皆さんは「胡粉」というのをご存知でしょうか? 日本画好きの方にはおなじみの用語ですが、胡粉とは貝殻の粉末から作られる白い顔料のことなんです。
この胡粉という天然素材を利用したネイルのお店が京都にあります。
「上羽絵惣」は宝暦元年(1751年)に日本画用絵の具専門店として創業しました。創業以来から取り扱っている胡粉を原材料の一部として開発されたのが「胡粉ネイル」です。
「胡粉ネイル」には有機溶剤が含まれていないので、例のツンとした刺激臭がありません。また、水溶性なので、除光液の代わりに消毒用アルコールで簡単に落とせるとのこと。小さいお子さんのいる方や、敏感肌で除光液が使えない方でもこれなら大丈夫ですね。
カラーバリエーションも豊富で「水藤」「紫苑」「京紅」など和風なネーミングもかわいらしいです。控えめな発色でナチュラルな仕上がりなので、派手なネイルがNGな職場にも塗っていけそう。またネイル完全NGの職場にお勤めの方でも、アルコールで手軽に落とせるので"週末限定ネイル"として楽しんだりもできますね。
そしてこの度こちらのお店で新発売となったのが「胡粉石鹸」。
「舞妓さんのような白い肌」「京都らしさ」「女らしい艶やかさ」の3つをテーマに、京都の石鹸専門店「京都しゃぼんや」と共同開発されたそう。
無添加で全て良質のオーガニック天然植物油を使用し、さらに香料(精油)にも徹底的にこだわり、それ以外の成分も全てが天然または天然由来成分とのこと。また、真珠パウダーを贅沢に配合し、香りは京都産椿油をベースに「京」をイメージしたとのことです。
何とも特別感のある石鹸ですね。
胡粉ネイル、胡粉石鹸で艶やかな京美人を目指してみませんか? ネットでの注文も可能ですので、是非とも公式サイトをチェックしてみてくださいね。
[上羽絵惣]
(文/六島京)
六島京秋田県出身、京都在住。臨床検査技師免許を持ち、某法医学教室にて解剖補助の経歴を持つ。推理小説、京都、B'zをこよなく愛し、推理作家を目指して奮闘中。尊敬する推理作家は横溝正史、江戸川乱歩、有栖川有栖、綾辻行人。