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山形最古のワイナリーで見つけためちゃ旨ブランデー:ナベコの取材日記

2015/09/09 20:00 投稿

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山形最古のワイナリー"朝日町ワイン城"に行ってきた

山形朝日町ワイン城  ごきげんよう、ナベコと申します。
 趣味はお酒で酩酊すること。

 そんな私ですが、先日山形にラーメン巡礼で行ったので、この機会にと県内最古のワイナリー『朝日町ワイン』に足を運びました。

山形朝日町ワイン城

 創業70周年の歴史がある朝日町ワインは、洋風で瀟洒な建物で、別名“朝日町ワイン城”とも呼ばれています。私としては城というかアルプスの少女ハイジのクララの家のようなイメージが思い浮かびました。どちらにせよ絵本のような西洋の風景です。

約40種類のワインを無料試飲できる

 お目当ては、無料試飲!
 タダより怖いものはないというけれど、それでもやはり「タダで飲める」はステキすぎて私としては世界一尊敬しているフレーズです。

 朝日町ワインの売店エリアには40種類以上のワインが用意されていて、お客さんは入場料無料で自由に試飲できるようなっています。ワインのラインナップはシーズンによって若干変わってきます。
 40種類という規模の無料試飲ができる場所は、全国的に見ても類が少ないそうですよ!

山形朝日町ワイン城 代表的な銘柄である朝日町ワイン、県外ではあまり飲むことができないマイスターセレクションのワインなど。 山形朝日町ワイン城 山葡萄酒。 山形朝日町ワイン城 スパークリングワインも揃っています。 山形朝日町ワイン城 朝日町ワインが最近取り組んでいる西洋品種のブドウで使ったワイン。

 季節によってはリンゴで作ったお酒“シードル”もあります。葡萄ジュースもあるので、お子さんや車で来た人にもうれしいですね。

 最近、国内で生産された“日本ワイン”への注目が高まる中、朝日町ワインは2015年の『日本ワインコンクール』で15銘柄が入賞するほど実力が認められています。良質な日本ワインで自分に合う味を見つけたいとという人にとっては、もってこいの試飲エリアになっているわけです。

当然ガブガブ飲むわけです

山形朝日町ワイン城

 ミソとしては、国内品種と西洋品種のブドウのワインの飲み比べ。
 朝日町ワインの代表銘柄である『朝日町ワイン』などは国産品種のマスカット・ベリーAを使用していて、軽くて膨らみある味わいが特徴です。一方、自社栽培をしている西洋品種ブドウのワインは深みがある味わいが特徴で、個性がまったく異なっています。どちらが好きかは好みによるのですが、飲み比べることでワインの幅広い世界にあらためて気が付かされるわけです。

 私はですね、ラーメン巡礼をしているわけですからラーメンを飲む(おっと、打ちミスをしてしまいましたがあえてママで)余力を残しておかなくてはいけないのですが、これだけのワインを自由に飲める空間にいるわけですから、いけないと思ってもつい。いけないと思ってもつい。ああっ!

ブランデーが鼻腔から抜ける旨さ

山形朝日町ワイン城

 ナベコのイチオシはブランデー!
 国内品種のワインを蒸留させて10年寝かせた『ブランデーエスポワール高野』の旨さは想像を超えていました。
 しっかり熟成されていて、鼻腔をスーッと抜ける夢のような味わい!国内品種であるから口当たりも優しく、ひと口飲んで虜になってしまいました。
 5300円と、私のお財布としてはちょっとお高いですが、これ買いましたよ! 山形から帰ってきてからもいつ開けようか考えるたびにニヤニヤしてしまい、まさに夢を買ったような心もちです。ふふふ!

庭に広がるブドウ畑にうっとり

山形朝日町ワイン城

 たくさん試飲してほろ酔いになった足で、庭のブドウ畑を散策に。
 朝日町ワインでは2000年から西洋品種のブドウの自社栽培に取り組んでいて、ワイナリーから見える青々としたブドウ畑には見学者も足を運んで良いということです。

山形朝日町ワイン城

 日本では珍しいブドウの棚栽培。日本のブドウ畑はたいてい天井をつくる空中栽培なので、このような棚の合間に光が差す見晴らしがよい風景は西洋的です。ついスキップしたくなるのどかな雰囲気でしたよ。

山形朝日町ワイン城

 ブドウは秋の収穫の時期にむけて実をつけます。夏のシーズンでこのくらい大きくなっていたので、ひと粒あーん。口にすると「酸っぱー!」。
 それもそのはず、ワインのブドウは食用とは違います。さらに栽培しているのは西洋品種のため、皮が厚くことさら渋みが強いです。子供の時、近所の庭になっている食べちゃいけない木の実を食べた時のことを思い出しました(笑)。
 ちなみに、ブドウの実はちょっとだったら味見しても良いとワイナリーの人は言ってくれましたが、ワインのために収穫するのでほどほどに。

瓶詰工程を見学してワインおベンキョ

山形朝日町ワイン城

 ワイナリーでは、瓶詰工程が平日は来客者にも見えるようになっており、ラベル貼やキャップ締め付けが見学できるようになっています。団体だと事前予約がマスト。

 40種類ものワインを無料試飲できる穴場のワイナリーに行って取材の活力を得たナベコでした。と、いう話で今回は締めくくろうと思いますが、実はほかにも通常は公開していない樽の熟成倉庫なども見させてもらったんですよ! その話はまた後日!

 大好きなお酒の話ができるなんて私は幸せだなあ!

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