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ランチも飲み会も嫌...マイペースな新人たちとの距離をどう縮める?【お悩みキャリア相談室】

2013/04/18 13:06 投稿

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友人や家族ではなく、その道の"プロ"に相談がしたい――。


そんな働く女性のお悩みに答える新連載「お悩みキャリア相談室」では、Women's Career代表、キャリアカウンセラー、ライターでもある田中美和さんが、読者のみなさんのお悩みに答えます。


第6回目のお悩みは......


40代の管理職です。昨今は、ちょっとしたことで"パワハラ"と言われてしまい、部下や後輩をランチに誘うのも難しいです。「お昼はお弁当なの?」と聞くだけでも、パワハラ......と噂される始末。若手とコミュニケーションをとって現場の声を聞かなくてはと思うのですが、昔のようにはいかないようです。


飲み会はもちろんランチに誘うのも難しい......となると、どうやってコミュニケーションをとれば良いのでしょうか。公私混同してベタベタする必要がないのはわかっていますが、とことんマイペースな新人たちとの溝がどんどん開いていくようで不安です。


【42歳、Yさん、東京都内在住、会社員】


歓送迎会やちょっとしたすき間時間に
〝ねぎらい″と〝傾聴″でコミュニケーションを


ランチに誘うだけで〝パワハラ″だなんてひどいですね......。ただ、上司と仕事以外の付き合いを極力避けたいマイペースな若者が増えていることは事実のようです。


職場でのコミュニケーションは、仕事上の指示出しやミーティング、人事考課面談など、業務上必要不可欠なオフィシャルなものと、ランチや飲み会などのアンオフィシャルなものとに分かれます。オフィシャルなコミュニケーションだけだと、部下との付き合いも表面的なものになりがち。本当の意味でその部下が抱えている思いや考えを聴くには、やはりアンオフィシャルなコミュニケーションも不可欠となります。


アンオフィシャルなコミュニケーションの中でも、半ばオフィシャルに近いのが職場の歓送迎会です。Yさんの職場では、歓送迎会の機会はありますか? こうした機会を利用するのも手です。


歓送迎会では話のついでに部下の仕事のやり方に対して「もっとこうしたら...」とアドバイスしてしまったり、「私たちのときはね......」と自説を披露してしまったりする上司の方も多いようですが、これでは部下が心を開いてくれません。


「○○さん、いつも頑張ってくれているよね。△△の件は、けっこう大変じゃない?」などと、労をねぎらいつつ、抱えている状況に耳を傾けてみましょう。「ねぎらう」というのと、「聴く(傾聴する)」というのがポイントです。人は誰だって自分を認めてほしい気持ちが強い生き物です。話を聴いてもらえるというのは、最も自分が受け入れられたと感じる瞬間の1つです。


この他にも、ランチや飲み会のように外で飲食することだけがアンオフィシャルなコミュニケーションではありません。例えば、クライアント先への移動中の電車やタクシーの中、ミーティング開始前のすき間時間、エレベーターを待つ時間など〝スモールトーク″をする機会はいくらでもあります。こうした機会にも〝ねぎらい″と〝傾聴″を軸にコミュニケーションを取ってみてくださいね。


photo by Thinkstock/Getty Images


(文/田中美和)


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