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著者イメージ 菊地成孔
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>>3

 実際問題、レオポルド2世の統治の時代と、ブラックコバルト時代である20世紀末から現在、という地獄のような状態と比べると、コンゴ動乱の時期は、ウランをアメリカに売っちゃった、という大罪を除けば、まだ治安は良く大虐殺もヤコペッティが映画に組み込める程度には(それでも「さよならアフリカ」のエグさは今見ても酷いですが笑)収まっていたのだなあ、何せ、アフリカ合衆国構想が練れる程度には余裕があったのだから。と思うばかりですね。

 ただもう、アフリカはアメリカよりずっと早く「情勢が悪いのは、国民のせいだ」という認識のされ方をしており、今だに渡航禁止の国の大変がアフリカなので、やはりアフリカとアメリカは、国内を移動するだけで外国に行ったぐらいの重みがあり、我々のような、今になってやっと隣人が恐ろしくなっているような国とは全然暴力の質が違うと思います。それはきっと、人命の重さが違うのでしょうけれども。

 しかし、コルトレーン然りですが、「道化の側面がない、真面目なジャズミュージシャン」が、むしろ政治とのダイレクトな混合の不可能性を示しており(コルトレーンは汎アフリカ主義とインドへの憧れに引き裂かれて「分裂死」したと査定できますので)、「アフリカの年」である60年には「カインドオブブルー」がクッソ売れていて、ヴィルエヴァンスに「即興は日本の水墨画」というインナーを描かせていた、ディジーガレスピー組閣では「CIA長官」である笑、マイルスの「アフリカ問題」に対する「滅」みたいなスタンスが光りましたね笑。

No.6 1ヶ月前
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  • 「菊地成孔のアンダーグラウンドX (26/8/9=No.54)」

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