この2段階認証を設定すると、Gmailなどにログインする際アカウントとパスワードの入力以外に、さらに認証コードが必要になる。認証コードは、ログインごとにアカウントにひも付けしたスマホなどに送信される。このGoogle認証システムを使えば、Googleのアカウントを乗っ取った相手にスマホを盗まれない限りは、情報が漏れることがなくなる。
使用するには、まずGoogleアカウントの設定から、セキュリティーの“2段階認証プロセス”を選び、コードを送るスマホを選択する。すると二次元バーコードが表示されるので、アプリをインストールしたスマホで読み込み、認証コードが表示されれば導入完了。あとは2段階認証の機能が組み込まれている他のアプリで使用するだけ。最初の設定が少々厄介ではあるが、WordPressなどにも組み込んで使えるので、なかなか便利である。
ちなみに、この認証コードは、時間ごとに生成される(30秒で無効となる)ワンタイムパスワード。この仕組みを銀行のモバイルバンキングアプリに導入すればいいのにと思ってしまう。昔はアメリカの会社が専用端末などを出していたが、今はアプリでできるから簡単で便利なんだけどなぁ……。
■今週のガジェット■
『Google認証システム』
Googleが提供する、無料の2段階認証アプリ。iOS/Android版。
↑最初にGoogleアカウントから2段階認証を有効にする。PCがなくても、スマホからPC版のサイトを表示すれば設定可。
提供 Google(関連サイト)
価格 無料
■今週の近況■
社内PC禁止で業績がアップ!?
ソフトウェア販売の企業が、パワーポイントや社内メールのccを禁止し、会議へのPCやスマホ持ち込みも禁じたとのこと。これはいいこと。パワポなんてつくっても何の意味もない。時間の無駄であることは間違いない。メールのccも責任回避の為に入れてる場合がほとんど。ただ、会議に持ち込み禁止というのは微妙。正直つまらん会議ばっかりだし、議事録はPCでそのまま取ったほうが合理的。それを“IT断食”って表現するのはどうかなー……。
※この連載は週刊アスキー2014年3/11号(2月25日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
関連記事
- ホリエモンのコレいいかも!
- 堀江貴文のJAILぶれいく
- 週刊アスキー3/11号 No.969(2月25日発売)
- 最強にセキュアなスマホ『blackphone』現地ハンズオン:MWC2014
- NSAも脱帽? 高セキュリティースマホ事前予約開始:MWC2014
- スマホのセキュリティー対策はしてますか?【おたよりコーナー】
- “Androidを探す”の一部機能はあらかじめ設定しないと使えません
- MacとiOSデバイスのセキュリティーのカギは「暗号化」にあり|Mac
- 年末年始のPCとスマホのセキュリティーにご注意
- MacとiOSデバイスのセキュリティーについて知っておきたいこと|Mac
- 不安な無料WiFiスポットでも安全に通信できるAndroidアプリがイカス!