さっそくダウンロードしてみました。
ダウンロード中アップデート後には再起動の必要があるので、ほかの作業をしているときは注意。もちろん、再起動を先延ばしにしてもいいですが、旧バージョンのATOK 2014はこの時点で使えなくなってしまいます。
ATOK 2015を利用する際はシステムの再起動が必要です。再起動すると、「ATOKスタートアップツール」が自動的に起動します。
再起動後に自動的に起動するセットアップツール。ATOKスタートアップツールでは、OS X標準の日本語入力プログラム(もう「ことえり」とは言わないんですよね)のユーザー辞書も取り込めます。iCloudを利用していれば、OS Xのユーザー辞書はiPhoneやiPadともユーザー辞書を同期できるので、ATOKでも同じような変換精度を実現できるわけです。
OS Xのユーザー辞書を取り込めます。さらに「ATOKクラウドサービス」の設定画面へ。
「ATOKクラウドサービス」の設定画面。ここで新機能の「ATOKナントカ変換」などが使えるようになります。
利用するサービスの選択画面。「ATOKクラウド推測変換サービス」の地域も選べます。これを自分が住んでいる都道府県にしておけば、地域に応じた変換候補が優先的に表示されます。
「ATOKクラウド推測変換サービス」の地域設定。OS Xの「カレンダー」や「連絡先」と連携する機能も備わっています。
「Macスマート連携」の設定画面。「ATOKナントカ変換サービス」は、先頭の言葉がわからない単語を探し出してくれる機能。単語のわからない部分に、「なんとか」「まるまる」「?」などの「ナントカトリガー」になる文字を入れれば候補を列挙してくれます。「ナントカトリガー」を自分で設定することも可能です。
「ATOKナントカ変換サービス」の設定画面。「なんとかびじゅつかん」で変換すると、東京都美術館、近代美術館、国立新美術館などが候補に出てきました。
「なんとか」をつけて変換したところ。「?たいそう」で変換すると、ダンベル、ラジオ、準備などの単語が出てきました。「たいそう」=「体操」で絞り込むのではなく、導体層(どうたいそう)という言葉も候補に出てきましたね。導体層とは、プリント基板の一面にある導体パターンのことを指します。
「?」をつけて変換したところ。「まるまるあだぷたー」と入力すると、ACやメモリーカードのほか、架空通話、物体転送などの単語も出てきました、不思議。
「まるまる」をつけて変換したところ。ワタクシは、月額476円のプレミアム版を使っていますが、月額286円のベーシック版でも十分な人も多いかと思います。ちなみにベーシック版では、クラウド辞書、クラウド文章校正、クラウド翻訳変換、Android版ATOKが使えない(別途購入すればOK)という制約があります。いずれにせよ1年間使っても、プレミアム版は5712円、ベーシック版は3432円なのでパッケージ版を買うより安いです。
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