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「まごころを,君に」スペイン語版トレイラーに見るアスカ絞首の考察〜

2016/12/09 11:03 投稿

  • タグ:
  • エヴァンゲリオン
 いつも,お世話になっております。

 先日,YouTubeでエヴァンゲリオン旧劇場版:第26話「まごころを,君に」のスペイン語版トレイラーを見つけました。

( すいません ニコニコチャンネルブロマガは,You Tube動画のアップは出来ないみので URL https://youtu.be/DBB8-7uDU18 )
 
 この動画は,新世紀エヴァンゲリオン旧劇場版のトレイラーなのですが,日本公開版との相違に気付きました。 その場面は,人類補完計画の発令に伴うアンチATフィールドの増大によりシンジとアスカの心が溶け合いお互いの心(内面)が混ざり合う状況が描写されているのですが,その状況下においてシンジがアスカへの絞首へと至ります。この場面については,実際の場面という意見も見受けられますが,映像(状況証拠)から鑑みるならば,いわゆる「夢の世界(心の補完の発令)」の出来事だと思われます。(上記のYouTube動画の1:27〜1:31)

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 上記のシンジがアスカへの絞首の場面ににおいて,日本公開版では「甘き死よ来たれ」のBGMが流れだしアスカとシンジの声は消されているのですが,このスペイン語版では「甘き死よ来たれ」のBGMが流れず,首を絞められた時のアスカの呻き声が流されています。アスカの呻き声が流されたということは,現実に起こったことと思われるミスリードを招きかねず,スペイン語への翻訳者がエヴァンゲリオンの人類補完計画の本質を取り損ねているのでしょう。

 「甘き死よ来たれ」の歌詞(#1)は,アスカのシンジに対する思い(←極端なヤンデレ)がひしひしと綴られているのですが,ATフィールドが完全に消滅しアスカの心が完全に露呈した時にシンジに対して言った「あんたが私のものにならないら,あたし何もいらない」の発言に対応していると思うのです。

 
 アスカ:知ってんのよ,あんたが私をオカズにしてること いつもみたくやってみなさいよ ここで見ててあげるから


 アスカ:あんたが私のものにならないなら,あたし何もいらない

 シンジ:だったら,僕に優しくしてよ

 この後,

 裸体のアスカ・レイ・ミサトの幻影が現れ「優しくしてるわよ」と囁く(←シンジに本心を露呈するよう,男性の本能に対して性的に挑発する)
 最後にアスカとおぼしき声で,「いくじなし」(←寂しそうな声)」
 「あんたとだけは絶対にイヤ」(←本心をさらけ出さないシンジへのアスカからの最後通告))



 新世紀エヴァンゲリオン旧劇場版第26話「まごころを,君に」より


 アスカの絞首場面において「甘き死よ来たれ」のBGMが流れたのは,アスカがシンジに自分の本心を初めて打ち上げシンジの心から(本心)の返事を心より期待したにも関わらず,シンジが曖昧な返事に終始した為にアスカの激怒を誘発し,キッチンでの大喧嘩に発展したのでしょう。

 人間は,ATフィールド(心の壁)がなければ自己が崩壊してしまうので,それが最後の砦となるのですが,この壁を取り払われなければ愛する人と結ばれないというのは,アスカ(人間)の大きな業ということなのでしょう。

 尚,心の壁である「ATフィールド」が,使徒に対するリリン(人間)の取り得る唯一の対抗手段であるというのは,とても考えさせられるものです。恐らく,リリン同士の現実の戦争も同じことなのでしょう。

 最後までお読み頂き,誠にありがとうございました。

 よろしくお願いします。


 (#1)

 「甘き死よ来たれ」(公式日本語訳)

