author:岩SHOW
食前酒:血と鉄の酒
リュウジも最近は更新するようになって、やっとあるべき姿になれたなというところ。誠に喜ばしい、というわけで本日も駄文を書き殴ってみたいと思う。
2回目となる突発企画、今日のテーマは「MTGと食」
食べること。料理。マジックというゲームは、実は食と相似する点が多々ある(こういう入りでコジつけ祭りなオカルト系番組、昔は山ほどあったけど今は見なくなったね)。今日は、人間の最も基本的な欲求である食とマジックの関係を紐解いていこう(解かない)。
前菜:ミロゼルの薄造り・水植物とのカルパッチョ仕立て
まずは実際の食について語る前に、食事において大事なことを思い出していただきたい。
一番大切なことであると言っても過言ではない。味?値段?栄養価?それらはもちろん大事だが、それは「食する物」のことであって、ここで言及しておきたいのは「食する者」の話だ。
マナー。食事をするにあたって…特に外でものを食べることがマジックプレイヤーは多いことだろう。遠征先で、大会後に、仲間と共に…その際に、最もケアすべきはマナーである。これを最低限守らなければ、楽しい食事の空気はブチ壊しになる。何も「箸の先端、何cm以上は濡らしてはいけない」とか、そういうことを押し付けたいのではない。最低限、最低限で良いんだ。
ものが校内にある時に喋ろうとしない、クチャクチャと音を立てない
箸で人を指さない、箸で皿を引きずらない
これらは、同席者を不快にさせること間違いない。稀に、わかっちゃいるけど改めないというスタンスの方がいる。食事のマナーは生きてきた時間の中ではぐくまれるもの、今更なおしようもない、と。
では、マジックで考えてみよう。
言動が攻撃的である・各種発言が不十分である
こちらのカードを扱う時(コントロールを得たり、シャッフル時など)に扱いが荒く、カードを弾いたり叩きつけたりする
勝利時に態度が上からである・敗戦後に負け惜しみを言う
こういう人とトーナメントで遭遇した場合、おそらくあなたは何か注意するだろうし、場合によってはジャッジに対応してもらうだろう。マジックは楽しむために生まれたゲームであり、それは対戦相手がいてこそ成り立つ。食事も同じだ。仲間との楽しいひと時、それを真に良いものとするため、努力を惜しんではならない。そして、難しいルーリングを覚えることが出来たように、マナーを改めるのも思っているより簡単なことなのだ。
楽しい=気持ち良い
サラダ:キンズベイル産季節の朝採れミニ野菜のサラダ
いきなり説教臭くなってしまったが、まあここからは楽しい食事だから!パーッといこう!
食事もマジックも順番を覚えるのが大事だ!
まずは乾杯=アンタップ
そしてアップキープ。即ち前菜。季節感のあるちょっとしたものを嗜む。ガッツクのは早いぜ!
ドローしての第1メイン。ここで動くもよし動かぬもよし。僕はビートとかのメインで動くデッキが好きなので、食事も開幕から結構攻めるよ!焼肉なら塩タンというパワーカードを序盤からガンガン叩きつける派だ。基本、ここで「続唱」呪文をキャストして手数を増やし、コンバットに臨みたいが、あまり注文しすぎて《オアリムの詠唱》を喰らってメインお預けも辛いぞ!勿論、いきなりコンバットに入ってこれらのアクションを第2メインで行うのも大いにアリだ。あー食事ってほんまにマジックやわ(幻想)
コンバット
戦闘入りまーす!
最近のマジックは戦闘推奨傾向にある。かつてでは考えられないほど、青いクリーチャー達も武闘派へと変貌した。「今日は○○を食べに行こう」と思ったらその時自分に一番条件のあった○○のお店をネット検索で探すべきだ。マジックで一番いけないのが「とりあえずアタック」だと個人的には思っている。勿論、そうやって動いて十二分に強いクリーチャーや料理も存在する。しかし「相手が3マナ立ててエンドしてくるのは《マルドゥの魔除け》で先制攻撃持ち戦士で打ち取るプランに違いない。ならばこちらも…」と綿密にプランを立てながら動いた方が、ウマくいく場合が多いのだ。環境に存在するカード、お店情報、これらは頭に入れて損することなど何もない!
