■朝が弱い人必見! 進化したアラーム機能にも注目
まずはオムロンから発売中の「ねむり時間計」。ベッドサイドに置くと、睡眠中の寝返りなどによる寝具の動きをセンサーが感知して寝ついた時刻を判断。「ベッドに入ってから寝付くまでの時間」と「実際の睡眠時間」を測定できます。
たしかに、実際に寝付くまでの時間って自分では把握できていないもの。リアルな睡眠時間を知ることで、生活習慣の改善にも役立ちそうですね。Androidアプリと連動して、毎日の睡眠データをグラフ管理できるのもポイントです。
便利な目覚まし機能も備えていますが、スゴイのは、設定時間の30分前から寝具の動きによって体が起き出したことをセンサーが感知し、目覚めやすいタイミングでアラームが鳴ること。寝坊常習犯にはうってつけかも!?
■「眠りの質」までチェックできる睡眠計
オムロンからは、もうひとつ発売中の「睡眠計」も。こちらも基本機能はほぼ同じで、睡眠中の寝返りや胸の上下の動きなどの体動を電波センサーが感知し、実際の睡眠時間を測定。さらに睡眠中の体動の頻度をもとに、眠りの質を3段階の「ぐっすりレベル」で算出してくれます。
ちなみにこの電波センサー、災害時に瓦礫の下などの救助活動で使われる機能を応用することで、睡眠中のわずかな身体の動きを感知しているのだとか。
■ベッドの下に敷いて使う「マット型睡眠計」も
いっぽうタニタからは、ユニークなマット型の睡眠計「スリープスキャン」が発売中。挿入口にSDメモリーカードをセットした状態で布団やマットの下に敷くと、マット内のセンサーが睡眠中の身体の動きや呼吸、脈拍などを感知して睡眠の状態を測定。起床後にSDカードをPCに差し込み、専用ソフトで睡眠時間をグラフ管理するというもの。
SDカードを抜き差しするひと手間はあるものの、睡眠状態を点数で評価する機能があるので、良質な睡眠を心がける励みになりそうです。
このほか、米国でヒットしたコンパクトなクリップ型の活動量計「Fitbit」(上位モデルに睡眠計機能を搭載)が、この3月に日本初上陸を果たしたばかり。追随した新製品がまだまだ登場しそうな睡眠計、今後注目の家電ジャンルですよ!
(文・編集部/田中)