WQHD+で生かされるマルチタスクなPC環境
ウィンドウズがウィンドウズであることのゆえんは、複数形の“S”が付いていることからもわかるように、複数のウインドーを開いて、それらを連携させて作業することができるところにある。異なるアプリの間でデータのコピーや移動などをドラッグ&ドロップでできるのは便利このうえないということに、スマホやタブレットを使っていて改めて気がつく。ウィンドウズ8はハイブリッドOSだ。従来のマルチウインドー環境と、スクリーン全体をひとつのアプリに独占させてそのアプリを使う環境とを、自在に行き来することができる。 複数のウインドーを開いての作業は、スクリーン解像度が高いほうが有利だ。たとえば、富士通の『LIFEBOOKUH 90/L』は、14インチワイド液晶を搭載しているが、その解像度は3200×1800ドット(WQHD+)と高解像度だ。“機能”と“美しさ”の両面が備わった日本の工芸品である“刀”をコンセプトとしたウルトラブックだ。
画素数で言えば576万画素。フルHDが200万画素ちょっとなので、約2.7倍の解像度となる。これだけの広さがあれば、複数のウインドーを開いての作業も快適にできるというのは想像に難くない。
ウェブを参照しながら、エクセルでグラフをつくってビジュアル化し、さらにそれをワードの文書中に貼り付けてレポートを書く。口で言うのは簡単だが、これまでの一般的なノートパソコンでは結構大変な作業だ。新しいオフィスのワードでは、“ライブレイアウト”がサポートされ、画像を文書内にドラッグ&ドロップすると、即座にテキストが再配置されるが、そんな操作も複数のウインドーを広げてできるのはうれしい。
そうは言っても、この広大なデスクトップ空間を14インチワイド液晶で使うのは目の負担が大きい。また、タッチ操作ではツールバーボタンが小さすぎて苦労する。本来なら、39インチ程度のスクリーンに表示してちょうどいい解像度だからだ。
39インチ相当の情報を凝縮した14インチモバイル
一方、ウィンドウズには、高い解像度をそのまま生かしながら、画面に表示される各要素を拡大して表示する“スケーリング”機能が実装されている。さらにUH 90/Lでは、文字やアイコンをタッチしやすいサイズに設定した“見やすさ優先”表示、データ表示量と見やすさを両立する“バランス優先”表示、オフィスなどのビジネスアプリで多くのデータを表示できる“情報量優先”表示という3種類のモードを簡単に切り替えるための※1ユーティリティーも用意される。もちろん、コントロールパネルからスケール倍率を任意で設定することも可能だ。別の観点で見れば、39インチクラスのスクリーン情報を、14インチに凝縮して、薄く軽く、しかも堅ろうというモビリティーを確保したウルトラブックがUH 90/Lだ。
さらに、最新のインテルデュアルコアCPU第四世代コアi5-4200Uを搭載。液晶には消費電力の低い新世代ディスプレー“IGZO”技術を採用することで、約11.1時間のバッテリー駆動時間を実現している。
外出先で使うことを考えれば、指紋認証があるのもうれしい。受け取ったメールなど他人の個人情報も詰め込まれたパソコンのセキュリティーを、責任をもって確保するのは現代の社会人として当たり前のこと。人の視線があるところで使うパソコンは、複雑なパスワードで守り、指紋認証で簡単にログインするのがきわめて安全だ。指をサッと滑らせるだけで確実にロック解除ができる指紋認証は、ビジネスユーザーのみならず、個人が気軽に使うパソコンでも重宝するはずだ。これならロックの解除がわずらわしいからと、パスワードも設定せずにパソコンを使うといったことはなくなるにちがいない。
指先ひとつでパスワード認証 ロックの解除は指紋センサーで。入力の手間を省いてセキュリティーも強化。 フルHDよりも高解像度な3200×1800ドット フルHDの約2.7倍の高精細さで高解像度のデジカメ画像も本物さながらに美しく再現。 機能美と堅ろう性を両立したウルトラブック 日本刀をイメージして生まれた『LIFEBOOK UH90/L』。最先端の機能と外観の美しさ、強固さを備えたウルトラブックとしてメーカーがもつ技術を集結させた自信作だ。使い方に合わせて画面の表示を簡単切り替え
“バランス優先”表示 製品出荷時の設定で、見やすさと情報量のバランスを両立したモード。等倍よりやや拡大。 “見やすさ優先”表示 表示倍率を拡大設定。文字やアイコンのサイズを拡大し、見やすさとタッチ時の操作性を優先。 “情報量優先”表示 表示倍率100%に設定。WQHD+の解像度を生かし、表示する情報量を最大限にできる。高解像度ディスプレーでオフィス作業もこんなに快適!
ウインドーを複数表示して効率よく作業 閲覧モードで表示したワード文書を参照しながらエクセルでグラフを作成。選択したデータに合わせて数種類のグラフを提案する“おすすめグラフ”機能で見映えのいいグラフが短時間で。 “ライブレイアウト”で画像と文字を直感的に配置 移動した画像の周りの文字がどのように再配置されるかをリアルタイムで表示する、ワード2013の新機能。レイアウトを確認しながら直感的に操作ができるので作業効率が高まる。
富士通担当ナビゲーター
吉木りさ
1987年生まれ。千葉県出身。グラビアをはじめさまざまな雑誌の表紙を飾るほか、ドラマやバラエティー番組、映画などで活躍。現在、アサヒビール『ハイリキ ザ・スペシャル』のテレビCMに出演中。『誰かさんと誰かさんがネギ畑』(竹書房刊)が好評発売中。
■関連サイト
●FMV LIFEBOOK UH90/L
●Microsoft Office 2013
●吉木りさオフィシャルブログ
撮影 池田亨昭 ヘアメイク 金坂純子 スタイリスト 濱田恵
関連記事
- VAIO Duo 13を杉本有美さんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- REGZA PC D833を鈴木ちなみさんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- LaVie Lを磯山さやかさんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- FMV ESPRIMOを吉木りささんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- dynabook KIRAを鈴木ちなみさんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- VAIO Fit 15を杉本有美さんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- VALUESTAR Nを磯山さやかさんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- FMV LIFEBOOK AH77/Kを吉木りささんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- VAIO Tap 20を杉本有美さんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- dynabook V632を鈴木ちなみさんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」
- LaVie Zを磯山さやかさんと見る「ちょっと待って、その先はパソコンで!」