今日もわるおは何か書く

ラプラスの魔98版クリア記念レビュー ※ゲームのネタバレを含みます

2019/03/13 10:45 投稿

コメント:2

  • タグ:
  • ゲーム
  • PCゲーム
  • クソゲー
〇はじめに


ラプラスの魔とは…




①フランスの数学者、ピエール シモン ラプラス(1749~1827)によって提唱された概念。様々な自然現象が科学で説明できるようになってきた時代に、「全てにおいて因果関係があり科学で説明できるのなら、物理学的、力学的にこの世のすべてを解析し、更に全ての事象の因果関係をことごとく把握できれば全宇宙において今後起きることを確定的に知ることができる」と考えた。それを可能とする超越的な知性の概念をラプラスは「知性」と呼んでいたが、後世の人々により名称に改変が加えられ、ラプラスの魔(あるいはラプラスの悪魔)という名称が定着した。(wikiを参考にしました。)




②1987年にハミングバードソフトより発表されたクソゲーの名称である。ジャンルは3Dダンジョン探索RPG。致命的なバグをいくつか抱えている上に難易度が突き抜けて高いため、攻略サイト等を参照せず自力でクリアするのは非常に困難かつ気の遠くなる時間を要する。ゲームのプレイ中は動悸、息切れに加え、激昂、前後不覚、睡眠不良、記憶障害、人格分裂、一時的な失語、更には発狂などの症状を引き起こす可能性がある。また、このゲームを長くプレイすることにより自覚の無いまま発狂してしまい、当該ゲームを良ゲーと誤認してしまった症例もある。

①と②は何の関係性もないものであり、この記事では②について扱う。


〇プレイ開始に至るまでの経緯


とある実況者がラプラスの魔pc88版をプレイしているのを視聴し、その理不尽な難易度調整やクソすぎるシステムに、冒険心をたきつけられた結果、当該ゲームを購入して自分のコミュニティで放送することを思い立ってしまいました。(その実況者の方はクリアまで動画にしていませんでした。)プレイ中はもとより、クリア後もながらく後悔したことを告白します。


〇放送で使用したゲームやアプリケーションなど


「プロジェクトEGG」というレトロゲームを配信しているサイトに登録し(有料)、pc88版ラプラスの魔(のちに手違いにより98版も)購入しました。当該ゲームのダンジョンは前述の通り3Dマップを採用していますが、真女神転生やLegend of Grimrockのようなオートマッピングシステムはないため、「方眼紙マッピング」というアプリをダウンロードし、ゲームでダンジョンを探索するのと同時にダンジョンの地図を書き込んでいく方針をとりました。(参考にしたゲーム実況者の方も使用していました。)


〇ゲームレビュー




システムやバランス調整が本当にひどいゲームです。本作は発売年が1987年であり、ゲーム黎明期に発表された作品です。ゲーム黎明期は試行錯誤の時代なので、当時のゲームは完成度に関して多少目をつぶるつもりでプレイする必要がありますが、本作は完成度に目をつぶるというよりは目を覆いたくなるような出来です。私自身は一度ゲームをクリアするまで、攻略サイトやプレイ動画は見ないという信条のもとにゲームをしています。ネタバレして欲しくないという気持ちも当然ありますし、たくさんのゲームをしてきた身とし「これくらいのゲームなら自力でクリアできるよ」というようなプライドもあります。最近はそれらに加えて、ゲーム制作者に敬意を払いたいとか、制作者の意図を汲みたいという気持ちから、なるべく真っ新な状態でプレイするようにしています。が、その信条を曲げたゲームはあとにも先にもおそらくこの作品だけでしょう。まずはこのゲームの問題点を列挙していきます。


・戦闘の難易度が高すぎる





序盤でこれはヤバイ


敵が異様に強いし逃げにくいです。最序盤のフロアでも出会ったら即全滅必至の敵編成がかなりあります。その割にレベルが上がりにくく、ゲーム全編に渡って常に全滅の可能性があります。後述しますが全滅した場合は序盤であってもリカバリーに非常に時間がかかります。


・戦闘のシステムがクソ




プレイヤーが使用するキャラクターには体力と精神力が設定されており、どちらかが0になると戦闘不能になります。これは敵も同じです。体力は物理攻撃で、精神力は精神攻撃でダメージを与えることができます。ただし精神攻撃を仕掛けるためには自分の精神力を消費しなければならず、敵を攻撃するために自分もダメージを受けることになりますが、精神攻撃でしか倒せない敵が大量に出現します。加えて精神攻撃は稀に失敗し、自パーティー全員が精神に大ダメージを受けてしまうバックファイアーが発生します。敵モンスターは精神力を消費せずに精神攻撃をバンバン使ってきますし、バックファイアーも発生しません。