  I know, I know I've let you down
  (そう 私はあなたを失望させてきた)
  I've been a fool to myself
  (私は無駄な努力をしていたの)
  I thought that I could live for no one else
  (誰のためにでもなく生きていけると思っていた)
  But now through all the hurt & pain
  (でも今や辛い日々は去って)
  It's time for me to respect the ones you love
  (あなたの愛する人たちに、何よりも大切な人たちに敬意を表す時が来た)
  mean more than anything
  (私はベストを尽くしたわ)
  So with sadness in my heart
  (でも悲しいことに)
  (I) feel the best thing I could do
  (私がしてあげられることは)
  is end it all
  (すべてに終止符を打つこと)
  and leave forever
  (そして永遠に去り行くこと)
  what's done is done it feels so bad
  (過去は過去に過ぎない 苦しいけれど)
  what once was happy now is sad
  (かつて幸せだったことが今は悲しい)
  I'll never love again
  (もう二度と愛したりしない)
  My world is ending
  (私の世界は終わりを告げている)
  I wish that I could turn back time
  (時間を逆戻りさせたい)
  cos now the guilt is all mine
  (今やすべての罪は私のものになってしまったから)
  can't live without the trust from those you love
  (あなたの愛する人たちの信頼なしには生きていけない)
  I know we can't forget the past
  (そう 私たちは過去を忘れられない)
  you can't forget love & pride
  (あなたは愛とプライドを忘れられない)
  because of that, it's kill in me inside
  (それが私を深く傷つける)
  It all returns to nothing,
  (無へと還ろう)
  it all comes tumbling down, tumbling down, tumbling down
  (みんな崩れていく、崩れていく、崩れていく)
  It all returns to nothing,
  (無へと還ろう)
  I just keep letting me down, letting me down, letting me down
  (私は壊れていく、壊れていく、壊れていく)
  In my heart of hearts
  (心の底から思う)
  I know that I called never love again
  (もう二度と愛など求めないと)
  I've lost everything
  (私はすべてを失った)
  Everything
  (すべてを)
  Everything that matters to me, matters in this world
  (私にとって意味のあるものすべてを この世で意味のあるものすべてを)
  I wish that I could turn back time
  (時間を逆戻りさせたい)
  cos now the guilt is all mine
  (今やすべての罪は私のものになってしまったから)
  can't live without the trust from those you love
  (あなたの愛する人たちの信頼なしには生きていけない)
  I know we can't forget the past
  (そう 私たちは過去を忘れられない)
  you can't forget love & pride
  (あなたは愛とプライドを忘れられない)
  because of that, it's kill in me inside
  (それが私を深く傷つける)
  It all returns to nothing,
  (無へと還ろう)
  it just keeps tumbling down, tumbling down, tumbling down
  (みんな崩れていく、崩れていく、崩れていく)
  It all returns to nothing,
  (無へと還ろう)
  I just keep letting me down, letting me down, letting me down
  (私は壊れていく、壊れていく、壊れていく)
  It all returns to nothing,
  (無へと還ろう)
  it just keeps tumbling down, tumbling down, tumbling down
  (みんな崩れていく、崩れていく、崩れていく)
  It all returns to nothing,
  (無へと還ろう)
  I just keep letting me down, letting me down, letting me down
  (私は壊れていく、壊れていく、壊れていく)

  「甘き死よ来たれ」(庵野秀明日本語訳)

  不安なの。
  不安なの。
  みんなに嫌われるのが、怖い。
  自分が傷つくのが、怖い。
  でも、ヒトを傷つけるのが、もっと怖い。
  でも、傷つけてしまう。
  好きなヒトを傷つけてしまう。
  だから、ヒトを好きにならない。
  だから、自分を傷つけるの。
  嫌いだから。
  だいっキライだから。
  好きになっては、いけないの。
  だから、自分を傷つける。
  優しさはとても残酷
  心を委ねたら、私は壊れてしまう
  心が触れ合えば、あの人は傷つく
  だから、私は壊れるしかない
  無へと還るしかない
  無へと還ろう
  無へと還ろう
  それは、優しさに満ち満ちたところ
  そこは、真実の痛みのないところ
  心の揺らぎのないところ
  無へと還ろう
  無へと還ろう
  他人のいない無へと還ろう
  無へと還ろう
  無へと還ろう
  傷つく事のない無へと還ろう・・・
 

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