VAIOのフラグシップ『VAIO Z』の発売に合わせて予約を受け付けていた『ひらくPCバッグ 週アス×VAIOコラボ版』が、みなさんのお手元に届き始めています! さっそく入手した“ソニーが基本的に好き”の君国さんが、力のこもったレビューをしてくれましたよ!
今年の2月16日にMONSTER PC 「VAIO Z」が発表とタイミングを同じくして登場した週アスとVAIOがコラボバージョンの『ひらくPCバッグ』。ブラックをベースに、VAIO株式会社のコーポレートカラーと言われる“勝色”を配色した別注モデルで、『ひらくPCバッグ』って便利そうだなーと思っていたトコだったのでこりゃいいやと速攻注文。発売日に手元に届いたのでうれしがってレビューしてみる。●刮目せよ!これが「ひらくPCバッグ 週アス×VAIOコラボ版」だ!
『ひらくPCバッグ』は、ブロガーのいしたにまさき氏が発案されたとっても有名なPCバッグ。その別注カラー。本体の大きさは、高さ26cm × 底面横幅 40cm × 奥行き 13cm。このバッグのキモは、ヨコから見ると三角形の形状になっているということで、底面が広くとってあっても上に行くほど細くなっているので、机に置いた時の安定感がめちゃくちゃいい。
ファスナーをジーっと開けると、表側のフタがパタンと倒れて中身にアクセスできるのだけど、型崩れしないまま中にアクセスしやすいという。フタの裏面が折り返した位置でポケットになっていて見えるところが全部収納。
持ち方は、ショルダーベルトで肩掛けスタイルになるのだけど、ストラップが真上じゃなくて、背面側に付いてることもあって斜めがけした時に体にピタっとフィットしてくれる。そのおかげで、歩いていてもボヨンボヨンとバッグが跳ねなくて歩いても負担かからないのがイイ感じ。しかも、肩掛けしたままフタを開けて中身を取り出せるのがこれまたイイ。
ショルダーストラップの幅は5cmと太めで柔らか素材なので肩にかけてても痛くない。長さは77.5cmから127.5cmまで調整できる。
『週アス×VAIOコラボ版』は、前面にあるパンチング加工された革のポケットからファスナー部分が、VAIO(株)のコーポレートカラーと言われる“勝色(かちいろ)”になっているのが特徴。今までにも『ひらくPCバッグ』はいろいろなカラバリ展開をしてきているけれど、パンチングポケットまでにカラーリングされたのはこのモデルが初めて。
もともとVAIOにはバイオレットカラーが多く存在していたこともあって、どっちかというとそっちを彷彿させる。いや、どっちかというと、この紹介記事を見てしまったせいで、バイキンマンにしか見えなくなってしまったんだけれども…。
内側はどうなっているかというと、奥側にあるのがノートPCのためにあるスペース。横幅38.5cm x 高さ21cmと、13インチクラスのノートPCなら余裕で入れられる。
で、そのもう一段前にパーティションで区切ったポケットが2つ。大きいほうが横幅23.5cm x 高さ15cmで、短いほうが横幅16cm x 高さ15cm。これ、よく考えてあるなーと思うのが、もしもきっちり真ん中で仕切ってたら、8インチクラスのタブレットの入れる場所がなかったんだなと。バッグの両端にも小さいポケットがあって、間仕切りしなくてもある程度仕分けできるのはいいね。
手前のフタの収納スペースは、左側が横幅20.5cm x 高さ15cmと広くてメッシュでスケスケなので何を入れてるかが一目瞭然。右側が横幅16.5cm x 高さ15cmで見えないポケット。見つかったら恥ずかしいものはこっちに入れよう。それぞれのポケットにVAIOロゴのタグと、週刊アスキーのロゴのタグが付いていて、ここでコラボモデルなのねと再認識できる。ちなみに、内側のステッチも外観と共通の勝色になっていて、このへんでも統一感をもたせている。
内側の広い底面には緩衝材が敷かれていて、このまま機器を入れても大丈夫そう。それから、緩衝材入りの仕切りが3つオマケでついていて、手持ちのガジェットに応じて好みでパーティションを区切ることができて便利。外側から底面をみると、ここには繊維を軟質塩ビでコーティングしたターポリンを採用しているので、そのまま地面に置いても汚れをあんまり気にしなくてもよさげ。
●「ひらくPCバッグ」にVAIO、Xperia、αシリーズ、ウォークマン、
えーとえーと、もういろいろ入れてみよう(;゚∀゚)=3
さーて、もう持ってるガジェットたちを片っ端から入れてみよう。PCバッグという名前なので、一番肝心なノートPCを入れよう。当たり前に VAIO ZもVAIO Pro 13/11も収納できる。バッグの形が三角形なので、上にくるあたりの重心は中央に寄ってるのだけど、これもどうやら計算ずくのようで、ノートPCが入っててもバタっと倒れない。よく考えられてるな。
それから大きい方のポケットに入ってるのは、左が『Xperia Z3 Tablet Compact』で、右のポケットに入ってるのが『Xperia Z Ultra』。大きめサイズのガジェットがスッポリ入る。
この大きいポケット、試してみたらiPadも入るし、8インチクラスのWindowsタブレットも入る。この微妙なサイズのタブレットが入れられる場所があるのはイイ! 大体いっつも入れる場所がなくて、ノートPC枠のポケットに居候するか、結局は広い収納スペースに行くしかなかっただけに、所定の位置があるのはイイっ!
