『スマートドール』には、現在開発中の電力で動く“オートマチック”版と、自分で動かす“マニュアル”版があります。どちらも見た目は同じですが、中身は全くの別物。前者はロボット機構で埋め尽くされていていますが、後者はフル可動式の骨格『ミライフレーム』が内蔵されているのです。
デザインはボクと宮田典昭氏の共同開発。3次元CADソフト『SolidWorks』を使い、骨格単体で飾ってもカッコいい、メカっぽさを取り入れたデザインにしました。
■新機能・新要素を入れ込んだドール用フレームとは?
ミライフレームには、他社の骨格付きソフビ製ドールにはなかった新要素がいくつもあります。
そのひとつは3軸関節。従来の2軸関節ドールは股が開いた状態で立たせた場合、足裏がしっかり地面に着きませんでしたが、スマートドールは足首を3軸関節化しているため、よりナチュラルなポージングができるんです。
ポージングで重要な役割を果たす手首も、3軸関節です。脊髄部分には“Jeton”という可動性の高い関節を採用。フレーム全体は、高い強度と耐久性を誇る、結晶性プラスチックのポリアセタール(POM)製で、よほどの圧力を加えない限り破損する事はありません。
随所に、より自由度の高い3軸関節を採用しました。最大の特徴は脊髄の根元に設けられた“スマートサポートソケット”です。これはミライフレームの拡張スロットのようなもので、付属の伸縮スタンドを装着すると、立たせた時の安定性が格段にアップします。また、別売りの『スマートエアスタンド』を使えば、ダイナミックな空中ポージングも可能です。
スマートサポートソケットには、空中ポーズで展示できるスマートエアスタンドや、付属の伸縮スタンドなどを装着できます。 将来的にはドールスタンドに留まらず、スマートサポートソケットを通してさまざまな拡張アクセサリーが付けられるようになります。販売日は未定ですが、ミライフレーム単体でのリリースも一応視野に入れています。
ガンプラのように自分で組み立て、デッサン人形やアクションフィギュアとして遊ぶのもおもしろいかもしれません(^o^)
次回は、引き続き骨格“ミライフレーム”の製造工程について、お話したいと思います。
関連記事
- はじめまして、ダニー・チューです!
- 60cmサイズの女の子、”スマートドール 末永みらい”とは?
- 3Dプリンターでみらいちゃんの原型をつくろう!
- 3Dプリンターでソフビの原型をつくる際の注意点って?
- みらいちゃんの“金型(かながた)”をつくろう!
- スマートドール末永みらいは日本の職人技の結晶です
- スマートドールみらいちゃんのソフビ製パーツができた!
- スマートドールはセクシーさと可動領域の広さが魅力です^^
- ドールの“外皮”のバリ切りはNinja(忍者)の如く
コメント
コメントを書く