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天体のメソッド 第9話「さよならの意味」

2014/12/07 00:23 投稿

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第9話のあらすじ
※《》内は7年前の回想
  • 前夜に乃々香と和解したはずの汐音だが、「もう一緒にはいられない」と言って立ち去ってしまう。乃々香は「昔みたいに一緒にやろう」「待ってるから」と汐音の背中に声をかけた
  • 柚季は、汐音は照れてるだけだと言い張る。前日に「乃々香の事が好きか嫌いか」聞いたという。
  • 天文台にノエルを訪ねた汐音。願いを叶えたら円盤はどうなるのか尋ねた。ノエルは、「願いを叶えたら、また新しい願いに呼ばれていく」と明かした。そして、もうすぐ乃々香や汐音の願いが叶うという。
  • 家に帰ってきた乃々香に、(円盤から離れても)大丈夫になったからプラネタリウムに行くと伝えたノエル。「これでみんなもにっこり!」と嬉しそうに言う。
  • 翌日、乃々香達はクラスメイトの助けも借りて北美祭の準備。一方の汐音は急遽引っ越することを決めたようで、家で荷造りを進める。
  • 北美祭前日、乃々香たちは準備を済ませた。それぞれの帰宅後で、本番を楽しみにする様子。
  • 汐音は引っ越しの荷造りの途中で、かつて5人で円盤を呼ぶきっかけとなった本を見つけ、当時の事を回想する。
  • 《円盤を呼ぶ方法を汐音が信じているのなら、私も信じるという乃々香。「私達だけじゃない」とも。「一緒に円盤を呼んでほしい」とこはる・柚季・湊太に頼むと、3人とも乗り気だった。嬉しそうな汐音》
  • 夜、円盤を見上げるノエル。「こはると柚季と湊太がにっこりになって、汐音もにっこりになって、これがみんなの願い」と。
  • 《「円盤さんを呼ぶ時には、願い事を思い浮かべる必要がある」という汐音。乃々香はもう願いが決まっているが、しゃべったら叶わなくなるの秘密だという。そして、5人は手をつなぎ、円盤を呼ぶ儀式を始めた》
  • 北美祭当日、ノエルも一緒に学校へ。みんなの気遣いで、乃々香はノエルを案内して回ることに。お汁粉やあんまんを食べて満足そうなノエル。
  • 汐音は姿を現さない。汐音が「欠席」になっていると聞いた乃々香は、汐音の家に「行ってくる!」と学校を飛び出す。
  • 大通公園で汐音を見つけた乃々香は、うつむいていて気付かない彼女の本体ヘッドフォンを外して話しかける。みんなと、ノエルと一緒にプラネタリウムを見たいと必死に伝えるが、取り付く島もない様子の汐音。
  • それでも「友達だから」と涙ながらに訴える乃々香に、汐音は「友達でも何でもないから、にっこりできるわけないじゃない!できないの!ノエルのこと!」と泣き出してしまう。そして、「さよなら、古宮さん」と冷たく言い放って立ち去ってしまった。
  • 学校では柚季・こはる・湊太が汐音と乃々香を待っていたが、いつの間にかノエルがいなくなってしまっていた。連絡を受けた乃々香はちょうど目線の先にノエルを見つける。しかしノエルはその場で倒れてしまった。

考察のようなもの
9話は表面的には、再び態度を硬化させた汐音と、彼女を信じて学園祭で5人そろう事を願う乃々香たちの話が中心の構成。ですが本質的には、円盤やノエルに関するストーリーの本格始動回と言えるでしょう。汐音の豹変(元に戻ったともいう)自体、ノエルのことが原因です。
そこで、円盤やノエルについて明らかになってきた事実から、色々と考えていきたいと思います。
①5人が心の中に願いを思い浮かべながら円盤を呼んだ。「にっこり」がみんなの願い。
ノエルの傍白と、汐音の回想から明らかになりました。
ただし、願いの中身については必ずしもはっきりとはしていないと思います。ノエルの言う「にっこり」は抽象的な表現で、一人一人の具体的な願いとは限らないからです。
この願いの内容が、今後の展開の鍵を握るのではないでしょうか。
   
