場面ではどうしても相手の意見を否定しないといけないことがありますが、そういう時にただ「ダメです」「それは無理です」と言うだけでは、相手の目にはあなたが「否定人間」と同じに映ります。相手は納得しませんよね。


例えば、部下から提案された企画を否定しなければならない時には、部下が納得できる根拠を示すしかありません。それも、「なぜダメなのか」が数字で示されると納得しやすいです。「数字的に無理なのだ」と伝えるということは、つまり、「感情で否定したわけではない」と示しているのと同じだからです。


「完璧な企画を上司が邪魔した」と思う部下がいないとも限りませんが、例えば「予算的に無理」「期間が足りないからできない」など、根拠となる数字を示すと、相手は納得するしかありません。そして、否定の理由に納得できれば、否定された部分を補う新しい企画が生まれる可能性もあります


否定は、相手にマイナス感情を抱かせやすい行為です。だからこそ、きちんと根拠を示し、お互いに納得できるまでコミュニケーションをするのが一番ではないでしょうか。


photo by Thinkstock/Getty Images


(文/岡田愛香)

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