薬局でレジ待ちの人数を確認して、番号札を受け取ってから棚の合間を駆け巡る女性が描かれたバージョンでは「薬局について、先に番号札を取ってしまうタイプの人間のあなた! 呼び出される前に品物を全部揃えることができるか?」というナレーションとともに、さまざまな商品をスピーディーにカートに入れ、呼び出されるより先にレジに向かうことができた様子を描いています。
「3分も節約できてすごい!」と喜ぶ女性でしたが、カットが切り替わると隣のレジに並ぶWoltの配達員の姿が映され、「まあ、そもそもWoltを使えばお店に来る必要すらなかったんだけどね」というフレーズに合わせて、見る見るうちに落ち込んでしまいます。医薬品のデリバリーもはじめたからこそ、わざわざ店舗に行く必要がないということをアピールしました。
買い物帰りの男性が車のトランクから荷物を取り出すバージョンでは、両手と首から買い物袋を下げ、鼻でトランクを閉めることで1回の往復で済むように努力をしている様子が描かれます。
「1往復で済ませるチャレンジに挑戦するあなた! 最高だね、無駄な動きを減らすことで1分も節約することができた!」というナレーションに合わせて近隣住民から拍手喝采を浴びますが……エレベーターホールでWoltの配達員と出会してしまいます。
バッグからは野菜がはみ出ており、別の住民がWoltを使って食料品の注文をしていたことがわかり、気まずい空気が流れるなか、いそいそとエレベーターに乗り込む男性の後ろ姿を映しながら動画は幕を下ろします。
フードデリバリーだけでなく、生活必需品を幅広く取り扱うことで、時間の節約に協力できるというメッセージを、2シーンから表現したクリエイティブでした。