 みんなにっこりになって、これがみんなの願い  円盤を呼ぶためには願い事を思い浮かべる
                        必要があると汐音から聞いた


ところで、今回若干の違和感があったのは、8話までのストーリーを通じてノエルが「乃々香一人の願いを叶える」というニュアンスで話し続けていた事との相違です。9話では「5人の願い」という言い方に転じていました。これに関しては、おおよそ二つの要因が推測できるでしょうか。
一つ目は、「乃々香」と「乃々香たち」をはっきり区別していないということ。ノエルにとって、一緒に円盤を呼んだ5人は一体の存在で、その代表としての乃々香の存在が大きいことが考えられます。あるいは、英語のyou(あなたorあなた達)みたいなイメージ。1話でこはるが言っていたように、ノエルは”外国の方”っぽいし・・・
二つ目は、乃々香の願いがみんなの願いを包含するような願いだったか、強い願いだったかしたために、一番優先されているということ。ノエルが最初に乃々香のもとへ姿を見せた事からしても、その可能性は十分にあると思います。
  
   天文台への階段からノエルが下りてきた   円盤を呼ぶ時、乃々香は既に願い事を
   何だかんだで乃々香の所へ良く現れる    はっきりと決めていた

さて、乃々香や汐音も使う「にっこり」という言葉です。大元は、乃々香の母・花織でしょう。乃々香が汐音に「友達になってください」と声をかける時のエピソードが印象的でした。乃々香と花織の約束というのも、ひょっとするとこの言葉に関わるものかもしれません。

②円盤は願いに呼ばれてくる。願いを叶えたらまた新しい願いに呼ばれていく。
これについてはノエル自らしっかりと解説してくれました。
「ノエル=円盤」という発言の真意は未だに掴みきれれず、具体的関係性は謎のままです。しかし、1話や5話でノエルの感情に応じて円盤が発光する様子があるなど、物心両面での繋がりが強いことは間違いないでしょう。
  
  (1話)乃々香が約束を果たし、輝く円盤  (5話)柚季と乃々香が和解し、光の花が咲く円盤
また、この説明をするノエルの口調からは寂しいとかの感情が全く感じられず、いかにもあっさりしたものでした。自分は「願いを叶えるための存在」であり、叶えたらすぐ去る事に疑いすら持っていないのでしょう。それこそ「自然の摂理」レベルの感覚でいるのではないでしょうか。となるとやはり、
願いを叶えたら円盤とノエルが一緒にいなくなってしまう可能性が高いと思われます。
しかし、ノエルは7年間の時を越えて5人の絆を繋いでくれた存在です。だから、もはやノエル抜きには「にっこり」にはなれないそれくらい大切な友達になってしまっています。

 
  5人全員が友達のノエルにチケットを渡した

今回、汐音が乃々香たちに対して再び冷たい態度となったのはこれが原因です。
乃々香たちとなかなか距離を縮めようとはしなかった汐音ですが、ノエルとは一緒に温泉に泊まったことなどを通じ、かなり打ち解けていました。友達を作ることを避けるようになっていた汐音にとって、ノエルは友達と過ごす楽しさを久しぶりに思い出させてくれた存在でしょう。
そんなノエルがいなくなってしまうというのは、汐音にとってどうしても耐えられないことです。だとすれば、自分たちの願いが叶わなくなってしまえば良い。そう考え、乃々香たちから再び離れようとしたのでしょう。
  
  乃々香は和解したはずの汐音から突然「もう一緒にはいられない」と告げられてしまう

ノエルの事を乃々香たちに相談するという選択肢もあるでしょう。しかし、それは5人がわかり合って願いの実現が近づくことになります。それはすなわちノエルとの別れを意味します。ここに、汐音のジレンマがあるのではないでしょうか。
もちろん乃々香と7年前のように仲良くしたいと言うのが本音です。大通公園で見つけてくれた乃々香に一瞬見せた嬉しそうな表情や、乃々香に対して「にっこりできない」と言う時の切実な表情など、揺れ動く気持ちが見てとれます。
  
乃々香の顔を見たら一緒に流星群を見たいと思ってしまう。一緒に笑っていたいと思ってしまう。その想いを振り払うため、一刻も早く引っ越して乃々香たちから離れたかったということなのでしょう。
 
