●LGエレクトロニクス(au)
●実売価格 2万9160円前後(※価格は新規一括購入額から24ヵ月ぶんの“毎月割”を差し引いた実質負担額)
●発売中
所有欲をグッと満たす秀逸なビジュアル
auが採算度外視で開発した『Fx0 LGL25』は、『Firefox OS2.0』を国内キャリアとして初採用した。新しいOSというだけでもガジェット好きには魅力的だが、見た目や細部のこだわりにも注目。スケルトン仕様の外装を採用し、基板やアンテナが見えるだけでなく、それらのネジも特注品を使用している。試作品だけでも30万円もの開発費用がかかっているというホームボタンにはFirefoxの“狐”アイコンが刻印されている。
さらに、側面からはディスプレーの発光が確認できるなど、ほかのスマホにはない強烈なビジュアルインパクトを備えており、見た目だけで気に入ってしまう人が多いだろう。
↑バックカバーを外すと、バッテリーやマイクロSDXCカードスロット、マイクロSIMカードにアクセスできる。一方、OSとしてはどうか。“HTML5”などのウェブ技術で開発されており、イメージとしてはブラウザーのFirefoxがOSのように動いているようなものだ。iOSやAndroidほど細かな使い勝手が洗練されているとは言えないが、開発キットが公開されている。auとしては“開発する自由”をプッシュして、ユーザーの好きなようにカスタマイズしてほしいというスタンスだ。
↑プログラム知識ゼロでアプリを開発できる『Framin』。 ↑3Dプリンターで出力可能なCADデータを配布。独自のアクセサリーをつくれる。●おもなスペック
OS:Firefox OS2.0
ディスプレー:4.7インチ液晶(720×1280ドット、312dpi)
CPU:MSM8926(1.2GHz、クアッドコア)
メモリー/ストレージ:1.5GB/16GB
カメラ:800万画素(インカメラ210万画素)
通信機能:LTE、3G、IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth3.0、NFC
インターフェース:マイクロUSB、マイクロSIMほか
バッテリー容量:2370mAh
サイズ/重量:約70(W)×10.5(D)×139(H)
mm/約148g