早速、ひとつ前のRelease Preview版(以下RP版)とどの程度違いがあるのか確認してみたが、それほど大きな違いは見つからないようだ。
見た目の細かい違いとしては、デスクトップテーマからAeroテーマがなくなり、ウィンドウの周囲は透明ではなく、角も丸くなくなっている。これはメトロスタイルアプリケーションとデザイン上の整合性を取るためで、単色のウィンドウ枠(タイトルバーとボーダー)が使われるためだ。さらに、スタート画面やデスクトップ用の背景画像が追加されている。
↑Windwos7でいうところの“ベーシックテーマ”のみに。見てわかるように透明化がなくなり、ウィンドウの角は直角。また、ウィンドウ枠が半透明でなくなったことで、ウィンドウの周囲にあった影の表示もなくなった。
↑個人設定の“Windowsの標準のテーマ”は3種類用意されている。
↑デスクトップの壁紙は完全に一新された。マルチディスプレイ用の横長の画像も2枚含まれている。
機能面では、ついにデスクトップガジェットがなくなった。RP版までは、コントロールパネルやデスクトップでの右クリックからガジェットの追加画面を開くことができたが、評価版ではどちらも出来なくなっている。
それぞれがJavascriptなどで動作するガジェット機能に関しては、消費電力の問題が指摘されていた。昨年ぐらいからMicrosoftのギャラリーが閉鎖されるなど廃止の方向に向かっていたため、これで廃止が決定的になったといえるだろう。
↑Windows 8のデスクトップ画面。従来あったデスクトップガジェットは、メニューやコントロールパネルから項目がそっくり消えてしまった。
メトロ側では、壁紙やスタート画面の背景に新しい画像が用意されている。金魚やチューリップの絵など、これまでのプレビューで使われていた画像がなくなっているが、RP版で、Microsoftアカウントを利用していた場合は、アカウントの同期機能を使って設定されるので注意しよう。
↑スタート画面には大きな変更はなく、標準でインストールされているアプリなども同じ。
↑ロックスクリーン用のサンプル背景画像はカッコ良く入れ替わった。
↑スタートメニューに背景画像が追加された。RP版同様に落ち着いた模様もあるのだが、基本的にはポップで派手な画像が追加されている。メトロスタイル全体の色と柄を好みの色に簡単にカスタマイズできる。
↑画像を設定するとこのようにスタートメニューがカラフルで楽しそうになる。
↑Windows Storeが正式サービスとなり、有料のアプリケーションの配布も開始されている。