ともかく、傘が生まれ、普及してから、長い時間が経ちました。そして人類は「折りたたみ傘」を発明しました。使わないときは折りたたんで携帯できる画期的なものです。
しかし画期的な折りたたみ傘にも弱点はあります。携行性を考えれば、どうしても小さくなる。よって、大きなバックパックを背負っていたり、傘のほかに荷物を持っていたりすると、濡れやすい。せっかく雨に濡れないように傘を持ち歩いているのに、これでは残念無念。
そんな悩みを、アイデアで解決しようとする折りたたみ傘が「Sharely(シェアリー)」(3780円)です。
最大の特徴は、軸を中心からずらした構造。持ち手の逆側が広くなるように設計されています。傘は基本的に片手で持ちますが、従来の傘は軸が中心にあるので、持ち手の方に傘が傾く。そのため、反対側がどうしても濡れやすくなってしまう欠点がありました。
そこでシェアリーは、傘の中央から、少し軸をずらしたわけです。これにより、右手で持とうが左手で持とうが、傘の中心が頭の上に来るようになっている。ちなみに親骨の長さは55cmと、一般的な折りたたみ傘サイズです。
この写真だとわかりやすい。中央よりちょっと横に中軸がずれているのですね広くなっている面を後ろにすることで、リュックを背負っている場合でも濡れにくくなる。傘の狭い面を自分、広い面を相手に向けて差すことで、2人でも傘に入りやすい。
少し変わった形状ですが、折りたたんでしまえば、従来の折りたたみ傘と同じサイズ(およそ直径7×長さ31.5cm)になります。なお、カラバリはブラックとアーモンドの2色です。
カバンを持っている側の傘の面積が広くなっているので、雨に濡れにくい 赤ちゃんなどを抱っこしている場合にも役立つはず 折りたたむと、普通の折りたたみ傘とまったく同じですこれから雨天の多い時期になります。手荷物を増やしたくなければ、折りたたみ傘がベターな選択。しかしそもそも、傘を差すのは濡れないようにするためです。だったら、濡れにくい工夫のある傘のほうがよいのは自明の理。従来の折りたたみ傘より濡れにくいSharely(シェアリー)は、まさに革命です。ぜひチェックしてください。