どうも、
管理者のNDです。
3月4日は
昭和十勝沖地震(1952)から67年です。
十勝沖震源の地震は、昭和や平成になっても一度はM8.0という巨大地震が起きる
ある意味東海地震などよりも頻度が最近は高い震源の活動域です。
普段の地震活動は多いとは言えませんが、その分来た時の地震は大きいものが多く
しかも直下型地震ではないので、100年もあると一度ぐらいは来る震源です。
この昭和十勝沖地震は、2003年の十勝沖地震よりも強くM8.2という巨大地震でした。
死者・行方不明者は33人にのぼり、特に浜中町では津波による家屋流出が顕著で
壊滅的な被害となっています。
もちろんそれ以外の場所でも、農地等の地割れや列車の脱線転覆の被害など、
北海道の沿岸部はたまったものではありませんでした。
尚、この昭和十勝沖地震については、津波警報制度発足後初の地震および大津波でした。
その高さは厚岸湾で6.5mに及んでいました。
そして前日が昭和三陸地震の3.3だった為、丁度沿岸部では避難訓練の直後だったようです。
M8.2の規模でこれでも犠牲が33人で済んだのは少ない方とさえ思えますが、
ある意味ではこの日に起きてくれたから、被害が少なく、市民の意識も高い状態で臨むことが
できたのではないかと思います。どうしようもない状態とは言えない地域でなら
防災意識が高い状態だったので、沿岸部から避難することができたのではないかと思います。
訓練の回数はもっと定期的かつ、多くやる方がこういった場面に巡り合えそうですね。
今回は、
「災害後の地方鉄路」をテーマにお伝えします。
北海道の十勝付近というと、隣の日高本線では廃止存続で昨今は議論が未だ続いていますが、
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
3月4日は
昭和十勝沖地震(1952)から67年です。
十勝沖震源の地震は、昭和や平成になっても一度はM8.0という巨大地震が起きる
ある意味東海地震などよりも頻度が最近は高い震源の活動域です。
普段の地震活動は多いとは言えませんが、その分来た時の地震は大きいものが多く
しかも直下型地震ではないので、100年もあると一度ぐらいは来る震源です。
この昭和十勝沖地震は、2003年の十勝沖地震よりも強くM8.2という巨大地震でした。
死者・行方不明者は33人にのぼり、特に浜中町では津波による家屋流出が顕著で
壊滅的な被害となっています。
もちろんそれ以外の場所でも、農地等の地割れや列車の脱線転覆の被害など、
北海道の沿岸部はたまったものではありませんでした。
尚、この昭和十勝沖地震については、津波警報制度発足後初の地震および大津波でした。
その高さは厚岸湾で6.5mに及んでいました。
そして前日が昭和三陸地震の3.3だった為、丁度沿岸部では避難訓練の直後だったようです。
M8.2の規模でこれでも犠牲が33人で済んだのは少ない方とさえ思えますが、
ある意味ではこの日に起きてくれたから、被害が少なく、市民の意識も高い状態で臨むことが
できたのではないかと思います。どうしようもない状態とは言えない地域でなら
防災意識が高い状態だったので、沿岸部から避難することができたのではないかと思います。
訓練の回数はもっと定期的かつ、多くやる方がこういった場面に巡り合えそうですね。
今回は、
「災害後の地方鉄路」をテーマにお伝えします。
北海道の十勝付近というと、隣の日高本線では廃止存続で昨今は議論が未だ続いていますが、
平成の鉄路は地方路線を中心に衰退の一途を辿っている状況で、
単独維持ができなくなる利用者数4000人に満たない路線が、かなり多くなっています。
(もちろんただ4000人に達しないだけが理由とはなりませんが・・・)
(もちろんただ4000人に達しないだけが理由とはなりませんが・・・)
これまでの災害状況を見ると、特に鉄路は災害を期に廃線となったり、
仮に廃線にならずとも経常赤字などを理由から復旧が見込めなかったり、
自治体との存廃議論でそもそも復旧工事を着手するのかさえ、見られない状況が昨今目立ちます。
現状で全国的にこのような状況に追い込まれている以上は、今後将来的に大震災が起きると
