スマートフォン連動型の家電、いわゆる「スマート家電」は、ここ数年で続々と新製品が登場している注目の家電ジャンル。たとえばパナソニックは、AV機器や白物家電、美容・健康家電など、計12製品のスマホ連動型家電を発売しています。
photo by Panasonic
とはいえ、その連動機能は「スマホがTVのリモコン代わりになる」や「冷蔵庫の電気使用量がスマホで見える」など、まだまだ限定的なもの。
多くの忙しい女性が夢見る(?)家電の遠隔操作は、じつは安全上の理由から法律で規制されているのが現状。技術的にはすでに可能でも、法律の壁が存在していたのです。
ところが、今年の1月末に経済産業省がその現行法「電気用品安全法(電安法)」を規制緩和する方針を固めた、と報じられました。現代の実情に合わせて家電を遠隔操作できるよう、この春には改正を通達するとのこと。
安全面から電気ストーブなど一部の家電は対象外ですが、この法改正によってエアコンやテレビなどのAV機器、照明などは、スマホを使って操作できることに! これを機に、各家電メーカーともスマホ遠隔操作型の家電開発に弾みをつけることは、まず間違いのないところ。
安全面や節電面の課題はまだまだ多いものの、日々忙しい女性にとっては朗報ですよね。個人的には帰宅途中にお風呂をピピッとわかし始めて、家に着く頃にはホカホカの湯船が......なんて理想を夢見てしまいます。
この春以降、本格的に活気づきそうなスマート家電業界にますますご注目を!
(文/編集部)