伝統ある文具でありながらその格式の高さや高級感のせいか、あまりなじみのない“万年筆”。 20140530saku


今回はそんな万年筆について学んでみようと、老舗文具メーカーのパイロットを訪問。

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やって来たのは東京都中央区京橋にある“ペンステーション”。

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アカザーさんは万年筆に対してちょっと苦手意識があるみたいですが、それを克服するためにも張り切って行ってみましょう。

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中に入ると1階はおしゃれなカフェスペース。

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ですが今回の待ち合わせは2階ということで、階段を上がってみるとそこは……。

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ミュージアムということで、館内には貴重な万年筆を多数展示。

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そんな美術品のような万年筆に目を奪われていると、後ろから声が。

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ということで今回のパイロットの担当者である、野口さんと斉藤さんとご対面。では、さっそくお話を伺っていきましょう。

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まずは万年筆の歴史から。そのルーツは鋼ペンにあるとのこと。

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そして万年筆を発明したのは……。

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その発明のきっかけはこんな失敗エピソードからだったそうです。

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“失敗は成功の母”と言いますが、万年筆もまさにそういった産物だったみたいですね。そしてそれから約四半世紀が過ぎた頃、日本でも……。

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世界的に有名なパイロットの高級万年筆“蒔絵シリーズ”。その万年筆のボディに蒔絵をあしらうという日本的な芸術志向は、かなり早い段階から実現されていたようです。

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そしてすぐに世界的に認められる瞬間が訪れます……。

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昭和の時代には大橋巨泉を起用したテレビCMなどで、国民的文具の地位を不動のものとしていたようです。

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と、万年筆とパイロットの歴史をある程度学んだところで、今度は万年筆の仕組みについて。

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ではいよいよ万年筆を使ってみようということですが、最初に言ってたようにアカザーさんは、過去に上手に使えなかったことがトラウマのようです。でも、シャクライも似たような経験があるので、ちょっとその気持ちはわかります。

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そんな万年筆ビギナーのアカザーさんに最適な商品が、最近発売されたこちらの『カクノ』!

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なんともポップな雰囲気で価格も1080円とリーズナブルな万年筆ですが、そもそもこのカクノの開発コンセプトは・・・・・・。

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ジュニア世代に向けた万年筆とはちょっと意外な気がしますが、フランスなどでは……。

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このカクノのどの辺がジュニア向けかというと。

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なるほど~、ジュニア世代はもちろんのこと、万年筆初心者にも抵抗なく使えるような工夫が凝らされています。そして、そのクオリティを保つためにこだわりの国内生産!

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ちなみに万年筆のペン先には様々な太さがあり……。

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カクノが採用したのは一般的なF(細字)とM(中字)の2タイプ。

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さっそくミズグチさんがペン先F(細字)のカクノを使って試し書きにトライ!

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お、ミズグチさんいきなり褒められましたよ! さすがペンで生計を立てる漫画家だけあってこういうところは外さないですね。

ちなみに、なんでいきなり“永”という漢字を書いたかというと、試し書きの紙がこんな用紙だったので、つられて書いてしまったそうです。

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では続いてアカザーさん。

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おお、かすれなく書けたじゃないですか! しかし、横で見ていた斉藤さんはアカザーさんが不安に感じる原因を発見したようで……。

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なるほど、万年筆はふつうのペンより少し寝かせて書くものなんですね。ミズグチさんが褒められたのはそれが最初からできていたからのようです。

しかしカクノはそういったボールペンみたいな持ち方の人でも、ふつうに書ける仕様に開発されているとのこと!

 

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そしてこれが小学生だけでなく大学生や社会人にも好評で、現在のユーザーさんのコア層はこういった方々なのだとか。

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もちろんアカザーさんの万年筆トラウマもカクノのおかげで解消されたようです。

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そこで今度はペン先M(中字)の方を試し書きするミズグチさん。

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そして、調子に乗ってF(細字)とM(中字)のふたつのペン先で、漫画を描き比べてみました!

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正直なところ、ミズグチさんも「原稿としてはそんなに差がでなかったかなぁ」とのことでした。

ちなみに1年のうちに万年筆がもっとも使われる時期は12月で……。

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メンテナンス方法は万年筆のタイプにより2種類あるそうです。

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どちらにせよインクが固まらないように、長時間使用しない場合はペン先をしっかり洗っておいたほうが良いみたいですね。

最近はパソコンやスマホの普及で、文字を書く機会が減ってきたという話をよく聞きます。だからこそ、ここはひとつあえて万年筆で文字を書いてみてはいかがでしょうか? 

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万年筆で美しい文字を書けば、まわりから一目おかれちゃうかもしれませんよ。そして、これから万年筆デビューするならオススメはもちろん『カクノ』です!

はじめての万年筆体験レポートは週刊アスキー6/3号(5月20日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!


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