TNパネルを採用した普及型の4K液晶は、今や6万円台から購入できるようになった。ブラウザーや動画、SNSなど複数のウインドーを開いたまま作業できる広大な作業領域を求めてフルHDから買い換えるユーザーが徐々に増えてきている。
お手ごろ4Kディスプレーの発色をチェック
288P6LEB/11
●フィリップス
●実売価格 6万5200円前後
中間色応答速度が1msとほかの3製品より高速なのでゲームにも向いているのが特徴。映像入力はDisplayPort1.2、HDMI1.4、DVI、D-Sub15ピン。
コントラストが高い
↑全体的にコントラストがやや高めに出る。青は自然だが緑がやや強め。シャープネスはちょうどいい。AUT-LCD28-4K
●アユート
●実売価格 6万4600円前後
液晶を90度回転し、縦でも使える(ピボット)。PBP機能も備える。映像入力はDisplayPort1.2、HDMI1.4、DVI、D-Sub15ピン。
素直でコクのある色
↑低価格液晶にありがちな派手な発色はなく素直でコクのある色合い。シャープ感はやや甘い。LCD-M4K281XB
●アイ・オー・データ
●実売価格 7万4600円前後
入力が5系統と多く、ゲーム機など複数の機器と常時接続して利用できる。映像入力はDisplayPort1.2、HDMI1.4×2(MHL×1)、DVI、D-Sub15ピン。
最もバランスがいい
↑コクのある色合い。白に濁りがなく色のバランスが4機種中最も良い。精細感は標準的だ。LI2821 Wide
●レノボ
●実売価格 6万9000円前後
2つの画面を並べて表示する“PBP”と、小画面で重ねて表示する“PinP”の両方に対応する。映像入力はDisplayPort1.2、HDMI1.4×2(MHL×1)、D-Sub15ピン。
クッキリ見えて色は強め
現在好評発売中の週刊アスキー12/16 No1007号の特集『目的別失敗しない液晶ディスプレー選び』では、低価格4K液晶以外にも広色域液晶の実力比較や一芸に特化した超個性的な液晶の紹介を行なっているので、気になる人はぜひお近くの書店やコンビニで手に取ってみていただきたい。