存続できなくなる危険性が高い鉄路がこの日本には、
都市部という肩書がない場所ではほとんどが対象となりうる状態です。
都市部という肩書がない場所ではほとんどが対象となりうる状態です。
平成時代の災害による廃線した鉄道は、高千穂鉄道が有名です。
九州を襲った台風で橋梁が流失し、悲惨な形で廃線になり、
唯一の高千穂方面に繋がっていた鉄路が消えてしまい、
現在宮崎県北部山沿いの地域には、現在一つも鉄路が存在しません。
ちなみにそのせいでこの周辺の地域は過疎化が進み、
元々北部山沿い地区には市がなく、現在は町村のみです。
このような人口の少ない町村同士で鉄道が走ることは
通常通り考えると普通に過疎地となってしまい、衰退の歯止めがかからない状態です。
その中で地震や台風などといった災害が起きると
致命的な状態になりかねないのが地方インフラの消失です。
当時のような高度経済成長はなくなり、全体的に一極集中が続いている以上は発展は見込めません。
だからこそ、今乗れる鉄路も災害を機にこれからどんどん廃止されていく可能性が増えています。
統計的に大地震を契機に廃止されそうな路線として考えにくいのは、
地震がもともと少ない宗谷本線などですが、他の地域は割と可能性が高い場所が多いです。
逆に発生懸念が強い南海トラフ巨大地震が来れば、JRならば四国の高知や徳島を走る路線で
大規模な路盤流出などが発生すれば再起に数年単位、下手したら廃線は否めません。
美しい海の景色が望める場所はどこもそのようなリスクを背負うので、
もしも鉄路だけが頼りな状態になっている人は、起きた後のことを考える方がよいでしょう。
代行バスはもちろんでるでしょうが、所用時間の考慮もあり影響は甚大です。
地方民で電車を愛する方は少なくとも鉄路などが使えなくなった場合を
考え、クルマなどの手段を確保しておくことをお勧めします。
高齢者などは免許返納済みだと算段がない為に、より危険な感じです。
地方に住んでいる方は、廃止議論等が出されてないうちから少しでも心配があれば
鉄路がなくなった時のことを早々に考えておく方がよいかもしれません。
しかし、町村を離れることは悪い方向に傾きますので、良い決断とも言えません。
平和なうちからは離れず、まずはどう乗り切るかから考えてみてください。
このような人口の少ない町村同士で鉄道が走ることは
通常通り考えると普通に過疎地となってしまい、衰退の歯止めがかからない状態です。
その中で地震や台風などといった災害が起きると
致命的な状態になりかねないのが地方インフラの消失です。
当時のような高度経済成長はなくなり、全体的に一極集中が続いている以上は発展は見込めません。
だからこそ、今乗れる鉄路も災害を機にこれからどんどん廃止されていく可能性が増えています。
統計的に大地震を契機に廃止されそうな路線として考えにくいのは、
地震がもともと少ない宗谷本線などですが、他の地域は割と可能性が高い場所が多いです。
逆に発生懸念が強い南海トラフ巨大地震が来れば、JRならば四国の高知や徳島を走る路線で
大規模な路盤流出などが発生すれば再起に数年単位、下手したら廃線は否めません。
美しい海の景色が望める場所はどこもそのようなリスクを背負うので、
もしも鉄路だけが頼りな状態になっている人は、起きた後のことを考える方がよいでしょう。
代行バスはもちろんでるでしょうが、所用時間の考慮もあり影響は甚大です。
地方民で電車を愛する方は少なくとも鉄路などが使えなくなった場合を
考え、クルマなどの手段を確保しておくことをお勧めします。
高齢者などは免許返納済みだと算段がない為に、より危険な感じです。
地方に住んでいる方は、廃止議論等が出されてないうちから少しでも心配があれば
鉄路がなくなった時のことを早々に考えておく方がよいかもしれません。
しかし、町村を離れることは悪い方向に傾きますので、良い決断とも言えません。
平和なうちからは離れず、まずはどう乗り切るかから考えてみてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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