まずはその超ユニークな形状。わずか195グラムのコンパクトな四角いボディーにカラフルなジャケットを装着できるなど、とにかくオシャレなのだ。
操作法も斬新で、シャッターボタンがなく、ボディーのど真ん中に装着された収納型の大型レンズの外径を挟みこむように押すことでシャッターを切るのである。
ちなみにレンズの外径を左右に回すとズームなのだが、オモチャみたいなボディーなのに光学8倍ズームのレンズを搭載している。背面の液晶もチルト式タッチパネルなので、カメラを持ち上げたハイポジションや地面スレスレのローポジションでも、簡単に撮影可能。“クリエイティブショット”なる機能を使用すれば、自動的に構図や色、光を変え、一度の撮影で6種類の異なった写真を撮ることができる。
また、WiFi接続により撮影したその場からSNSに写真をアップできるので、綺麗な写真を撮ってすぐに投稿したいというときに最適。
最近はスマホ搭載カメラの進化により、コンデジの販売台数は縮小傾向。普通のコンデジを高性能にしても、販売台数を爆発的に伸ばすのは厳しい。そう考えると、こいつはマーケティング次第で大きくブレイクする可能性はあるよね。
■今週のガジェット■
『Power Shot N』
シャッターやズームなどをリングで操作する、コンパクトなデジカメ。35ミリ換算28-224mm光学8倍ズームレンズを搭載。1/2.3型 CMOSセンサーで、有効画素数は1210万画素。サイズは、78.6(W)×29.3(D)×60.2(H)mm。直販サイト限定販売。
↑カメラジャケットや両吊りネックストラップのアクセサリーも付属する。
発売 キヤノン(関連サイト)
直販価格 2万9980円、ビンテージブラウンセット3万2980円(4月下旬発売予定)
■今週の近況■
総務省は4Kでのテレビ放送をCS以外に地上波でもやるつもりらしい。ニーズはコンテンツ次第だが、高画質、大画面で観たいのは大規模予算を必要とする限られたものだろう。無料前提で地デジ民放のビジネスモデルが成立するほどのユーザー獲得は難しいと言わざるを得ない。
※この連載は週刊アスキー2013年3/19号(2013年3月5日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』