ライターやブロガーを中心に、PCを仕事で持ち歩く人たちから圧倒的支持を得ている“ひらP”こと『ひらくPCバッグ』。アスキーストアでも、別注カラーの『ひらくPCバッグ 週アス×VAIOコラボ版』を販売中です。2万550円と安くないバッグだけに、毎日ビッシリ荷物を詰め込んでハードに使ったら壊れないか心配…という声も。そんなとき、ライター太田百合子氏が愛用する初代モデルのひらPが壊れてしまったと聞き付け、メーカー修理の一部始終をレポートしていただきました!
愛する“ひらP”が壊れてしまった!!
突然ですが、私の愛用していた“ひらP”こと『ひらくPCバッグ』が壊れてしまいました。どうやら少々荷物を詰め込みすぎたらしく、強引に閉めようとしたらファスナーが外れてしまったのです。購入以来とても気に入って、それこそ毎日のように持ち歩いていたひらP。はっきりいって、このコの代わりになるPCバッグなんてほかにはありません。 ファスナーが外れて閉められなくなった、我が愛用のひらP。初代モデルの紺色です。いろいろ詰め込んで強引にファスナーを閉めようとしたら、こうなりました。ごめん、ひらP。思い切って買い直そうかと、販売元のSUPER CLASSICのサイトを見ていたら、渋谷に期間限定のショップをオープンしていることがわかりました。ひらPをはじめとするSUPER CLASSICブランドの商品を、実際に触って試せる、ショールーム的なお店のようです。ここに持ち込めば、修理してもらえるかも。淡い期待を胸に、ショップの開いている時間を狙って電話かけてみると、電話に出た担当者さんがメールアドレスを教えてくれました。まずはこのメアド宛に故障箇所の写真を送り、その上で修理可能か、その場合どのくらいかかるかを連絡してくれるそうです。私はショップに直接電話しましたが、連絡はSUPER CLASSICのサイトにある、問い合わせからでもよかったみたいです。
さっそく、壊れたひらPを撮影して送信したところ、数日ほどで返信がありました。ファスナーは修理可能で修理には1ヵ月ほどかかるとのこと。修理代金は実際にモノを見てから見積もることになるが、だいたい数千円程度とのことでした。買い直すよりは安く済むし、もちろん修理することに決定。すぐに指定された住所にひらPを送りました。渋谷のショップに持ち込むのもありですが、郵送なら全国どこからでも修理を依頼できますね。なお、後日見積もられてきた修理代金は4860円。修理品が届いてからの後払い&振込でした。
そして、待つこと1ヵ月。元気になったひらPが、ついに私の元に戻ってきたのです。
元気になって戻ってきたひらP。ファスナーもばっちり閉まるようになりました。この1ヵ月間、ひらPのない日々は本当に苦痛でした。ひらPの便利な使い勝手に慣れきった身には、どのPCバッグも帯に短し、襷に長し。これじゃない感がしてしまい、ものすごくストレスを感じるからです。
ひらくPCバッグにたどり着くまでのお話をしましょう
自慢じゃないですが、私、PCバッグは人より多めに所有しています。それはひらPに出会うまでの長い間、理想のPCバッグ探しの旅をしていたからです。
ちなみに私が考える理想のPCバッグの条件は、
①PCがそのまま入れられる緩衝材付きの専用スペースがあること。
②ACやケーブルなどをすっきり収納できること。
③PC以外に取材用のカメラ、ICコレーダー、ノートなどを不足なく収納できること。
④収納したアイテムがどこにあるかすぐわかり、取り出しやすいこと。
⑤重さができるだけ身体の負担にならないこと。
要するにPCをそのまま放り込めて、いろんな取材道具と一緒に収納でき、しかも「あれ、どこに入れたっけ?」とじたばたせずにパッと取り出せて、長時間持ち歩いても疲れない。そんなバッグがいいのです。
理想を追い求めて、これまでいろんなPCバッグを試してきました。たとえばリュック型は、PCの専用スペースや収納力は文句ナシ。両肩で背負うので身体への負担も少ないですが、縦に深いため奥のものが取り出しづらい。一方のブリーフケース型は、カメラなどを入れるとマチがぐっと広がってしまい、肩にかけるとかなりバランスが悪くなってしまいます。トートバッグ型は一見口が広く取り出しやすそうですが、PC専用スペースを備えたものの多くは縦型で、深くて荷物を探らなければいけないのはリュック型と同じ。ベルトがカバンと一体になったショルダー型は、コンパクトなものが多いので収納力に不満ありと、まぁどれもこれも一長一短だったのです。
これまでに私が使ってきたPCバッグの数々。過去に処分したものも含めると、これでもまだ半分ほどです。いろんなタイプを試しましたが、これぞ理想のPCバッグと思えるものには、なかなか出会えませんでした。
その点ひらPは、PCがそのまま入れられる専用スペースがあり、ACやケーブルをすっきり収納できるポケットもあり、カメラなどを収納できるだけのマチもたっぷりで、カメラバッグのように緩衝材で仕切ることも可能。がばっと開くのでアイテムがどこにあるか、一目でわかって取り出しやすく、しかも身体にフィットするので重さを感じにくい。おまけに自立するのでどこにでも置けるし、ピンバッチなどをつけて個性を演出することもできます。私にとってはまさに理想のPCバッグ。初めてこのコを見つけたときは頭の中で祝福の鐘が鳴り響き、使いやすさを実感してからは、日々この出会いを神に感謝しているほどです。
さて、そんな愛するひらPをもう2度と壊さないために、収納するアイテムを少々見直すことにしました。これまでひらPに入れていたのは、PC/タブレット/スマホ3台/カメラ/ストロボ/書類/手帳/ICレコーダーや電子ペン、メモ帳、名刺ケース、ヘッドフォンなどを収納したインナーバッグ/モバイルバッテリー/スマホ充電用のACとケーブル/PC用のACとケーブル/ペンケース/長財布/化粧ポーチ/水筒/傘など。確かにこれは詰め込み過ぎですね。アイテムを何点か削る必要がありそうです。
BEFORE
アイテムをいくつか減らしたら無理なく収納できるようになりました。これならもうファスナーが壊れることもないはず!?
AFTER
これからはあまり無理をさせないようにしつつ、今後も末永くひらPを愛用していく所存です。神様、私にひらPをくれてありがとう! そして、理想のPCバッグ探しの旅を続けているそこのアナタ、ひらP、マジおすすめです。
太田 百合子
3度の食事と同じくらい、デジタルガジェットが大好物なスマホ女史ライター。
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