ひとつの会議室で複数人で行なう場合は主にスピーカーを使うが、相手の音声を出すとスピーカーの音をマイクが拾ってしまう。ノイズやハウリングが起きるなど、厄介な事態にもなるので、私は専用のスピーカーフォンを使ったりしている。
ということでオススメなのが、プラントロニクスの『Calisto P420』。USBでPCに接続できるスピーカーフォンだ。同社のヘッドセットは人類初の月面着陸時に使用されており、このジャンルでは世界的なトップメーカーだ。もちろん、今回紹介をしているガジェットも1万円ちょっとの価格にも関わらず、レベルはかなり高い。
USB接続なので電池いらず、さらにプラグアンドプレイでめんどうな設定も必要なし。コンパクトで、Macでも使えるのはありがたい。
肝心の音質だが、ノイズやハウリングがないのは当然のこと、相手の声もしっかりと大きめのボリュームでクリアーに出力してくれるので、車の中で使っても大丈夫。無指向性マイクなのに、ノイズもかなりカットできており、会議での反応を見ている限り、相手側も音まわりで不満はなさそうだ。
本体にスピーカーの音量調整とマイクスイッチの物理ボタンがあり、先方に聞こえないようにマイクを切るのも簡単だ。数人がひとつの部屋に集まって会議をするときには、もはやなくてはならないガジェットかもね。
■今週のガジェット■
『Calisto P420』
Skypeなどの会議に最適な、コンパクトなスピーカーフォン。マイクとスピーカーが一体になっており、クリアーな音声で通話が可能。
↑PCだけでなくスマホともブルートゥース接続できる『Calisto P620』( 実売2万2000円)も発売されている。
発売 プラントロニクス(関連サイト)
実売価格 1万2000万円前後
■今週の近況■
マイクロソフトのリアルタイム翻訳Skype
'14年末リリース予定らしいこのサービス。完全に未来が来ている感じ。ここ10年で音声認識と翻訳技術は飛躍的に進化してきている。これはクラウドのビッグデータ解析に依る所が大きいらしい。この機能をグーグルグラスに搭載したら、普通に対面の会話すらもリアルタイムで翻訳されるわけだ。誰かが速攻でアプリをつくりそう。今後、グーグルも同様のサービスをやるだろう。YouTubeの音声認識や翻訳もすばらしいレベルに到達しつつある。
※この連載は週刊アスキー2014年7月1日号(6月17日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文ポータルサイト
『ホリエモンドットコム』