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天体のメソッド 第5話「光の花」

2014/11/09 21:27 投稿

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第5話のあらすじ
・・・すみません、ストーリーの密度が濃くて全然「粗筋」にできませんでしたorz
  • 乃々香はアルバムで7年前の写真を見て何かを決意する。
  • 翌日の学校帰り、乃々香は柚季をつかまえて「1週間後、湖に花火を打ち上げる」と宣言するが、柚季は無言で走り去ってしまう。それを見ていたこはるは手伝うと申し出る。
  • 乃々香とこはるは椎原本舗の事務所に夜遅くまでこもり、花火を打ち上げてくれる花火師を探す。
  • 翌日、今度は湊太が話をしたいと柚季を呼び出す。湊太は「すまなかった、あの時言う事を聞いてやらなかったから恨んでるんだろう?」と謝り出す。しかし柚季は「どうして謝るのよ!バカ湊太!」と走り去ってしまう。
  • <柚季の回想>円盤のせいで湖の花火大会が中止になった夜、柚季は自分で花火をやろうと一人家を抜け出した。心配した湊太は自転車で柚季を探し回るが、転倒して大出血する大けがを負ってしまった。
  • 自宅前で会ったノエルを家に招き入れ、ご飯を作ってあげた乃々香。ノエルは花火を知らないというので、7年前の写真を見せながら説明すると、ノエルは大はしゃぎ。あまりに嬉しそうなので、乃々香はノエルにアルバムを貸してあげることにした。
  • 翌日、一緒のバスで学校から帰ってきた乃々香と柚季。「花火を打ち上げてあたしが喜ぶとでも思った?」と迫る柚季に、乃々香は「最初は柚季に見て欲しいと思ったけど、今は私が見たいの」と答える。
  • <柚季の回想>7年前の花火大会。みんなとの約束に行くため湊太と2人で走る柚季。しかし、祭りの人ごみの中ではぐれてしまう。
  • 柚季はこはるに、「乃々香は7年前の事何も知らないくせに、花火を上げる?バカじゃないの!?」と喚き散らす。しかし、こはるは「乃々香は柚季のやってる事、馬鹿にしてなかったと思うけど」と諭す。
  • たまたまノエルと会った汐音。オムライスをご馳走し、乃々香との関係を尋ねるが要領を得ない回答に苛立つ。更に迫る汐音にノエルは、「汐音、乃々香のこと良く知ってるね。仲良しさん!」と無邪気に言う。しかし汐音は「そんなわけない」「乃々香が嘘つきだから」と答える。
  • <柚季の回想>大ケガで運ばれた湊太の病室前に一人佇む柚季。どうして黙って出かけたのか問う親に対して、湊太は「俺が勝手にケガしただけだ」と柚季を庇っているのが聞こえてくる。柚季は大きな罪悪感に耐え切れず、全てを円盤のせいにしてしまった
  • 約束の日、結局花火を打ち上げる事はできそうも無い。しかし乃々香とこはる、そして湊太は、別の何かを準備し始める。
  • <それぞれの回想>7年前の花火の日、「花火が上がったら桟橋に集まる」約束をしていた5人。しかし、それぞれ桟橋へ行けなくなってしまい、集まる事は叶わなかった。
  • ノエルは柚季を訪ねる。花火が上がらないから行かないという柚季に、乃々香のアルバムを見せる。柚季は花火大会の写真が今日の日付と同じであることに気づき「忘れてなんかいないじゃない」と呟いて走り出す。
  • 7年前の約束の桟橋は灯篭で飾られていて、桟橋の先には乃々香・こはる・湊太が待っていた。柚季は「ずっと謝りたかったの」「本当は全部あたしのせいなのに」「ごめんなさい」と泣き崩れる。
  • 4人で線香花火をしていると、ノエルが円盤を見るよう促す。円盤には花火の映像が映って輝いていた。離れた所では汐音も円盤を見上げていた。

考察のようなもの
第5話は柚季編の完結話。柚季の過去や円盤に反対する理由が明かされます。

内容に入る前に・・・
今回、前の第4話以上に凝った構成に思えました。少なからぬ人にとって、一度見ただけで理解し切るのは厳しいと思います。ただ、2度3度と見る、あるいは1話から振り返ると、「何気ないセリフにも意味があったんだ」ってのが次々見えてきました。細部まで良く練られた作品だというのを確信できます。

でも、多くの人は見直したりしないですよね(^_^;)
そうなると、「今話で切っちゃう人が増えるのかなぁ」なんて危惧せざるを得ません。
あえて複雑な構成にして物語に深みを出してるのは分かるし、個人的には好きなやり方です。だけど、もう少しすんなり理解できる方に傾けて欲しかったという思いもあります。
実際3回ほど見ましたが、自分の理解が合ってるのか分かりません。今回も、一つの説として読んでもらえればと思います。

今回噛み砕かないといけないのは「柚季が抱え込んでいたもの」と「時系列」だと思います。先に時系列を整理します。
年月日出来事  話数  
2007/10/08・「みんなで桟橋に集まる」約束をした7年前の花火大会当日。
 各々事情があり、集まることはできなかった。
・乃々香は母親と見ており、その後約束の桟橋へと走って行った。

