どうも、
管理者のNDです。
07月14日は、
犬山豪雨(2017)から2年です。
記憶に新しい人もいるかもしれませんが、この日犬山市を中心に愛知県内では
大きく豪雨被害となりました。道路損壊、冠水、停電などの被害が発生し、
道路の損壊状態もこの状況から浮き彫りになり、
五条川・薬師川・合瀬川などは水が溢れて出て堤防越水してしまいました。
尚、気象庁からも記録的短時間大雨情報は3度出されていました。
今回は、
「特別警報以外の隠れた指標を見抜く方法」をテーマにお伝えします。
大雨で危機が迫っていると言われつつも、避難するべきかどうかの判断基準は自治体からは
大雑把で意外にわかりにくいことも多いのではないかなと思います。
今回は簡単に、気象庁の出す情報以上にもう少し指標がわかるようなものを作ってみました。
但し、全て独自に作成したものであることはご留意の上、参考程度に活用いただけると嬉しいです。
国が定めた"レベル"はある意味では分かりやすくなりましたが、
「ここまでは大丈夫」という良くない指標を作り出したものではないかなと自分は思っているので
正直な所、山間の地域などには活用できても、普段それなりに大雨が降っても大丈夫だったで
済んでいる人たちというのは、多分かなり大勢で圧倒的にいるのではないかと思います。
しかし、そんな地域でもひとたび今度の大雨や集中豪雨が僅かな環境の違いで
災害に発展することだってどこの地域でも存在しうることです。
決して、他人事ではありません。
そこで今回の独自に作ったものは、"レベル1"でも十分危険が迫っているものであることを
お知らせするようなものです。国では"来る前から"などから既に指標にしていますので、
こちらは現在進行形での警戒態勢を段階的に示しています。
レベル0:
避難準備情報 大雨・洪水注意報 通常の形で発表された各警報 氾濫注意情報など
いわゆるこれらの情報は、既に警戒態勢をしている時、
または遅くとも始める目安になります。この段階で元から災害の発生しやすい場所は
十分に危険が迫っていることをご留意ください。
ちなみに、テロップレベルの変化にこの目安を使っていることもあります。
レベル1:
・土砂災害警戒情報
・記録的短時間大雨情報
・洪水予報での氾濫危険情報
・自治体全域の避難勧告
・竜巻注意情報の発表が6時間継続
通常ならいつ災害が発生してもおかしくない状況と言える、危険が迫った状態です。
レベル1で既に周囲に異変が現れてもおかしくないと思ってください。
レベル2:
・50年に1度の記録的大雨の気象情報
・統計史上最大降雨の気象情報
・全区域で土砂災害警戒情報が発表
・洪水予報での氾濫発生情報
・自治体全域の避難指示
・記録的短時間大雨情報が同じ自治体にその日のうちに、3回発表されている
・竜巻注意情報の発表が12時間連続して継続中
・歴代の月雨量記録更新級の豪雨
災害発生に等しい水準がこちらです。特別警報が間もなく発表されるであろう状態とも言えます。
鉄路・道路や生活のライフラインに著しい被害が発生しても不思議でない状態です。
レベル3:
・特別警報の発表
・大規模な停電の発生(各自治体の7割以上)
・広域での冠水被害
・堤防決壊の情報
・自分の地域を含み、その周囲でも同様の統計史上最大となる大雨
ここを一つの有名な方の災害史に残るぐらいの規模基準というべきクラスの情報になります。
気象庁命名級の災害が発生したと目安になるのが、この辺になります。
レベル4:
・72時間雨量が年平均量に達する程度の記録的大雨
・地理の形が大きく変形する程の非常に大きな土砂崩れ(山崩れや、大規模地盤流出など)
・特別警報中に他の自然災害との複合発生(震度6弱以上の地震・大津波警報など)
・ハザードマップで比較的被害が想定されていない地域での該当する災害の発生
・季節にそぐわない大災害(夏に大雪(雹除く)、冬に非常に強い勢力の台風上陸など)
・特別警報から24時間後も更にひと月分以上の降雨を記録
人類史上でも稀にしかない、世界も驚くクラスの天変地異。
特別警報の中でも特に危険と思しき状態であることを覚えておくと良いです。
ここまで来て、避難しないようなのは異常なほどの災害を軽視しているタワケか、
死亡することを恐れていない人生諦めたタワケのどちらかです。
レベル5:
・極めて未曽有の大破壊を伴った自然災害。レベル4までの基準を大幅に超える
・世界でも経験がないとされる強烈な豪雨の記録
・積算雨量が10年分の降水量相当
・集落・市街地等、地区の消滅(山崩れなどを伴うとその地区の地形は変貌することもある)
映画の世界で大袈裟と言われるぐらいの災害が実際に発生してしまった状態。
通常、ここまでのクラスになったら万単位の死者が出てもおかしくない状態です。
おおよそはこんな所ですが、基本的には「記録的」という言葉を聞いた段階で、
自分のすぐ近くの地域で相当の豪雨だったら、決して情報収集怠らずに逃げてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は福島県で発生した、磐梯山噴火(1888)を紹介します。
管理者のNDです。
07月14日は、