それから、底面の幅が広いと便利だなーと思うのが、わりと幅を取って行き場がないグッズもモリモリ入っちゃうということ。VAIOのオトモに、ACアダプターもデスクトップで本気使いのLogicool ワイヤレスマウス『MX Master』も余裕でスッポリ。まだアキがいっぱいあってどんどん入れたくなる。
ほとんどのガジェットがバッグに対して横向きで入る。ウォークマンもサイバーショットもポータブル電源も、USB電源もまぁ入る入る。スゲーよ! ガジェットパラダイスだよ(;゚∀゚)=3ハァハァ いやこれもう間仕切りもっと用意して、整然と並べまくりたくなる。
(編集部注)メーカー公式通販サイトでは、『パーテーションプレート for ひらくPCバッグ』を追加購入できます(1枚750円)。ブラックカラー用とオリーブグレー用になるので、ステッチは勝色ではありません。
●「ひらくPCバッグ」脅威の収納力!
こうなってくると何が入るか実験。もうカメラバッグというネーミングでいいんじゃないかというくらいのレンズの収納っぷり。フルサイズのデジタル一眼カメラα7シリーズに、わりと長尺なレンズ『SEL24240』をくっつけたままヨコにして、72mmフィルター径の大きいレンズ『SEL2470Z』と『SEL1635Z』をタテに入れても入る。フード付けたままでも全然問題なし。
こりゃいけるなーと思って、デジタル一眼カメラα7シリーズと望遠レンズ『SEL70200G』、『α6000』と『SEL2470Z』をくっつけて、横向きに入れても入るし。Wデジタル一眼カメラで出かけられる。
4Kハンディカム『FDR-AX100』ってフード付けたままにするとハンディサイズとはいえかなりかさばるのに、タテもヨコもしっかりスペースに収まってくれるし、そのうえ、α7シリーズと『SEL2470Z』のセットすらも収まってしまった。カメラバッグは別に持ってるけれど、わりと奥行きはしっかりあるものの横幅があまりなくて、いまいちスペースを使い切れないことがあっただけに、なかなかやるな。
まさかと思ったけど、やってみていい具合に入ったのがコレ。ウォークマン『NW-ZX2』と、ポータブルアンプ『PHA-3』と、ステレオヘッドホン『MDR-Z7』、そして取り回しの大変なKimberCableを2本入れてのハイレゾお出かけセット。MDR-Z7ってドライバーが巨大すぎて、どうやっても持ち運びするのは無理だよなーと思ってたのに、これだとスッポリ入るのね…。持ち出すことまったく想定してなかったんだけど…(;・∀・)
もうね、今まで持ち運んだものがないものまで入れたくなるよ。分厚い『ガンダムA』が2冊収まるし、PCスペースに『電撃ホビーマガジン』入れたら完全にガンダム道楽セットもできるる。ちなみに、調子にのって『ガンダムA』を縦置きで2冊x2冊の4冊突っ込んだらフタがまるで閉まらなくなったけど、そんな使い方するひといないか…。
やーもう、想像してたよりも収納力がすごくて、VAIOとXperiaとその仲間たちをワラワラ持っていけるし、αとレンズでちょっと撮影に行こうって時も余裕で使えるじゃないか。むしろ今まで『ひらくPCバッグ』の存在に気付かなかった自分がマイナーなのかもしれないけど、こりゃいいや。
さて、ガジェット界隈で集まりがあると『ひらくPCバッグ』でカブっちゃってお揃いになって気恥ずかしい(*ノωノ) なんてこともあるみたいだけど、VAIOコラボのカラーだけはかなりカラーテイストが違うから、ちょっと違うよアピールができる後出しジャンケンっぽい優越感も少なからずありそうかなと。
いやいや、『週アス×VAIOコラボ版』で万が一もしもカブった場合はどうするか…そんな時は真っ先に、「オルテガ! マッシュ! モビルスーツにジェットストリームアタックをかけるぞ!」とか言いながら3人並んで歩けばいいと思うよ(´ε` )
(何を言ってるかわからない人はファーストガンダムを見なさい!)