ビュロ菊だより

<菊地成孔の日記 / 令和元年7月29日午後5時記す>

2019/07/29 22:30 投稿

コメント:4

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   「東京喰種Sの音楽について/フジロック無事終了」

   

                (1) 

   

 まあもう、大谷君との共著の件で慣れっこなんですけど、僕が、下手に知名度があるので、一般的知名度が僕より低い人とコラボしちゃうと、その人がどんだけ素晴らしくても「菊地が一人でやった」と言われがち(笑)。大谷君との共著なんて、褒められるのも貶されるのも僕一人が矢面に立つので、お互い損だか得だかわかんなくなっちゃう(笑)。

 

 「素敵なダイナマイトスキャンダル」に続いて、現在公開中の「東京喰種S」の音楽ですが、名前の序列見ればわかると思うけど、小田朋美さんに来た仕事に僕が乗っかった形で(無理にとかじゃないよ・笑・二人の共作の方が、金の取り分は減るけど、仕事のクオリティが上がるからね。「ダイナマイトスキャンダル」の時は反対だったんですよね、僕に来た仕事に小田さんが乗っかった格好だったんですよ。だから、僕ら二人のチームブランディングという意味も、エールの交換という意味もありますね)、二人で、まさに「綺麗に半分半分」と言って良い作業量で共作しているにも関わらず、「音楽が菊地成孔で」と言われがちなんで、まあ、ある程度しょうがないとはいえ、小田さんの名誉のためにも共同名義である旨、こちらで強調しておきます。大谷くんとの共著は、毀誉褒貶あるから、僕一人が盾になっても損得が割れるからまだ良いんだけど、今回の音楽は褒められてばっかりだから、僕一人の手柄だなんて思われたくないんで。

 

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コメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>11

 映画の内容については、関係者ですのでノーコメントとさせていただきますが(笑)、山本さんは「ヤンキーオーラ」以前に、ヤンキー声ですね(笑)。久しぶりで女子のダーティーダズンを聞き、銚子を思い出してウットリしました(笑)。

 劇中、既成曲は1曲も使っていません。ご指摘の曲は、今堀恒雄、ナスノミツル、秋元修、菊地成孔で、つまりウンベルティポ meets DC/PRGです(笑)。今の所、我々のコンビに、次のオファーは来ていません。

No.12 64ヶ月前

おっしゃる通り、確かにヤンキー声ですね。
すぐに、ヤンキー声だということに気づけなかった事が、海と川が交わる町で育った者として、お恥ずかしいです(「オーラ」という概念を、自分が雑に扱っているということにも気づきました)。
ちなみに、山本さんも、鳥取県米子市出身なので、海と川が交わる所で育った人ですね。

殺戮シーンの曲のタイトルは何でしょうか?まだ、発表できませんか?

No.19 64ヶ月前
菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>19

 米子はヤバいですね(笑)。昔、前田日明さん(リングス)主催のジ・アウトサイダーと言う、全国の不良のケンカ大会があったんですが、米子はヤバかったですよ(笑)。山本さんの「オラー!てめえの食うもんなんか、ここにはねえんだよー」とか言うキンキン声のセリフを聞きながら、小田さんと「完全ヤンキーじゃん」と言って、彼女に当てる音楽を作ったりしていました。

 タイトルはないです。なぜならOSTの目処が立ってないからで、曲名と言うのは発売される際につけるんですね。劇伴は。

No.20 64ヶ月前
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