シャープ=“エバー・レディ・シャープ・ペンシル”
金属加工業として創業。1915年に生み出し、世界的にヒットした『早川式繰出鉛筆(上の写真)』。極細芯に改良した新製品『エバー・ディ・シャープ・ペンシル(いつでも用意ができている尖った先端鉛筆)』が起源。
エプソン=“EP-101のSON(息子)”
累計販売144万台と大ヒットした小型卓上プリンター『EP-101(1968年9月)』の息子(SON)を世に送り出す、という意味を込めて1975年6月に“EPSON”が誕生。EP-101は赤黒2色のリボン方式で、サイズは163.5(W)×135(D)×102(H)ミリ。
パナソニック=“汎(すべての) 音(SONIC)”
使用していた商標“ナショナル”がアメリカでは使われていたため、新ブランド名を考案。松下電器からの社名変更は2008年。“パナソニック”の名が初めて使われたのは輸出用のスピーカーユニット(1955年、上の写真)から。
キヤノン=“KWANON(カンノン)”
“観音様の御慈悲にあやかり世界で最高のカメラを創る夢を実現したい”と試作された『KWANON(上の写真)』が起源。世界に向けたブランド名が、のちに社名となった。
カメラに千手観音のロゴ入り ↑『KWANON』の上面にもあるロゴ。写真は試作時に付けられた観音様をモチーフにした彫刻。
セガ=“SERVICE GAME”
セガの母体となった“日本娯楽物産”の前身“サービスゲームズジャパン”から命名。
こんなセンスが欲しい ↑セガ公式アカウントによる、社名の由来説明。セガの社名の由来で、ウワサのもうひとつ有力だったのが、大ヒットしたジュークボックス『SEGA1000』が起源という説。この『SEGA1000』は、セガの公式FacebookでペーパークラフトのPDFデータがダウンロードできる。
ウワサ……といえば、1976年4月に創業した“アップル”は、公式からも、ネットでも社名の由来は明らかにされていない。そこで、『iPad mini』を使い、自然言語処理で質問に答えてくれるアプリ『Siri』に社名の由来を聞いてみた。
アップルの社名おもなウワサ
●創業者のスティーブ・ジョブズがビートルズ(レコード会社名がアップル)好き。
●リンゴは“知恵の実”でいいイメージだから。
●ゲームメーカー“アタリ”より電話帳で先に掲載したかった。
●ジョブズがリンゴダイエットにハマった
●コンピューターの概念をつくった“アラン・チューリング”が青酸カリ入りのリンゴで自殺したことから
などなど。
で、結果は!!
Siriでも答えは出ず ↑“アップル 社名の由来”で問うと、Wikiなどのウェブの検索結果が表示された。検索ワードを英語にしても同じ結果になった。一方、グーグルも音声で検索してみた。
グーグルのウワサ
●101ケタの数を表わすgoogol(グーゴル)を登録でスペルミスしてしまった。
とあったが……、
スペルミスじゃなかった ↑“グーグル 社名の由来”ででなかったが、Chromeで“Google Companyname origin”と英語で聞いてみると、公式発表の社名の由来がヒット。などなど、いかがでしたでしょうか? 今週発売の週アスではこのほかにもぜひ知っておきたい、合計38社の社名の由来にせまっています。気になる人も気にならない人も、ぜひ今週号をご覧あれー!!