新型コロナウイルス感染症(COVID-19)以降、世界中の医療従事者の多くが過酷な労働時間の長さやストレスが原因で心身に不調をきたしてしまう事例が散見されます。それに伴いさまざまなブランドが医療従事者にエールを贈る施策を行っており、以前PR EDGEでもDoveが公開したOOHやアメリカの医療ネットワークが公開した医療従事者を勇気付ける動画など、現場で命を預かりながらも頑張る人々の背中を後押しする施策を紹介してきました。
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そんな中イギリスの国民保健サービス(NHS)が最近、所属する職員の50%以上が何かしらのメンタルヘルスの問題を抱えていることを発表。日々想像を絶するプレッシャーの中で業務に向き合う人々の辛さを少しでも知ってほしいというメッセージが込められた動画を通じて職員の健康を支えるための寄付を募りました。
監視カメラを彷彿とさせるアングルで撮影されたNHS職員の様子を紹介した動画では、患者とその家族からは見えない場所で思わず泣き崩れてしまったり、弱音を吐き出して(時には物理的に吐き出して)しまう残酷なシーンが映し出されていきます。“Sicker Than the Patients(患者よりも具合が悪い)”というタイトルには、患者の健康を願うあまり過酷な環境で働き続けた結果精神的な不調をきたして しまう人々の真の姿を知ってほしいという切なる願いが込められていることが伺えます。
サービスを享受する側としては当たり前のように健気に振る舞ってくれている医療関係の職員たちも、実は自分と同じ人間であり時には抱えきれないくらいの感情と戦わなくてはいけないという事実を改めて浮き彫りにした事例でした。
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