ビュロ菊だより

<菊地成孔の日記 / 令和元年6月16日午前8時記す>

2019/06/16 11:00 投稿

コメント:24

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      「現在は現在であるだけで面白い」

 

 

 56にもなって一人称が「僕」つうのはダメじゃないスカ?と友人に言われ、「いやあ<オイラ>じゃあ、ブログの女王、真鍋かおりさんになっちゃうじゃん」と言ったら「よく反射的にそんな嫌みが言えますね」と呆れられ、いや、嫌みじゃないよ。マジで。私はねえ、懐かしいのが好きなんだよ。私とて特に音楽に関しては、先端の事情や流行は知っているよ。もうヒップホップがトラップじゃなくなりかけていることさえ。多くの室内楽団が「グイド」を使い始めていることさえ。今一番いけてるSSW中村佳穂さんが何故いけてるのかさえ、サウスロンドン系のUKジャズが、、、まあいいか。

 

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コメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>18

 そうです。「今日のライブはスタッフにあざすみだらけのライブでした」とか言うの(笑)。ウヒー鳥肌立つ(笑)。お察しがお刺身にはなるかどうか、おそらく感情表現ですよね。オリジンは「悲しみ」「憎しみ」「嬉しみ」「楽しみ」からきているはずなんで。「あざす」は「ありがとうございます」だから、拡大解釈的に感情ですよね。

No.22 66ヶ月前

>>22
「感情表現」で思い出したのですが「嬉しみが深い」ってなんか自分のことなのに他人事みたいだなって、この言葉を初めて見た時(耳にしたことはまだありません)に感じました。
今の若者は自分の感情すら責任を持たず遠巻きに見ていたいんだな、なんて老害みたいな事は言いたくありませんが。。。
「ありえん良さみが深い」にいたってはもはや読めませんでした笑。

No.24 66ヶ月前
菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>24

 僕の感覚だと、これは感情の主体性を失っている。というのもあるとは思いますが、ネット的な「雅語表現」だと思うんですよね。ある種のエレガンスっていうか。民は教養がない前提で雅語を求めるので(暴走族が難しい漢字を使いたがる心理というか)。何れにせよ気持ち悪いです。しつこいようですが、もう最先端が気持ち悪い歳になったんですよ(笑)。

No.35 66ヶ月前
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