5話Bパート

2話Bパート・5話Bパート

2007/晩秋・おまんじゅうの取り合い。
・汐音から話を聞いた乃々香がみんなで円盤を呼ぶことを
提案する。
3話Bパート
3話Bパート

2007/晩秋・みんなで円盤を呼ぼうとするが失敗。1話Bパート
2007/晩秋・みんなで円盤を呼ぶことに成功?
2007/雪の日・乃々香とノエルが出会った日。乃々香はノエルに
「お母さんを連れてくるから待ってて」と言い残し、
 友達に挨拶もできないまま東京へと引っ越してしまう。
1話Bパート
2008?/10?・本来花火大会をやる日だったが、円盤の出現になり中止となる。
柚季が花火を持って飛び出し、探していた湊太が大ケガ。
4話Bパート
5話A・Bパート
2014/10/01・乃々香が柚季に「1週間後に湖で花火を上げる」と宣言する。5話Aパート
2014/10/08・花火を上げる約束の日5話Bパート
※過去の出来事については、まだ明かされていない部分も多く、時系列や内容が異なる可能性もあります。

次に、柚季が抱え込んでいたものについてです。

①7年前の約束を果たせなかったこと
  
7年前の祭りで兄とはぐれ、桟橋に集まる約束が果たせなかった事は、柚季の中でかなりの心残りとなっていたのでしょう。だから、翌年に花火大会が中止になってしまった時も、花火を持って飛び出すなんてことをしてしまった。
柚季にとって「花火」はみんなとの友情や大切な思い出の象徴でもあり、その意味で取り戻したい物だったのでしょう。
乃々香が「花火を打ち上げる」と言い出した時、柚季はただ自分の機嫌を取るために花火を打上げようとしていると感じて怒ったのではないでしょうか。「昔の大切な思い出を忘れているくせに」と。

②自分のわがままのせいで、湊太が大けがをしてしまったこと
  

兄がケガをしてしまったのは自分が原因です。しかし、湊太は決してその事を口にしません。幼かった柚季は罪悪感を感じつつも、その責任の重さに耐えられませんでした。本当の事を言い出せず、「全部円盤のせい」と自分に言い聞かせて壊れそうな心を守る選択をしてしまったのです。

③自分たちが円盤を呼んでしまったこと
  

上のような経緯から円盤を憎むようになった柚季。円盤さえ現れなければ花火大会ができ、兄のケガも無かったはずという意識もあったでしょう。他の事も含め、円盤が街を変えてしまったことを理由として反対運動を始めます。しかし、その円盤にしても自分達が呼んだものです。つまり、結局は自分のせいという事になってしまいます。この罪悪感も、円盤に対する行動をエスカレートさせたのでしょう。

①~③の思いは複雑に絡み合っています。
①での花火への思いが②の事故を引き起こしますが、元々は③で自分達が円盤を呼んだから①での約束が叶わなくなった。その③で円盤を呼んだ理由は、①の桟橋の約束と何か関係があるような気もします。

結局誰にも真の思いを伝えることも分かってもらう事も出来ず、柚季は一人で抱えこんだまま7年間も過ごしてしまいました。(本当はこはるがかなり理解しているけど、円盤反対運動に協力しなくなったことですれ違っています)
だけど本当は全部自分が悪い、あるいは自分の気持ち次第だということは、ずっと前から分かっていました。
あとは自分の思いを理解してくれる人に、気持ちを吐露するだけだったのでしょう。

  
決定的だったのはノエルが持ってきてくれたアルバムを見た時。
乃々香と母親が写る花火大会の写真の日付は2007.10.08。そう、7年前に桟橋に集まる約束をしたのと同じ日に乃々香は花火を打ち上げようとしていたのです。
これによって、「乃々香はちゃんと覚えていた、①の思いを共有してくれている」と分かった。このことで、②に関してもようやく素直に謝ることが出来ました。そうなると、③のように円盤を追放しようとする理由も弱まります。更には円盤自体が花火を見せてくれたことで、もはや敵視する必要は無くなったと思います。
 

こうして今回、柚季は7年間に渡って抱え込んできたものからようやく解放されました。
ちなみに、ノエル(=反対しているはずの円盤)が柚季の心を開くきっかけになったというのも、なかなか憎い展開です。

【伏線と謎】
  • 汐音が乃々香を「裏切り者」「大嘘つき」と言うのは何故?→「黙って引っ越した」こと以上の理由がある?
  • 汐音がノエルに対してかなり興味を示している。→そのうち正体に気づく?
  • ノエルと円盤の具体的な関係性がまだはっきりしない。

その他諸々
ラストシーンの曲について
  
ここのBGM、実は乃々香やノエルの鼻歌とメロディが一緒ですよね。
2話で乃々香が柚季を手伝うと「約束」するシーンでも流れていましたが、今回も7年前の「約束」に関わるシーン。
2話の回想にあった乃々香と母親との「約束」は、もしかしてこのメロディに関係するんでしょうか?
・・・と思ったら、他のBGMでもこの旋律使われてますね。
いずれにせよ、このメロディが今後のストーリーで大きな鍵になってきそうです。

四次元マグカップ
  
どう見てもカップ容量の3倍以上の液体を入れてるんですが・・・

今週の心ぴょんぴょんシーン
回を重ねる毎に増すノエルの癒し度(*´Д`)
①「ひゅ~~~、どば~~ん!」「ふえぇ~~!これがはなび!」
  

②「おいしいものたべると、にーっこりなるよ!」
  
今週のノエルのテーマは「にっこり」

③「なんだか、とーっても、とーっても」
 
ごめん、一瞬「トーテム」って聞こえた。ポーズも・・・

当ページの画像は著作権法第32条に基づき『天体のメソッド 第1話「円盤の街」』および『天体のメソッド 第5話「光の花」』より引用しています。
画像の著作権は各権利者に帰属します。


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