スープ・パン:ぼろ娘がじっくり煮込んだコカトリスのスープ・ジャムーラパン
例えばあなたが赤のバーンデッキが大好きだったとしよう。ブンブンがあるし、自分は引きも強い方なのでこれで勝てるし、ずっとこれを使おう!
…というわけにいかないのがマジックの辛いところであり、また面白いところでもある。
いくら好きだからって、毎日寿司やピザを食って生きていけるわけではない
栄養、勿論だ。お金、これも大事だ。飽きがくるというのもある。そして、常にそういった時間を取れるわけでもない。
これはそのままマジックにも当てはまる(ということにしてね)。使用するデッキがメタに合っている=勝てるデッキであるか、予算以内で組めるか、練習時間が必要なデッキなら週末の大会までに間に合わないぞ…などなど。一生赤単を使うわけには、いかないのである。
ラーメンばっかり毎日食べてきた中で、しばらくぶりに食べた素朴なお惣菜が、妙に美味しく感じたことがある人もいるだろう。赤単バーンばかりでなく、青黒コントロールも緑ビッグマナもコンボも使う。そうすることで、自分の幅が増え、再度赤単を使った時に「こう動けば勝てる」「やっぱり自分は赤が好きだ!」など自分にとってプラスになること間違いなし。食わず嫌いは、何よりも勿体ないことなのだ。
魚料理:ゼンディカー産長魚のアクアパッツァ
マジックをやっていると、オリジナルデッキ・コピーデッキ論争の場に遭遇することがある。
デッキを自分で作る、というのはマジックを遊ぶ上で非常に楽しみなパートである。1から作りあげたデッキで勝利した時の喜びは、筆舌に尽くしがたい。クセになるレベルだ。そして、料理も言わずもがなそうである。上の写真は、僕が自作したバジルソースのシーフードサラダだ。見てくれは良いものじゃないが、バジルソースは胸を張って出せる味に仕上がっており、満足な一皿であった。脳内で思い描いた味を再現できた時の喜びときたら…これ、失敗することも勿論あるのだが、それが自分の中で確実に経験値になるんだよね。そして思いがけない発見もあったり…デッキも全く同じではないか!料理とデッキは、「作り得」である。
じゃあなんでも自分で作って家で食うのか・と言われれば「No」である。しっかりとした設備と、プロの腕でしか作り出せない味わいというものもまた、世界中に数多あるのだ。揚げ物や中華などといった火力や大量の油を必要とするものなんか、それの典型である。準備も後片付けも、大変だ。
デッキも同じく、すでに結果を出したプロプレイヤーのデッキをネットで探してコピーすることには大きな意味がある。長い調整と、実戦によって研ぎ澄まされた最先端のものを、ただカードを集めさえすれば自分の手に出来るのである。この上なく合理的な手法であり、最も勝利に近いアプローチでもある。大半のプレイヤーは、プロではない。本当に正しくて強いデッキを1から作り上げることは、皆が皆出来るわけじゃない。そんななかで勝って楽しむには、コピーすることも大事だ。
結論としては、「どっちも大切」ということだ。プロの腕を参考にして、自分の腕を鍛え上げる。これが1つ上を目指すには最も良いアプローチ、かもしれない。
肉料理:オーロクスのロースト・ユートピアの木の実ソースを添えて
結局、マジックも食事も皆が大好きなことなんだから、全力で楽しめば良いんだよなぁ
良いものを食べるにも、良い成績を残すにも、日々の努力と数々の我慢が必要なんだよなぁ
美味い飯、楽しいマジック、最高の仲間、これあえあれば生きていけるんだよなぁ
デザート:ラバイア産最高級ハチミツの一滴
というわけで遠征先でお会いしたら、地元の美味い店教えてくださいね^^
以上、スマホに溜まった料理写真垂れ流しのコーナーでしたぁ~腹減ったなぁ~
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うまそう(小並感)