捻くれ猫通信

紙媒体の価値が下がる理由

2018/04/15 15:19 投稿

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 前回書いた漫画村のこともそうだけど、コンテンツやノウハウの価値が低下していて
モノによっては価値が0になったとも言いました


では何故価値が下がるのだろうか?


それは不法なアップロードのせいだけだろうか?


答えはノー


もちろん原因の一旦はそこにあるけれど
それが全てではない


更に言えば不法アップロードは価値が低下する「手段」であって原因ではないとも言える


漫画の価値の低下を招いたのはそもそも漫画の「普及」にある


紙媒体の価値の話からは少しずれるけど話を続けます


皆さんは数年前、中国でiPhoneが流行ったのは覚えているだろうか?

iPhoneとは数あるスマートフォンの中で最も「高価」で最も「ブランド力」があり
iPhoneを「所持すること」は若者たちにとって絶対的なステータスだった

周りの多くの人々が他社のスマホを持ち歩く中、iPhoneを持ち歩くことは、富の象徴であり
それを所持することは自らのステータス、周りからの評価にも直結した


もちろんこれはアップルと言う絶大なブランド力が成したことだ


しかし、そのせいで誰もがiPhoneを求め、若者の中にはローンを組んで買うものまでいた
その結果、携帯代金を支払いきれずに破産する者が現れ、社会問題にまで発展しニュースで大きく取り上げられた


その時中国国内では「誰もが」iPhoneを持っているような状況だった


結果、誰もがiPhoneを持つことにより、「自分だけが持っている=希少価値」と言うブランド力がiPhoneから消えた


その後iPhoneの市場は大きく衰退していく
その背景には中国国内のスマホメーカーの躍進やandroid搭載のスマホの性能がiPhoneとは
大きくは変わらないところにまで成長した点もある


特にHUAWEIのスマホを見れば分かる思うが、かなりデザインがiPhoneのパk・・・似通っていると言えるし
かつて斬新なデザインだったiPhoneも今や最近の似たようなデザインと言えるところまで来ている


だからと言って誰もiPhoneを買わなくなったのか?と言うとそうではない
価値は確かに低下したけれども、アップルと言うブランド力は未だ健在だ


これは前のブログのコメントにあったことだけども
コンテンツの価値は下がるかもしれないが、絶対的な価値は下がらない
とはここにある


これは電子媒体で小説や漫画が出ようとも、紙媒体を買う人は絶対にいると言うことだ・・・


が、この話のミソはコンテンツが「有形」であった「場合のみ」成立することであり


そもそも、その絶対的な価値ですら積み上げられたものだし
かつての雪印を見れば分かる通り、不祥事などがあれば信頼は失墜し、商品は瞬く間に価値を失った
価値とは絶対では無く、相対的なものであり、流動的であり・・・(例:株・FXなど)

一番重要なのは「信頼」の上に成り立っていると言うことだ

特にサービスなどの「無形」のコンテンツの場合はその影響を大きく受ける




話を元に戻すと


中国であれほど市場を席捲していたアップルが何故?衰退したかということだが


ここまで来れば分かると思うが


私だけのiPhoneが


みんな持ってて当り前


に変わったことだ


アニメの会場限定グッズと同じものが一般発売されてしまって価値が下がった
みたいな
(この一言で全て通じたかもしれないことをここまで書いてから気が付くorz)



 つまりは人って当たり前のモノに特別価値をみいださないよね


ってことです


理論で言えば本当に漫画の価値を上げたければ出版社や漫画家の数をギリギリまで減らすことだよね(もちろん今の時代には無理な話だけど)


今の時代はネットの普及により色んな所で漫画が読めるようになっています


電子書籍サービス・pixiv・ニコ静・個人のブログ・・・ect.


イラストとかも見れば分かるけど

今の時代プロのアマってたくさんいるじゃないですか


そこから実際にプロとしてデビューしてる人もたくさんいるし


特に小説家になろうとか顕著じゃない?


これもまた前回のブログのコメントにあったけど

要は新人の発掘も兼ねて、出版社が小説家になろうの漫画版を運営すべきでは?

とのことだよね

無料で公開することで多くの脚光を一番浴びることをできるのは間違いなく新人だし


前回も言ったけど


コンテンツやノウハウが無価値になったからといって
「無料で提供しろ!!」
とか言うのは筋違いやからね
勘違いしちゃダメよ


でも、出版社が無料で公開できる媒体を作って、その媒体で活躍する人が現れて
紙媒体での連載を始めたら、紙媒体の売り上げは間違いなく上がるよね


もちろん、YouTubeで作業を公開するのも漫画家の良い宣伝になるだろうし
ニコ生でやってる絵師さんとか多いよね
もしかしたらそれを見た人の中に漫画に興味を持ち、漫画家を目指す人が現れるかもしれない
(これも頂いたコメントより)



まとめ


紙媒体だろうが何だろうが、それが普及した時点で「あたりまえ」になりその価値は大きく下っていきます


価値を上げるには逆に独自性を生み出して行けばいいだけの話でもあります


どうすればそこに付加価値が生まれるのか?


それを考えるのがビジネスであり、経営なのではないでしょうか


価値が低下する原因を排除したところで一度低下した価値観は元には戻りません
それを飲み込んで大きな価値へと変えていく発想と行動力が今の社会には圧倒的に足りない





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