一方で、汐音の「にっこりできないの」「ノエルの事」という発言は、乃々香に気づいて助けてほしいという精一杯のSOSのようにも見えました。そんな汐音の想いに乃々香が気付き、汐音もノエルも含めたみんなを「にっこり」にさせるための行動を起こすのが、10話になる気がします。
そしてきっと、円盤にしっかりと願いを叶えてもらい、ノエルとの別れを決意することになるのではないでしょうか。みんなが「にっこり」になれる形のさよならをしようという。
そう考えたら、いよいよ目から汗が出てきそうに・・・(つД`)

③円盤から長時間離れると、ノエルは衰弱してしまう
今回ラストでノエルが倒れました。原因はまだ分かりませんが、円盤から長時間離れた事が原因と考えて間違いないでしょう。ノエルは円盤を視認できる範囲で何らかのエネルギーを受け取る事で活動できており、ある程度は大丈夫だけど、あまり長く円盤から離れる過ぎるとそれが足りなくなってしまう、といった所でしょうか(具体的なことは明かされておらず、推測の域を出ませんが)
  

一つポイントになるのが、ノエルが「円盤から離れると大変なことになる」と再三言っていたにもかかわらず、それを翻して北美祭へ参加したことです。
可能性としては、
 (1)離れても大丈夫なよう何らかの措置をとった
 (2)離れても大丈夫な状況に変化した
 (3)本当は大丈夫じゃないけど強がった
という三通りが考えられます。ここで9話を振り返ると、ノエルは乃々香に対して「大丈夫になったの!」と発言しています。このことからは(1)か(2)、特に(2)が最も可能性が高いように思われます。
では、どのように状況が変化したのか。それは、8話の天文台での汐音との会話にヒントがあるのではないでしょうか。ノエルは「乃々香と一緒に流星群見よう」と汐音に伝え、彼女も「一緒に見たい」という願いに素直になれました。これにより、ついに願いが叶う条件がそろったとノエルは捉えたのだと思います。
そして、北美祭で5人が揃って「にっこり」となることで願いは叶う。それを見届けたことをもってノエルの役目は完了。あとは円盤と共に地球を去るだけだから大丈夫、という算段だったのではないでしょうか。その意味では(3)の説も正しいのかもしれません。
  
  5人分のチケットを受け取ったノエル   プラネタリウムは「みんなと一緒に見る」と、
   「これでみんなもにっこり」と言う    汐音も来るまで見ない姿勢のノエル

しかし、実際にはみんなが「にっこり」とはならなかった。これによってノエルは想定以上の長時間円盤から離れることとなり、倒れるに至った、なんて事はないでしょうか。
・・・書いててこの説はさすがに強引な気がしてきました(汗)。でも、ノエルは5人の願いが叶うまでもうちょっとだと信じて行動しているのだとは思います。

【伏線と謎】
※ここまでの内容と重複しますが、10話に向けてコンパクトにまとめておきます。
  • 乃々香や汐音が「ノエル=円盤」を疑いなく受け入れている様子なのは何故か?→7年前から成長していない、円盤への花火投影など状況証拠はあるけど、それ以外に過去に何かあった可能性。
  • ノエルが「円盤から離れたら大変な事になる」と言っていたのにも関わらず、離れられたのは何故か?
  • ノエルの具合が悪くなったのは何故か? →ノエルと円盤の具体的な関係性は?
  • 汐音がわざわざ引っ越すまでする理由は? →乃々香たちと一緒にいると仲良くしたくなるから?
  • 乃々香(たち)の願いとは? →ノエルは「みんながにっこりになること」と言っているが、それが正確な願いの内容か?

その他諸々
汐音の父親との電話
3話冒頭と似たシチュエーション。ですが、その時とは少し違う行動と発言。その対比により、心境の変化が印象付けられるシーンでした。
  
    (3話)見入った後、裏向きに貼る       (3話)「雪?降る訳ないでしょ」
   →(9話)はずして見入る           →(9話)「雪?もう、降ったよ」

今週も一応、心ぴょんぴょん
「円盤さん円盤さん、お願いします、私の願いを叶えてください」
  
そうか!5人くらいで願い事すればノエル来てくれるんだ!
でもやっぱり、子供の頃じゃないと無理なんだろうなぁ。となりのトト■的な・・・

ノエルって本当に美味しそうに食べる
  
 

当ページの画像は著作権法第32条に基づき『天体のメソッド 第1話「円盤の街」、第5話「光の花」、第9話「さよならの意味」』より引用しています。
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