亡くなった母、遺された家族
母の四十九日を迎えた朝。実家の居間に遺骨が置かれ、喪服を着た兄妹が出かける準備をしています。
別居中の妻に電話をする兄は、今日の法要に必ず出るよう電話をかけますが、いまだに意地を張り続けている様子。妹が見かねて「まだ迎えに行かないの?」と声をかけますが、「あっちが勝手に出ていったんだ」と自分の考えを曲げません。
妹と話し終えた兄は、縁側でぼんやりと外を眺める父に声をかけます。のんびりした父は、たぬきに餌をやっているとのこと。兄が「庭荒らされちゃうでしょ」と呆れていると、父は「おまえはホントに頭が固いなぁ。誰に似たんだろうねぇ。」と言い返します。
母が残してくれたメッセージ
四十九日が終わり、実家に戻ってきた兄妹。喪主の父は法要に現れず、妹は「喪主のいない四十九日とか聞いたことない」と笑い飛ばそうとしますが、兄は「笑いごとじゃないから」と怒っています。
そんなやりとりの途中、妹はテレビがついていることに気が付き、リモコンを押します。すると、母からの遺言動画が…。母は生前、「結いごと」のサービスを使って、自分の人生を振り返ると共に、父にメッセージを残していたのです。
父を好きになった日のことや、子どもが生まれてからの想い出を語る母の表情は、本当に幸せそう。言葉だけでなく、心から「すごく充実した人生だった」と思っていることが伝わってきます。
そして母は、兄妹にもメッセージを残していました。それぞれの性格に合わせて人生のアドバイスを送ると共に、“お父さんの取説”を伝授。父は足が地面から離れているようなところがあるけれど、人を傷つけるようなことは絶対にしない人だから、あんまり責めないであげてねと、兄妹にお願いしました。
そして、もし父が拗ねたときは、ブドウをあげてみると良いとアドバイスもしてくれました。「シャインマスカットがお気に入りだけど、安いブドウでも『シャインマスカット』って言ってあげちゃえばいいのよ。お父さん、どうせわからないから」と笑う母。すると、いつのまにか父もその動画を見ていて、泣きそうになりながら「俺…シャインマスカットぐらいわかるよ…」と呟きました。
夜。虫の音が聞こえる縁側で、兄と父は椅子に座ってお茶を飲んでいます。兄はスマホを手に持ち、別居中の妻に「やりなおしたい」とメッセージを送信。どうやら、母のアドバイスで気持ちの変化があったようです。妹も縁側に来て、久しぶりに楽しく話をする3人。少しギクシャクしていた家族を、亡き母が再び繋ぎ合わせてくれました。
ある家族のストーリーをとおして、「結いごと」の世界観を伝えたこの事例。まるで短編映画を見ているように視聴者を惹きこむと共に、新しいサービスがどのようなものであるか、具体的にイメージしやすいような内容になっています。遺言を遺す人や遺された人の心にしっかりと寄り添ったサービスであることが伝わるプロモーション動画でした。
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