まずは、なんともおかしなオモチャ『Sphero Robotic Ball』だ。
直径7センチ強のボールをスマホアプリ(無料)経由で、ラジコンのように自由に操作できる。アプリを起動し、スマホの画面をタッチ操作すると、画面上に描いた軌跡どおりにボールを動かせる。さらにモード変更すれば、スマホを傾けてボールを操作したり、ボールに内蔵されたマルチカラーLEDが光るといったこともできるようだ。うちのスタッフの情報によると、速度もかなり出せるみたいで、操作感もなかなかスムーズな様子。
オモチャにしては値段がちょっと高めなのと、操作可能な範囲が狭いのが、ボールだけに玉にキズ。でも、猪子寿之くん率いるチームラボがつくっていそうなオシャレなイメージもあるから、女子に見せたらウケると思う。そういう意味でも、大人向けのオモチャだよね(笑)。
もうひとつ夏っぽいデジガジェで気になったのが、ボタン電池で稼働する熱帯魚型のロボット『ロボフィッシュ』。
水槽に数匹入れると群がったり、水槽の隅に寄っていったりと、結構リアルな動きをするらしい。もうちょっと見た目のリアルさが増せば、サーモスタットもメンテナンスも必要ナシの、本格的なお手軽アクアリウムができそう。なんか惜しい感じだなぁ。
■今週のガジェット■
『Sphero Robotic Ball』
ブルートゥースを使い、スマホで遠隔操作できるボール。バッテリーは180分充電で、最大60分の操作が可能。iPhone/Android対応。
発売 Orbotix(関連サイト)
直販価格 129.99ドル
『ロボフィッシュ』
水に入れると泳ぐ魚型のロボット。現在発売されているクマノミのほか、アウロノカラやロボシャークレッドも発売予定。
発売 タカラトミーアーツ(関連サイト)
実売価格 1200円前後
■今週の近況■
マイクロソフトの新OS『Windows8』と『Windows Phone』では、"HTML+Javascript"でアプリまでつくれる。グーグルがやりそうな、完全ウェブ化に踏み込んだ点が評価できる。これならデベロッパーも参入しやすく、対アップルという意味では戦略的に正しい。
※この連載は週刊アスキー2012年9月4日号(8月20日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』