・全滅したらほぼ全ロスト




ダンジョンで全滅した場合、死体はダンジョンのどこかに送られることになり、パーティーを作り直すハメになります。死体を回収することは可能ですが、回収場所はゲーム中盤以降でいくことができるエリアにあるので、序盤で全滅した場合はほとんど全ロストと同じ扱いです。


・アイテムの効果を正確に知ることが非常に困難


拾ったアイテムは説明がなく、拠点の図書館(有料)でしか調べることができません。調べても効果が書かれていないので、結局使ってみるまで効果がわからないのですが、使ってみても何がどう変わったのかわからない場合もあれば、呪われているアイテムもあります。特定の状況下でしか意味をなさないアイテムの場合は、メッセージもなくただアイテムが消滅するだけなので、効果を把握しようがありません。


・ノーヒントの初見殺しがそこかしこに設置してある




このゲームのダンジョンにはあちこちに罠が仕掛けてあり、罠のマスに移動すると罠が作動しパーティーに様々な悪影響を及ぼします。手前のマスから調べることで、回避できる場合がありますが、罠の中には即全滅するものもあります。罠のマス以外にも、調べるとダメージを受けたりキャラクターが消滅するオブジェクトもあります。手当たり次第調べるのは危険と思いきや、何の変哲もない壁を数回にわたって調べないと進めない道があるなど、やりたい放題のゲームデザインになっています。


・全滅して最初からやり直す場合に戻らないフラグがある


基本的に重要なアイテムを持った仲間が消失した場合、アイテムは元あった位置に再配置されますが、フラグが元に戻らない場合があり(おそらくバグ)結果的にとりかえしのつかないイベントなどもあります。


・写真を2枚以上まとめ売りすると代金が1枚分しか支払われない。(バグ)


小題の通りですが、正直このバグがある意味が全くわかりません。誰もテストプレイしなかったんでしょうか?比率で言えばプレイヤーがお金を得る手段の99%が写真を売ることなのに、そこにバグがあること自体が信じられません。よってプレイヤーはバグ対策として、正当な代金を得るために仲間へ写真を渡してホテルに残らせたりしながら1枚ずつ売らなければいけません。写真を売る作業だけで相当な時間もかかるし指も疲れます。誤操作で高い写真をまとめて売ってしまった場合はプレイヤーの精神力がごっそり奪われるでしょう。


・レベルが上がるとステータスが乱高下する。


レベルが上がれば強くなるという概念をぶち壊すシステム。一応体力と精神力は必ず上昇しますが、その他のステータスは上がったり下がったりします。場合によってはマイナスの振れ幅が大きく、レベルアップしたことで結果的に弱くなる場合もあります。


思いついた問題点をここまで挙げてきましたが、自分でも「よくクリアしたなこんなゲーム」と思います。プレイしていない期間が長かったとはいえ、3年くらいプレイしました。自分のプレイを振り返ってみれば、序盤以降は意地でプレイしていたような気がします。頑張ってクリアしたあとのエンディングは以下の通りです。




エンディング中のメッセージはほとんどが強制メッセージ送りな上、背景に文字が溶けて解読できなかったのですが、写真にしてもやっぱりよくわかりませんでした。


〇さいごに


このゲームはプレイ動画等で見る分にはいいかもしれませんが、絶対にプレイしてはいけません。僕がこのゲームをクリアしたことに何か意義を見出すとしたら、同じ轍を踏む犠牲者をこれ以上増やさないためにレビューを書くことくらいだと思います。私がここまで酷評したにも関わらず、このレビューを見た人の中で好奇心や怖いもの見たさでプレイする人が出てくるかもしれませんが、本当にやめてください。振りでもなんでもありません。やめてください。それでもどうしてもプレイしたいという方は、少々のお金と大量の時間と、自分の正気をドブに捨てる覚悟でプレイしてください。

今回のレビューは以上です。

コメント

癈仁
No.1 (2019/03/13 22:07)
レビューおつです。
「はじめに」の②で笑ってしまったw
そしてエンディングのメッセージがやっぱり読めね~w
わるお (著者)
No.2 (2019/03/17 16:04)
>>1
3年にも及ぶ長期の放送でしたが、お付き合いいただいて本当にありがとうございました。癈仁さんがいなければ放り投げていてもおかしくないゲームでした。超絶クソゲーでしたが、やり切ることの大切さを学ぶいい機会になりました。
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事