さて毎月のように各国を動き回っている筆者ですが、今月は中国の深センの電脳街に立ち寄った際に半日ほど時間が取れました。
深センと言えば世界の工場が集まりスマートフォン系のグッズが売られる問屋やお店も多数立ち並んでいます。最近はドロイドくんグッズもよく見かけるようです。
ちょうど夏休みの時期だし、ならばってことで勝手に夏休みの自由研究をしてみることにしました。題して“中国深センでドロイドくん探し”。数時間の滞在ですが、はたしてどれくらいの数のドロイドくんグッズを見つけることができるでしょうか?
吸盤型スマホスタンドがドロイドくんだ 健気にもスマホを支えてくれるドロイドくんさっそく深センの電脳街にあるスマートフォンのアクセサリー問屋を訪れてみると、すぐにドロイドくんが見つかりました。
吸盤型でスマートフォンの背面に貼り付けることでスタンドになるアクセサリーが日本でも販売されていますが、これはそのドロイドくんバージョン。顔がモールドされていないのがちょっと残念ですが、簡単にこんなものが見つかるなんてなんだか幸先がいい気がします。
アイスクリームサンドイッチ柄のキーホルダーはなに?次に立ち寄ったのはBluetooth関連グッズのお店。するとドロイドくんのキーホルダーのようなものが売られています。図柄がIce Cream Sandwitchなのがなかなか面白い。でもこれってただのキーホルダーなんでしょうか?
スマホの置き忘れ防止アラームだそうなこれはBluetoothが内蔵されており、まずはスマートフォンとペアリングをしておきます。そしてキーホルダーが一定距離スマートフォンから離れると、このドロイドくんからアラームが鳴るのです。
つまりスマートフォンをどこかに置き忘れて立ち去ろうとしたときに、このキーホルダーが「スマートフォンを持ってないよ、付近に置き忘れたよ」って教えてくれるんですね。これは便利!
一体型ストラップもICSが増殖中 ちょい高級な金属タイプもそうそう、スマートフォンのアクセサリーではずせないのがストラップですよね。深センのストラップ屋さんには数100種類もの製品が売られているんです。ドロイドくんの小さい人形が頭に付いたストラップもよく見かけるのですが、いつの間にやらこれもICSバージョンのものが出ていました。
また金属製の打ち抜き型を使ったドロイドくんのストラップもちらほら。こちらはちょっと高級感があります。ただ色は赤や青、黒などばかり。お店の人に聞くと「そう言えば緑は見かけないねぇ」とのこと。うーんその色が一番ほしいのになぁ……。
ちょっと大きいドロイドくんの貯金箱続けて雑貨などを扱っている店に立ち寄ったところ、ここにもありましたよドロイドくんが。片手で持つには少し大きめのドロイドくん。これはなんと貯金箱。コイン投入口は500円玉も入るサイズなので、次の端末購入の資金を貯めるのにこの貯金箱を使うなんてのはどうでしょ?
色違いは科学者とビジネスマン?お店の棚を見てみると、色違いの貯金箱も売られていました。青とピンク色でそれぞれの胴体になにやら印刷されています。
ピンクはネクタイなのでビジネスマンなんでしょうか? 一方青のほうは科学的なイメージ。これって科学者?
お店の人も「意味わからないんだよね」ってことで、青のほうはなにを表わしているか謎です。
中華スマホ小米のドロイド君バッテリーアクセサリー屋さんのなかにはケーブルやクレードルなどを売っているお店もあります。こちらはそんなお店で見つけたドロイドくんの絵の入ったバッテリー。実はこれ、中国で絶大なる人気のスマートフォンメーカー“小米”の互換バッテリーだそうな。
こんなものまで出るなんて小米って中国じゃメジャーなんですねぇ。なお小米ってなに? って人は以下をぜひ読んでみましょう。
ほしいけど買えないOPPOのディスプレーここでちょっとスマートフォン屋さんのほうに行ってみることにしました。最近は数多くの中国メーカーがスマートフォン市場に参入。なかでも音楽携帯で有名なOPPOはビジネス向けのスマートフォン、Findシリーズを出しています。
ちょうどそのOPPOの製品のショーケースに置いてあったのがこのドロイドくん置物。
「売って売って、いくらなの?」と店員さんに尋ねたのですが「これ売れないんだよね」と撃沈。この手のメーカーの宣伝用ドロイドくん人形はいろいろ出てきているのですが、どれも買えないのが悲しい……。
店員さんのモトローラのドロイドくんポットが激しくほしい!店員さんはそう言いながら、小さいポットに入ったお茶を飲みはじめました。ってそれちょっと見せてー! それもドロイドくんじゃないですか! しかもモトローラロゴ入りだぞ。これも当然非売品なの?
「ごめん、これも売れないんだよね。てかもう使ってるし」
うーん、入手できないとなるとなおさらほしくなっちゃうのですが、この2つばかりはお金出しても買えないみたいです。
スマホ3台を立てられるドロイドくんスタンド失意のままに、またアクセサリー関連のビルに戻りました。足取りが重い……。今度は携帯電話のスタンドを専門に扱っているお店に突入。するとありましたよ、いいアイテムが。
ドロイドくんのイラストがあちらこちらに書かれたスマートフォンスタンド。透明アクリル製で見た目もきれいです。一度に3台を立てかけられるので、スマートフォン複数所有者にもうれしいアイテムでしょう。
中華女性スマホ、DOOVのモックでおしまい最後は大型家電量販店に立ち寄って、再び中華スマートフォンをチェック。各社のモックアップにはドロイドくんの絵が描かれたものが多いのですが、このピンクのドロイドちゃんは女の子。これは女性向け端末専業メーカーDOOVのモックなんですね。中国じゃ女性向けだけでもメーカーが成り立ってしまうくらい、スマートフォン利用者が多いんですよ。
すべてをひと通り見終わって、気がつけば4時間くらいが過ぎていました。こうしてひと回りするだけでも結構な数のドロイドくんグッズに出会えるものです。1ヵ月前には見かけなかった新製品も出ているなど、ドロイドくんグッズも日々新しいものが出てきているんですね。こりゃ深センのドロイドくん探しは夏休みだけじゃなく、年間通して行なう必要がありそうだなぁー。
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