犬山豪雨(2017)から2年です。
記憶に新しい人もいるかもしれませんが、この日犬山市を中心に愛知県内では
大きく豪雨被害となりました。道路損壊、冠水、停電などの被害が発生し、
道路の損壊状態もこの状況から浮き彫りになり、
五条川・薬師川・合瀬川などは水が溢れて出て堤防越水してしまいました。
尚、気象庁からも記録的短時間大雨情報は3度出されていました。
今回は、
「特別警報以外の隠れた指標を見抜く方法」をテーマにお伝えします。
大雨で危機が迫っていると言われつつも、避難するべきかどうかの判断基準は自治体からは
大雑把で意外にわかりにくいことも多いのではないかなと思います。
今回は簡単に、気象庁の出す情報以上にもう少し指標がわかるようなものを作ってみました。
但し、全て独自に作成したものであることはご留意の上、参考程度に活用いただけると嬉しいです。
国が定めた"レベル"はある意味では分かりやすくなりましたが、
「ここまでは大丈夫」という良くない指標を作り出したものではないかなと自分は思っているので
正直な所、山間の地域などには活用できても、普段それなりに大雨が降っても大丈夫だったで
済んでいる人たちというのは、多分かなり大勢で圧倒的にいるのではないかと思います。
しかし、そんな地域でもひとたび今度の大雨や集中豪雨が僅かな環境の違いで
災害に発展することだってどこの地域でも存在しうることです。
決して、他人事ではありません。
そこで今回の独自に作ったものは、"レベル1"でも十分危険が迫っているものであることを
お知らせするようなものです。国では"来る前から"などから既に指標にしていますので、
こちらは現在進行形での警戒態勢を段階的に示しています。
レベル0:
避難準備情報 大雨・洪水注意報 通常の形で発表された各警報 氾濫注意情報など
いわゆるこれらの情報は、既に警戒態勢をしている時、
または遅くとも始める目安になります。この段階で元から災害の発生しやすい場所は
十分に危険が迫っていることをご留意ください。
ちなみに、テロップレベルの変化にこの目安を使っていることもあります。
レベル1:
・土砂災害警戒情報
・記録的短時間大雨情報
・洪水予報での氾濫危険情報
・自治体全域の避難勧告
・竜巻注意情報の発表が6時間継続
通常ならいつ災害が発生してもおかしくない状況と言える、危険が迫った状態です。
レベル1で既に周囲に異変が現れてもおかしくないと思ってください。
レベル2:
・50年に1度の記録的大雨の気象情報
・統計史上最大降雨の気象情報
・全区域で土砂災害警戒情報が発表
・洪水予報での氾濫発生情報
・自治体全域の避難指示
・記録的短時間大雨情報が同じ自治体にその日のうちに、3回発表されている
・竜巻注意情報の発表が12時間連続して継続中
・歴代の月雨量記録更新級の豪雨
災害発生に等しい水準がこちらです。特別警報が間もなく発表されるであろう状態とも言えます。
鉄路・道路や生活のライフラインに著しい被害が発生しても不思議でない状態です。
レベル3:
・特別警報の発表
・大規模な停電の発生(各自治体の7割以上)
・広域での冠水被害
・堤防決壊の情報
・自分の地域を含み、その周囲でも同様の統計史上最大となる大雨
ここを一つの有名な方の災害史に残るぐらいの規模基準というべきクラスの情報になります。
気象庁命名級の災害が発生したと目安になるのが、この辺になります。
レベル4:
・72時間雨量が年平均量に達する程度の記録的大雨
・地理の形が大きく変形する程の非常に大きな土砂崩れ(山崩れや、大規模地盤流出など)
・特別警報中に他の自然災害との複合発生(震度6弱以上の地震・大津波警報など)
・ハザードマップで比較的被害が想定されていない地域での該当する災害の発生
・季節にそぐわない大災害(夏に大雪(雹除く)、冬に非常に強い勢力の台風上陸など)
・特別警報から24時間後も更にひと月分以上の降雨を記録
人類史上でも稀にしかない、世界も驚くクラスの天変地異。
特別警報の中でも特に危険と思しき状態であることを覚えておくと良いです。
ここまで来て、避難しないようなのは異常なほどの災害を軽視しているタワケか、
死亡することを恐れていない人生諦めたタワケのどちらかです。
レベル5:
・極めて未曽有の大破壊を伴った自然災害。レベル4までの基準を大幅に超える
・世界でも経験がないとされる強烈な豪雨の記録
・積算雨量が10年分の降水量相当
・集落・市街地等、地区の消滅(山崩れなどを伴うとその地区の地形は変貌することもある)
映画の世界で大袈裟と言われるぐらいの災害が実際に発生してしまった状態。
通常、ここまでのクラスになったら万単位の死者が出てもおかしくない状態です。
おおよそはこんな所ですが、基本的には「記録的」という言葉を聞いた段階で、
自分のすぐ近くの地域で相当の豪雨だったら、決して情報収集怠らずに逃げてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は福島県で発生した、磐梯山噴火(1888)を紹介します。
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