※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーと愉快な仲間たちが地下の倉庫の隣の部屋からお届けする、ごくたま〜に役立つ情報を扱うこともあるコーナーでございます。 スマホユーザーみんなたち持ってるモバイルバッテリー。発売されたばかりのMacBookはUSB3.1 Type-Cがあるため、USB充電器やモバイルバッテリーで充電できちゃうかも? と、ACCN局長とヒロさんが頑張って試していたが、甘いな! と思ったので検証する。
↑MacBookのバッテリーがなくなりそうだけどコンセントがにゃい。そんなときにモバイルバッテリーに頼れるかしら?用意したモノはELECOM USB3-AC05BK。両端がそれぞれフツーのUSB端子とUSB3.1 Type-Cになっているケーブルだ。モバイルバッテリーはAnker Astro E7。3つのポートを備え、PowerIQにより接続先デバイスに適した入力を行なってくれる。iPhone 6を約10回充電できちゃうスグレモノだ。
↑エレコムの『USB3-AC05BK』。 ↑『Anker Astro E7』は25600mAhと大容量ながら約450gと軽い。燃費の悪い人向けだ。 ↑USBポート×3を備え、合計4Aまで出力可能となっている。Anker製品ではお馴染みPowerIQにも対応。いつかは覚えてないが、秋葉原で購入したUSB電流計を挟んでチェック。純正アダプターにELECOM USB3-AC05BKを接続し、MacBookに給電してみたところ、5V/2.8A入力と表示された。Anker Astro E7から充電してみた場合も同様で、5V/2.8Aという結果に。
↑純正AC→USB-C to USB Adapter→ELECOM USB3-AC05BK→MacBookと接続した場合、入力は5V/2.8A。USB電流計を抜いた状態でも似た感じの充電速度だった。両側ともUSB3.1 Type-Cだと14.2W/2.0Aになるのだろうか。 ↑Anker Astro E7→ELECOM USB3-AC05BK→MacBookの場合、5V/2.8Aでの入力になった。Anker Astro E7は最大4Aなので、ELECOM USB3-AC05BKかMacBook的に2.8Aが上限ということか。まずは、輝度最大で10分放置してみたところ、約3%バッテリー残量が増加。輝度50%の場合は約5%。これは放置状態での結果なので実用的とはいえない。輝度50%の状態で、Blackmagic Design Disk Speed Testを回して軽い負荷状況をつくってみたところ、バッテリー残量は増えも減りもしない感じになった。緊急時にバッテリー残量を減らしたくないとき用の手段としてはまぁアリか。
↑輝度最大で放置プレーしてるとこ。 ↑輝度最大で10分放置したところ、約3%バッテリー残量ゲージが増加。途中にエラーメッセージなどが出ることもなかった。 ↑輝度50%の状態で負荷をかけてみたところ、バッテリー残量ゲージは増えも減りもせず。であれば、輝度をなるべく下げてのメモ書き程度であれば、バッテリー残量ゲージは増えるかも。次にスリープ時。このときも入力は2.8Aのまま、約10分で5%のバッテリー残量ゲージの増加が確認できた。これにより1時間で30%ほど充電可能と判断できる。とはいえ、やはり出先での緊急回避程度の実用度か。
↑スリープ状態で10分間充電したところ、バッテリー残量ゲージは79→84%に。移動中のプチ充電にはなりそうだ。電源をオフにした状態でもチェックしてみたところ、バッテリー残量は6%増加。リチェックでは7%増加していたため、電源オフであれば40%ほど充電可能かもしれないが、その前にモバイルバッテリーが枯渇するな……。
↑電源を落とした場合、10分でバッテリー残量は6〜7%増加。やはり移動中の緊急充電手段のひとつ程度に思っておくのがいい。出力5V/2.1Aのカワイイ系モバイルバッテリーでは実用的ではないが、今回のように5V/4Aにまで対応するAnker Astro E7のようなモノであれば、条件付きではあるが充電できるという結果となった。まぁ本体だけでも約8〜10時間は動作するので、ノマドにもほどがある人向けTipsということで。