連載「おしゃれさんの輪」では毎回、ちょっとステキなおしゃれさんをご紹介します。そして次回に登場するのは、前回の方にご紹介いただいた次なるおしゃれさん。こうしておしゃれさんの輪はどこまでも続いていきます。
第5回目のおしゃれさんは......
スタイリスト 小川ゆう子さん
ファッション誌『BAILA』で活躍中のスタイリスト小川ゆう子さんは、前回のおしゃれさんであるエディター坪田あさみさんが"おしゃれの先輩"という通り、自分に似合うものをよく知っている、ベーシックアイテム使いの達人でした。
ニット/アクネ スカート/シンゾーン ブーツ/アクネ バッグ/シャネル
――小川さんは昔からベーシックスタイル派ですか?
「アパレル業界に約10年勤めた後、スタイリストに転身しているんです。会社員時代はトレンドを追いかけていましたが、スタイリストになってから自分自身はどんどんシンプルになっていきましたね。昨年クローゼットの断捨離をして、『ドゥロワー』のニットのようにシンプルで素材のいいものは、何年経っても変わらず愛せることを改めて実感。今まで以上に、ベーシックなものを購入するようになりました」
――トレンドはどうやって取り入れることが多いですか?
「例えば、今日着ている『アクネ』のような旬のブランドから選ぶことが多いですね。トレンドを程よく取り入れた、ベーシックなカジュアルアイテムが多いので、いつもの着こなしに"旬"の要素をプラスしたいときは、つい手が伸びてしまいます」
――小川さんから見て、今のオトナ世代のファッションはどうですか?
「みなさんオシャレだと思いますが、年齢を気にして"年相応"な格好をするのはもったいないと思います。休日はショートパンツを履くこともあるのですが、"よく脚を出せるね"と言われることも(笑)。でも、ファッションは、自分が着たいものを着るのがいちばんだと思うんです。ただし、TPOを間違えてはダメ。そこをしっかり押さえたうえで、自分の好きなテイストを楽しんで欲しいですね!」
――最近のマイブームを教えてください!
「荷物が多いので大きいバッグを愛用していましたが、ふと、バッグの2個持ちもかわいいなと思って。昨年から2個持ちがブームです。この『シャネル』のバッグは10年以上前に購入したのですが、あまり使う機会がなくクローゼットで眠っていました。それが、昨年の断捨離で見事復活。ベーシックなデザインの底力をここでも実感しました。
でも、いざ2個持ちしようと思っても、書類などの大きな荷物を入れるオシャレな布バッグがなかなか見つからなくて。ナチュラル感が強いものはハイブランドのバッグとの相性がよくないので、大人っぽいものを探していました。そんなとき出合ったのが、この『ドゥロワー』のバッグです。地厚なので、安っぽく見えないところも秀逸!」
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【次回のおしゃれさん】
小川さんからバトンを引き継ぐのは、スタイリストの松野裕子さん。「トレンドをいち早く取り入れた、オトナかわいい着こなしの極意をぜひ、聞いてみてください」
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(撮影&取材/編集部)