●VAIO
●直販価格 34万5384円
(標準仕様にCTOで、メモリー16GB(オンボード)+第2世代ハイスピードSSD 512GBを選択した場合)
●注文受付中(5月29日発売)
事前調査に裏付けされた最高峰のスペック
『VAIO Z Canvas』は2月に現在発売中のフラグシップ機『VAIO Z』と共に発表。以前からさまざまなイベントに開発機を先行展示しており、多くのユーザーの意見を事前に取り込み、ユーザーのニーズに合わせた製品に仕上がった。
↑『VAIO Prototype Tablet PC』からの変更点として背面がブラックからシルバーに変更。これも「指紋が目立ちにくいほうがいい」という試用者の意見を取り入れた仕様。タブレットPCの顔とも言えるディスプレーは12.3インチのWQXGA+(2560×1704ドット)解像度で、色再現度はAdobe RGBカバー率95%を誇る。色の鮮やかさはプロのカメラマンでなくても違いがわかるレベルで、Windows 8.1のUIですら別物に見えてくるほどだ。
本機は主な用途として動画編集や高解像度の写真現像、イラスト作画などの高いスペックを要求する作業を想定している。CPUはCore i7-4770HQで、メモリーは最大16GB。ストレージは上位2モデルに関してはPCIe 3.0接続のSSDを採用する。外付けGPUは非搭載ながら、CPU内蔵GPUとして“Iris Proグラフィックス5200”を搭載。4K動画のRAWファイルを扱えるほどのパワーを秘めている。
↑独自の高密度実装技術と放熱設計技術を合 わせた“Z ENGINE”により多数のパーツを搭載。静音ファン3基で高性能CPUを冷やす。使いやすいデジタイザーペン
↑最大1024段階の筆圧検知が可能なデジタイザーペンは、付属のアタッチメントを右側面に取り付けることで紛失を防止できる。細かな使い勝手も非常に洗練されている。特に付属のデジタイザーペンまわりは秀逸で、最大1024段階の筆圧を検知でき、手が画面に触れてもペン入力を妨げない“パームリジェクション”にも対応。実際にイラストを描いたり、一眼レフで撮影したRAWファイルをPhotoshopで編集したところ、ペンを速く動かしても追従性が高く、紙に描いているかのような感覚すらある。
↑コピーやペーストなどが便利な最大24種類のショートカットキーを表示する領域は、タッチ無効化モード時でもタッチ可能。表示位置は設定で指定でき、ハードキーのような使い勝手だ。●おもなスペック
ディスプレー 12.3インチタッチ液晶(2560×1704ドット、250dpi)
CPU Core i7-4770HQ(4コア/8スレッド、2.2GHz、最大3.4GHz)
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD(PCIe 3.0×4)
インターフェース USB3.0×2、HDMI出力、ミニDisplayPort、SDXCカードスロット(UHS-II対応)、ギガビットLANほか
本体サイズ/重量 301(W)×213(D)13.6(H)mm/1.21kg(キーボードを含まず)
OS Windows 8.1 Pro Update(64ビット)