ほぼ地球の裏側なので、乗り継ぎ含めて合計20時間も移動し続けることとなりました。メキシコ・カンクンへの直行便はなく、米国・ロサンゼルスで乗り継ぎ。東京〜ロサンゼルスが約10時間、乗り継ぎに数時間、ロサンゼルス〜カンクンが約5時間です。
そこで、少しでも旅の疲れを軽減するべく秘密兵器を投入。通称“PCスーツ”と呼ばれている段階的着圧ウェア『SKINS RY400 ロングタイツ』です！
写真はメンズ用です。
メンズ用は股部分がメッシュ素材。ウィメンズ用はほかの部分と同じ布になっています。
ほどよい締め付けにより、着るだけで疲労を軽減できるというインナー。市民ランナーなどの間で着圧ウェアの疲労軽減効果が知られていますが、同製品はオフィスで座りっぱなしでPC作業をしている状態を想定。そのため、一般的な着圧ウェアと違って長時間着用OK。寝ている時に着てもいいんです。元々のルーツはエコノミー症候群対策とのことで、プロアスリートも飛行機移動時に着用しているという情報もあります。
SKINSを購入する前から、同様の効果が得られる着圧ソックスは旅の必需品として愛用していました。ただ、圧が強いため履くのもひと苦労。長時間の着用はNGなので、飛行機に乗っている間じゅう履いているということができませんでした。
同製品は、以前こちらの記事でご紹介したように上下とも用意されているのですが、今回は特に足のむくみ軽減と手軽さ重視でタイツのみ使用しました。
…ってことで、搭乗前の羽田空港国際線ターミナルにてPCスーツを着用！ ミニスカートの下にレギンスのように履くと、ひざ部分に切り替えがあるので若干スポーティーな感じにはなるんですけど、あまり違和感ないと思いませんか？
目的地が暑いため最初からサンダル着用ですが、飛行機内が肌寒いので上は薄手の長袖。
男性の方は、パンツの下にはけば目立ちません。
で、結果はどうだったかというと…
合計15時間の長時間フライトにもかかわらず、驚くほど足の疲労感がなかった!!
これまで6〜8時間くらいのフライトでも、後半は足がむくんできてトイレに立ったついでに屈伸運動をしたり、ふくらはぎを揉みほぐしたりしていました。ところが、今回は10＋5時間と倍近い時間だったのに足のむくみを意識させられることすらなし。これには本当に驚いたと同時に、決して安くはない同製品の圧倒的な効果に大満足です。
ピッタリしたタイツを長時間履いていたらお腹が苦しいのではないかと思われると思いますが、“段階的着圧”というだけあって部位によって圧力が異なっています。体型とサイズにもよりますが、私の場合ふくらはぎはわりとしっかり締め付け、可動部のひざはよく伸びて動かしやすく、太ももはほどほど、ウェストはゆったりしています。
スカートの下にタイツを履いていたことによる副産物として、滑りのいいタイツのおかげで座席で身動きしやすいというメリットもありました。狭い飛行機のエコノミー席で眠りながら身じろぎしたり姿勢を変えたりするとき、お尻を滑らせるように動かせて楽なんです。それに、スポーティーなデザインなので、片膝を立てたりしてスカートの中が丸見えになっても問題ありません。見えちゃいけないもののようには見えませんから。
ちなみに触感はひんやりとして涼感があるため、暑いことはないです。気温25度くらいのメキシコに着いてからもホテルに到着するまでずっと履いていられたくらいです。逆に、寒さをしのぐ効果もほどほどです。乗り換えのロサンゼルス国際空港はクーラーがガンガンに効いていて、起毛パーカーを着てブランケットをかぶっても寒くて死にそうだったのですが、直接冷気が肌に触れないぶん暖かいものの、布が冷たかったです。
そんなわけで、往復の飛行機はもちろんですが、多めに歩いた日は寝るときのパジャマ代わりとしても履いていました。海外旅行や出張が多い方には全力でオススメします。もちろん長時間のPC作業、立ち仕事、日常的な足のむくみが気になる方にもお使いいただきたいですね。
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