メイクアップブランド「M・A・C」が、2013-14年秋冬「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」でメイクを手掛けた「ヴィヴィアン・タム(Vivienne Tam)」コレクションショーのバックステージに潜入してきました!
ショー本番直前までバタバタと切り替わるスケジュール、リハーサル、ヘア、メイク、ネイル、そして撮影......と多くの人々がその場で時間とスケジュールを見極めて動いていく様子を目の当たりにして、ショーとはまさに生ものと実感!
今回はそんなショーメイクのなかから、日常でもぜひ取り入れたいメイクテクニック3点をご紹介します。
オトナの女性に欠かせない、落ちないリップの作り方
今回のショーでキーとなるメイクアップアーティストを務めた「M・A・C」のアンバー・ドレドンさんによると、肝となるのはリップを乗せる前に必ず「リップ ペンシル」を使うことだそう。
リップの色と同系色のリップ ペンシルで、自分の唇の形に沿って縁取り、中を塗りつぶしたあとにリップをのせます。この時、特に落ちやすい箇所となる"口角"をきちんと縁取っておくことがポイントなのだそう。
こうすることでリップのモチが良くなるだけではなく、口角が上がり締まって見える効果があるとのこと。今回のショーではダークなレッドリップが印象的ですが、普段使いできるレッドリップでは「リップ ペンシル ビート」と「M・A・C ミネラライズ リッチ リップスティック レッド コケット」がオススメだそうです。
さり気なく、でもしっかり締めるアイライナーテク
アイラインは、上瞼半分ほどの位置から目尻近くまでキワに引き、目尻はさり気なくハネさせます。この時一気には引かず、一度目を開けて指でアイラインを引く位置を確認すれば、強すぎる目尻のハネ......という失敗を防ぐことができます。
また下瞼の目尻側3分の1ほどに、リキッドやジェルアイライナーで細くラインを引いてぼかすと目元が締まった印象になります。ショーで使われたジェルライナーは「フルイッドライン ブラックトラック」。瞼のキワに細く引くことができますよ。
フレッシュで立体的な顔立ちに。ハイライトを入れるべき4箇所
ハイライトは肌をキレイに見せてくれるだけではなく、凹凸がある箇所に上手く乗せればより立体的な顔立ちに見せることができます。そのポイントとなる4箇所がこちら。
・頬骨の上
・鼻筋の上半分
・鼻下から口の上にある溝
・あご
「鼻下から口の上にある溝」にハイライトを入れるのは、驚きのテクニック! ショーではライトが当たる箇所にハイライトを入れ、より立体的に見せることは鉄則ですが、入れる位置さえ押さえれば日常生活でもさり気なく取り入れられそうですね。ショーでは「M・A・C」の「ミネラライズ スキンフィニッシュ ソフト アンド ジェントル」が使われていました。
メイクアップアーティストたちの手元には、写真のように手書きのメイクアップディテールが......。この一連の流れを手早くこなすプロのテクニックを、ぜひ動画からも盗んでみてくださいね!
(撮影/宮下潤、取材・文/編集部・寺田)