僕が電影と少年CQの2人から、直接、活動の終了を聞かされたのは、ちょっと前までビブグルマンを持っていた銀座の優れたワインバー「ラ・ヌガ(まあ、あれですよ「シノワ」のカジュアル店です)」でのことだった。

 

 僕が彼らの世代の話を、正しく伝わるように書いたり話したりするのは難しい。苦言を呈しているように聞こえかねないからだ。例えば彼らは、何を食わせても飲ませても「うわー!超うまいっすねえコレ!」とか絶対に言わない。僕はそこが好きだ。孫が好きな感覚に相違ないと思われる。

 

 彼らはそれを「ハッピーエンド」と呼ぶことにした。古来、音楽活動をしている組織の活動終結は「解散」を始め(「解散」は「バンド活動の終了」を直接指す言葉ではない。一時的なジョブの終了を指す、元々軍事用語だった筈のこの言葉が、いつ、あらゆる文化的な集団の活動終結を指すアナロジーとして指名されたか=最初に「解散」したバンドは何か?僕は知らないけれども)、「卒業」とか「散開」とか、色々なワードが付与されてきたが、それらは全て「解散」に従属的な、即ち漢字二文字だったので「ハッピーエンドするんです」と言われた時、事実よりもすごい驚いてしまい、ボルドーの赤でちょっと咽せたまま「ハ、、、ごほ、、、ハッピーごほ、、、失礼、ハッピーエンドですか。なるほど」と言った。ゆっきゅん君はボルドーグラスが面白いほど似合っていた。