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【自然災害メモリアル】第137回:丹沢地震(1924)の日 [防災]大地震が起きた場所に住むのが安全?

2019/01/15 21:00 投稿

  • タグ:
  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

1月15日は、
丹沢地震から95年です。


この地震は、関東大震災の最大余震と言われていて、神奈川県西部震源の大地震でした。
相模トラフでも、少しずつ震災の復興が進む中で起きたこの地震は、
再び死者を19人出す、M7.3の大地震でした。(現在諸説あってM7.1とするとも言われています)
M7級の地震が余震として発生することがあることを知らされた大地震ですが、
余震でも広域に大地震の影響を受けることがあるのは、割と稀です。
そして、プレート境界型地震の嫌なところは、
短周期で低い建物が影響を受けやすい地震が後から起きる地震の方が広がることもあるようです。
大地震後の地震活動によっては、後から来る地震の方が強いという地域もたまに存在します。

今回は、
「大地震が起きた場所に住むのが安全?」をテーマにお伝えしていきます。

時々、ちょっとした逸話に大地震が起きた直後の市町村こそが、一番安全になるという話を
耳にしたことがあるかもしれません。
基本的に直下型地震に最近で言うならば、
その場所として考えられるのは、新潟県長岡市や熊本県益城町などです。

一部疑問点もあるのですが、いくつかの地震では確かに大地震が起きた場所は
確かに今後当面そこがピンポイントで災害を受けることが少ないとは言えます。
地震活動が続いている間は、その地域はもはや有名になるほど同じ市町村の名前が
立て続けに起きますが、しばらくするとだんだんとその市町村名は急速に目立たなくなります。

実際に、現在の地震活動では長岡市や益城町が単独で最大震度を観測することは
だいぶ少なくなっています。これは、実際に動いた活断層のエネルギーが解放しきったので、
その場所が震源になることは、その活動が落ち着けばもう地震が動くことはなくなります。
それを考えると敢えて大地震が起きた場所にこれから住むというのは、
むしろ地震嫌いな人にとっては、良いことなのかもしれません。

ただし、一部の地域では例外があります。
その活断層以外にも近くにいくつも活断層がある関東地方などでは、このような考えが
通用しないこともあります。また、プレートの境界付近などは近くの別の活断層が誘発して
動き出した事例もあるために、一概に被害の中心となるような大地震にはならずとも
それ相応の揺れを引き起こす地震に何度か向き合う必要性は出てきてしまいます。

この「大地震が起きた場所に住むのが一番安全」という考えは、
皆さん自身の考え次第にはなります。ただし、個人的にはかつて大地震があった地域が
今ではほとんど地震活動をお越していない地域も存在することは事実ですから、
嫌なオカルトを信じるぐらいなら、こっちの説に興味を持ってくれる方が嬉しいかもしれません。

今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

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