創立から4年で、年間の流通総額が1兆円を超えてしまった決済システムがある。Twitterの創業者ジャック・ドーシーが'09年に立ち上げた『Square』だ。お店に設置されているクレジットカードリーダーの仕組みと何ら変わらないもので、スマホさえあれば簡単にクレジットカード決済を導入できる。
仕組みは簡単。スマホにアプリをダウンロードし、イヤホンジャックにカードリーダーを接続。あとは、アプリ上のレジを設定し、クレジットカードをリーダーにスワイプするだけだ。
気になる費用だが、1回の決済時にかかる手数料は3.25％で、最短で翌営業日に売り上げを振り込んでくれるという点も優れている。しかも、カードリーダーは無料、月額の利用料もかからない。
カードリーダーがなくても、直接カード番号を打ち込めばオーケーというのもすばらしい※。アプリでは税率の設定をはじめ、レジのカスタマイズが可能。プリンターを接続すればレシートの印刷もその場でできるし、サインもスマホ上にタッチして書くので手間いらずだ。
現状、Square以外にも類似サービスがいろいろと出てきてはいるが、ものすごい速度でSquareに入れ替わっていきそう。というのも、Squareを利用すれば、外出先での接客時に超簡単にカード決済をできるようにする仕組みを作れるからだ。
とにかくおもしろいので、みんなも持ってみると良いかも！ 私も持ち歩いて、いろいろと実験してみるつもり。
■今週のガジェット■
『Square』
簡単な手続きでスマホ上でクレジット決済を可能にするモバイル決済システム。カードリーダーはコンパクトで、スマホに装着しても使いやすい。
↑無料の専用アプリで、売り上げ管理やお釣りの計算もできる。iOS／Android版。
提供 Squareジャパン（関連サイト）
価格 Squareリーダー無料、決済手数料3.25%/ 件
■今週の近況■
『週刊少年ジャンプ』電子書籍版始まる
ついに巨人が動いたか。これでマンガの電子書籍化の流れは止められなくなった。
紙に愛着があるうんぬん言っている人も否応なしに電子書籍を読まざるを得なくなる。しかもマンガは電子書籍向きだ。Kindleとかでマンガを読んでいてもまったくストレスなく読める。それどころか、旅先であろうとどこであろうとも続編をダウンロードできるのは便利。かさばるマンガを旅先に持ち歩くストレスがなくなるのは、すばらしい事である。
※この連載は週刊アスキー2013年9月10日増刊号（2013年8月5日発売）に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
