その後、調べてみたら東京にその“かまどさん”を扱うサテライトショップがあるとのこと。さっそく取材のアポを入れて、やって来たのは恵比寿にあるイガモノ東京店さん。
店内には土鍋はもちろんお皿や茶碗など様々な陶器が。
そして、こちらの方が店長の長谷伊佐子さん。ここにある全ての商品が伊賀焼の窯元である長谷園で焼かれたものとのこと。
ということで、まずはその伊賀焼について伺っていきましょう。
では、なぜ伊賀で陶器の生産が始まったのか? そこには伊賀の土地ならではの土に秘密がありました。
また、こちらの窯元である長谷園の創業について伺うと……。
現在は長谷さんの父親である七代目から、お兄さんの八代目に引き継がれたとのことで並々ならぬ歴史を感じます。
伊賀焼と窯元の話をある程度聞いたところで、あらためて店内を見学。
『みそ汁鍋』や『あぶり名人』といった対象料理に特化したものもあり、興味をそそられます。
が、シャクライの心はこれひとつ。そう『かまどさん』です!
実物を目の前にして多少興奮してしまいました、ますます欲しくなりました。
次は、いよいよ“かまどさん”の話を聞かせていただこうかと思ったのですが、ミズグチさんがひとつ気になる土鍋を発見。それがこちらの『いぶしぎん』。
どうやらコレは燻製用の土鍋のようなのですが、なんと調理時間が10分! カオスでもかつて燻製を作ったことがあるんですが、そのときは2時間以上かかっただけに、興味が湧くのも納得です。
すると長谷さんから「興味があるようでしたら“かまどさん”と“いぶしぎん”の両方をこの場で実演しましょうか?」との嬉しい申し出が!
なんと、こちらのお店では定期的にワークショップなども行なっており、店内で料理をする環境もそろっているのだそうです。
どうやら“かまどさん”でご飯を炊くにはお米を20分ほど水に浸す必要があるとのことなので、まずはいぶしぎんを使っての燻製料理の実演をしていただくことに。
たった10分で燻製ができるとはにわかに信じがたいのですが、長谷さんはスモーク用のチップを鍋底のアルミホイルにセットし、次いでアミの上に食材を並べていきます。
最初はフタをせずにコンロにかけて強火で加熱。しばらくしてチップから白い煙が出だしたらフタをして7分。ここで鍋のミゾに少量の水を這わせます!
そう、このミゾこそが“いぶしぎん”最大の特徴! ここに水を這わせることで、煙を鍋の中に密閉することができるんです。
このアイデアは長谷さんのお父さんである七代目が考案したそうで、なんとお風呂でそのアイデアが閃いたのだとか。
この水を使って煙を完全に閉じ込めることで、密閉空間による濃厚な燻製ができるのだそうです。
火を止めて燻すこと3分。いよいよフタを開けてみましょう! といったところで……続きは来週。乞うご期待です!
伊賀焼きの土鍋を使った炊飯体験レポートは週刊アスキー3/3号(2月17日発売)の『カオスだもんね!PLUS』でチェック!
●長谷製陶器株式会社(外部リンク)
●イガモノ東京店(外部リンク)
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