今回は、タイミングよくトルコに出張中の宮野編集長にお願いして、トランジットで立ち寄ったフランスのシャルル・ド・ゴール国際空港でのLTEローミングをリポートしてもらいました。
まずは空港内の様子から。個人的には1回しか行ったことない空港なので、どこの写真なのかいまいちよくわかりませんが、宮野編集長が元気そうなのは伝わってきます。
それでは1台目での計測。ドコモ端末のXperia Z1で計測してもらいました。海外ローミング時には、まずはキャリアから図のようなSMSが届きます。
早速、スピードテストを実施してみましょう。ドコモ端末ではLTEの電波はつかんでいませんが、ダウンロード速度が14Mbps超といい感じですね。
ドコモやauでは、海外パケット定額のキャリアに自動的に接続するのですが、利用可能なネットワーク一覧では各キャリアをチェックできます。LTEのマークがあるのは、Bouygues(ブイグテレコム)だけですね。
次に、au端末でテストしてみました。「設定」アプリの「モバイルデータ通信」で「LTE回線を使用」がオンになっているかチェックしましょう。
auもキャリアは自動設定されますが、「自動」をオフにすると3つのキャリアの電波をつかめることがわかりますね。
スピードテストの結果はLTEなのにドコモ端末より悪かったです。空港内ということで、電波状態がいまひとつだったことも考えられます。
3キャリアとも、海外のパケット通信のローミング料金は1日あたり実質2980円とそこそこお高いですが、事前申請の必要もなく空港に降りて即使えるので、数日間の海外旅行にお勧めです。
さて、絶賛発売中の週刊アスキーでは、この海外LTEローミングついて特集を組んでいます。ゴールデンウィークに海外に出かける読者は必読ですよ。ローミングの設定方法から、ローミング以外のネット環境を確保する方法まで網羅しています。