マイクロSDカードは速度を示す指標として“スピードクラス”がある。“CLASS~”や“UHS~”と表記され、数字が大きいほど高速だ。
最近だと64GBのマイクロSDカードは、秋葉原でもCLASS10が一般的で、UHS-I対応のものが増えてきた。そこで、各メーカーのCLASS10でUHS-I対応の12製品で速度を比較してみた。
ThinkPad 8でテスト ↑8インチWindowsタブレットの中では上位製品となる、レノボのThinkPad 8でテスト。合計約1GBのデジカメ写真を内蔵ストレージからマイクロSDカードに転送する時間を計測。サンディスクの『SDSDQX-064G-J35PA』と『SDSDQXL-064G-J35A』は、UHS-IのCLASS3とと他の製品よりも高速。しかし、タブレットのマイクロSDカードスロットは、インターフェース自体が低速な場合が多い。テストの結果、転送速度は毎秒19MBほどで頭打ちになり、差はほとんどなかった。つまり、無闇に高速な製品を選択してもオーバースペックになることもあるということだ。しかし、製品によっては転送時間に2倍ほど開きが見られるため、速度は重要なチェックポイントだ。そして、その速度が価格に見合うかどうか考慮すると、コスパが良い製品がわかる。このテストの場合、オススメしたいのは以下の製品。
MB-MG64D/JP ↑メーカーはサムスン。実売価格は6700円前後。公称書き込み速度は毎秒80MBとタブレットにはオーバースペックだが、この価格ならお買い得感が高い。デジカメ利用も快適でコスパ最強。 SP064GBSTXBU1V10SP ↑シリコンパワーの64GBモデル。実売価格は3700円前後。速度はトップクラスの製品にやや負けるが、不満に感じるほど遅くはない。何より圧倒的な価格の安さを考えると十分納得できるコスパだ。そのほか、週刊アスキー4/7 No1022号の特集記事『速度とコスパで選ぶマイクロSDカード』では、128GBや32GBのマイクロSDカード徹底比較を実施。スマホやタブレット用にマイクロSDカードが欲しいなぁ~と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。